昨日は、大人のレッスン生Sさんのレッスンでした。
Sさんは、かなりのキャリアウーマンです。
中国の大学を優秀な成績で卒業された後、東京大学の大学院で学ばれ、
今は外資系の会社で活躍していらっしゃいます。
そして、6月18日の記事にも書きましたが、
「ファの♯」を上品な音!と表現する程の、素晴らしい感性をお持ちです。
そのSさんは、グノー作曲のアヴェ・マリアが大好きで、絶対ピアノで弾きたい!と
レッスンに通っています。
そのSさんが、昨日は「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」を練習してきました。
「この曲いいですね。アヴェ・マリアと併せて、少しずつ練習しています。」
と言って、片手だけ披露してくださいました。
そして「この曲は、本当にいい曲です。 練習していて、癒やされます。」
と言うのです。
「そうですね。 切ない感じが、心に染みますね。」
「この曲は、非常に日本的な感じがします。日本人にしか作れない曲だと思います。」
「まあ、そうですか。 そんなに日本的ですか。」
「はい、日本版アヴェ・マリアのような、そんな雰囲気を感じます。」
中国人のSさんの感性に、私は感動しました。
私達が何気なく聴いている「天空の城ラピュタ」の主題歌を、Sさんは、
日本的な旋律、日本人の心の表れ、そしてアヴェ・マリアに通じる崇高な曲~
とまで感じてくださったのです。
Sさんの、外国人ならではの発想と、素晴らしい感性に、改めて敬服したのでした。