Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

牧島さん

2010-08-09 | Soul
 週末はお祭りで、金曜日から金髪先生が本牧神社でヤキソバを担当してると聞き夫婦で行ってみると、早過ぎたせいか先生はワンカップ片手に大音量のアバで踊ってました。

土曜日には若井さんがヴィンテージの靴を見に行きませんかと誘ってくれたので、ナプレでピッツァ・マルゲリータを食べてぶらぶら寄り道した後、九十年前からこっちに作られたAldenを見せてもらって来ました。夜は横浜で会食。



七時半に牧島さん、白井さん、若井さんとオープン四カ月目に入ったトラットリアへ。
最初の話題は「古今東西ひどい目にあった自慢」。人生の先輩お二人を差し置いて若井さんが堂々優勝したので、御褒美は届いたばかりという旧地中海仕立服社の秋冬ブローシャー。その後は、アパレルの大先輩の胸をお借りして、色々可笑しな話で盛り上がりました。

服の話になると、他では必要な前段階の説明がいらないので面白いエッセンスだけの話ができて、密度の濃い楽しい一時です。
白井さんは短いヴァカンツァの後で何時にも増して快調ですが、二人して出て来ない固有名詞があって歯がゆい思いをしました。

牧島さんは普段から几帳面なお仕事振りと、細かい配慮で気遣っていただいてます。
昔、ちょっとした予算で何か買い物したい日に牧島さんの所を訪ね一通り見せてもらうと、こちらの顔つきから目ぼしい物がないと察して「ときには無理に買い物しなくてもいいんでは」と、他で聞けないような一言をさらっと言ってくれます。
緩急を心得て店の信用を高め、多くの方々に信頼される接客のプロです。

仕事同様豊かな趣味を突きつめて、年中行事のように聴く音楽があると聞いていたのでご本人に確認すると
「元旦の朝はイエス、海洋地形学の物語一曲目の神の啓示、春一番が吹いた日には吉田拓郎の『元気です』。独り静かに人生を考えるBGMはピンク・フロイドのライブ・アット・ポンペイ。雪降った朝に聴くのはキャメルのヌード、落ち込んだ気分をこれ以上はない気分に落ち込ませるのはキース・ジャレットのケルン・コンサートでした。気分をアゲアゲにするのはスティーヴ・ウィンウッドのクロニクルズ。イェー」
と深いものも混じるご陽気な回答。

お店にいらっしゃらなくなると、寂しがる方々がさぞ多い事でしょう。



画像のCDケースは、楽屋におけるテンプス。

Comments (2)
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