ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

音楽と文学 ~読書の秋に

2016-10-04 | 読書、文学など

10代の頃は、本ばかり読んでいました。
日本文学は読みやすく、かなり読んだと思います。

もともと、文章を読んだり書いたりする事が好きだったので、
高校生の頃は、現代国語の時間が楽しみでした。

高2と高3に習ったS先生は、博識で、尚且つハッとするような美人さんでした。

どれ位美人さんだったかと云うと~
今は亡き有名俳優Mさんが若い頃、S先生に好意を寄せて、
何度も先生の許を訪れては“交際を申し込んだ”と云う逸話まで残っている程です。

さて、そのS先生は、何時も新しい単元に入る度に、
それを書いた作家の、生い立ちやエピソードをお話ししてくださいました。

そのお話しを聞いてから文章を読むと、その奥にある意味を想像出来て、
私は益々、現代国語の授業や、読書が好きになりました。

しかしS先生は、
「気を付けなくてはならないのは、文学の中には、作者の生い立ちや経験とは関係無く、
純粋に、文学として味わうべき物も、沢山有るのです。」
とも仰いました。

 

ピアノを弾く時、音楽を聴く時、そしてレッスンをする時、
私はなるべく、その曲が作られた頃の、作曲家のエピソードを調べます。

そうする事により、音楽に対するイメージが膨らむからです。

しかし、そのイメージを強く持ちすぎて、音楽が独りよがりにならないように~とも考えます。

10代の頃に教えて頂いたことは、自然と身に付くのでしょうか。
私はS先生の影響を、随分と受けていたようです。

音楽と文学~改めて、その共通性を思う読書の秋です。

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