Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

BC級

2020-05-07 |  その他
既に休業から1ヶ月、いかがお過ごしでしょうか。
ご家族で観るのに「イースター・パレード」いいですよなんて書きましたが、最後の段ちょっと嫉妬心を目覚めさせてしまうというか、植え付けてしまう可能性があるから、女の子のいるお宅にはどうかななんて後から心配になりました。
仮にご家族でご覧になったら、今お子さんに人気だというYouTuberでなく、タップダンサーになりたいと言いだす可能性もゼロとは言えません。

先日ヒマに任せて、そのYouTubeで観たことのない映画を探していたら、アメリカの人たちが上げているいわゆるプログラム・ピクチャーみたいなのがかなりあります。
おそらくB級C級の犯罪・推理映画ですが、順次新しくあげる人がいることを考えると、'30〜'50年代の作品だけでも観きれないかもしれません。
全部が全部お洒落の参考になるわけではありませんが、観はじめると何となく最後まで観てしまうということもありますから、書いておいてなんですが要注意です。

カラー化というより着色と言ったほうがいいような出来の作品がけっこうあって、それがまた雑な仕事で肌色がグレーになったりするので、笑ったりツッこんだりして観ました。



そういうのを観て思い出したのは、この本です。
レイモンド・チャンドラーの作品を読むと、裏のある厄介な感じのナイトクラブ経営者というのがしばしば登場します。
後からフィリップ・マーロウが巻き返して読者の溜飲を下げてくれる、あるいはスパイスとして必要な存在ですが、上の清水俊二さん訳の本を読むと、その出所について触れていました。
実際にチャンドラーの住む西海岸には、そういったタイプの経営者による怪しい店があって、そこからヒントを得たそうです。
それを読んでからも読む前も、頭の中でそのイメージにつながっているのはL.フェロウズの下のイラストです。


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