今回は、ゴールドワックス・レコードのJames Carr/ You got my mind messed upです。赤鬼のようなインパクトのあるジャケット、アトランティック系の人達みたいな時代に愛された無邪気な明るさのようなものがない分、味わいが前面に出て来たのでしょうか。「あっちは向日葵、こちらは野に咲く月見草」と言ったかどうかわかりませんが、カムバックして結局オーティスより永く歌うことになるとは、この日本盤が出たあと来日した時にも思いもよらなかったでしょう。
この夏くらいだったと思いますが、テレビ東京の「美の巨人たち」という番組で梅原龍三郎の話をしていました。
20歳くらいの梅原青年は、南仏カーニュのコレット荘に画家ルノアールを突然訪ね、作品を見てもらって気に入られ、それ以降幾度となく訪れて勉強させてもらったそうです。
その初対面のときに、ルノアールが梅原青年に「君は色が使えるね」だか「君は色彩を持っている」と評価したと小林薫さんが言ってたように記憶しています。(違っていたらごめんなさい)
2年くらい前、他社の方が「このスーツ買ったんだけど、なんか合いそうなネクタイ余ってない?」というので、よく色柄を記憶させてもらって、次回会う時に5本くらい用意して行きました。
そこの店にその方よりさらに年上の店長みたいな人がいて、自他ともに認めるお洒落でない人でした。特に他からは、普通の一般人よりすごいという業界人としては嬉しくないお墨付きまで貰っていたようで、ある意味無敵です。
その方がネクタイを持って行った日にいて、身につける本人以上に、「こっちがいい」とか「あっちがいい」とか、かなりはっきり好みを言うんですね。
その時初めて気づいたのですが、「そういう人はちゃんと選択しないから、その状態なんだ」と私は思っていたようなのです。しかし実際は「積極的にそういう状態になっている」というシンプルな答えに行き当たりました。
折角の良い話から、脱線して卑近な話へ逸れてしまい、戻れなくなりました。
「色が使える」話からこうなったわけじゃないですが、鮮やかな青の朱子織に花のモチーフのタイ。ブルー無地のBDシャツ。
この夏くらいだったと思いますが、テレビ東京の「美の巨人たち」という番組で梅原龍三郎の話をしていました。
20歳くらいの梅原青年は、南仏カーニュのコレット荘に画家ルノアールを突然訪ね、作品を見てもらって気に入られ、それ以降幾度となく訪れて勉強させてもらったそうです。
その初対面のときに、ルノアールが梅原青年に「君は色が使えるね」だか「君は色彩を持っている」と評価したと小林薫さんが言ってたように記憶しています。(違っていたらごめんなさい)
2年くらい前、他社の方が「このスーツ買ったんだけど、なんか合いそうなネクタイ余ってない?」というので、よく色柄を記憶させてもらって、次回会う時に5本くらい用意して行きました。
そこの店にその方よりさらに年上の店長みたいな人がいて、自他ともに認めるお洒落でない人でした。特に他からは、普通の一般人よりすごいという業界人としては嬉しくないお墨付きまで貰っていたようで、ある意味無敵です。
その方がネクタイを持って行った日にいて、身につける本人以上に、「こっちがいい」とか「あっちがいい」とか、かなりはっきり好みを言うんですね。
その時初めて気づいたのですが、「そういう人はちゃんと選択しないから、その状態なんだ」と私は思っていたようなのです。しかし実際は「積極的にそういう状態になっている」というシンプルな答えに行き当たりました。
折角の良い話から、脱線して卑近な話へ逸れてしまい、戻れなくなりました。
「色が使える」話からこうなったわけじゃないですが、鮮やかな青の朱子織に花のモチーフのタイ。ブルー無地のBDシャツ。