20代の頃は、随分と色々な方達とアンサンブルをさせて頂きました。
一番多く合わせて頂いたのは、マリンバのK先生です。
K先生は、東京でご活躍なさっていたのですが、
40歳を目前にして、故郷であるM市に戻っていらっしゃったのです。
私は、K先生の伴奏者として、色々な演奏会に出演させて頂きました。
ホールや教会、ホテルでも演奏会を行いましたが、一番多く出演したのは
やはり、M市内の小中学校と特別支援学校での“音楽鑑賞教室”だったと思います。
2人で、市内の公立学校は、ほとんど廻りました。
K先生は、マリンバの実力も素晴らしいのですが、お喋りもお上手で、毎回とても好評でした。
ですので、2回、3回と訪れた学校もあったように記憶しています。
その時に一番印象に残っているのは、やはり、特別支援学校を訪れた時のことです。
音楽に合わせて、一生懸命に手拍子を打つ子ども達と、
それを見守る先生方の優しい眼差しに、私は非常に心を打たれました。
初めて特別支援学校のサマースクールに参加した時(5月12日の記事)の衝撃。
そして“音楽鑑賞教室”で出会った子ども達と、先生方との巡り会い。
この2つの出来事が、いつか私も障がい児教育を!と思った、
大きなきっかけになったように思います。