1995年に出た「サライ・インタビューブック黄金の時代」というのを パラパラ見ていたら、法隆寺薬師寺寺社番匠大工(宮大工棟梁)西岡常一 氏のインタビューを見つけて、読み終わるとすぐ もっと読みたくなって、新潮文庫「木のいのち木のこころ」を出して来ました。
この本は、繊維を扱う方々にも是非読んでいただきたい話が随所に散りばめられています。専門的な方にはいちいち腑に落ちる言葉があり、まだ経験をスタートされて日の浅い方にとっては将来きっと身になるであろう話で、またその時読み直したくなると思わせるような内容です。すぐに結びつき難いかも知れませんが。
具体的には、輸入した繊維を安定させたり、製品にする中間の工程でも休ませたりする事について、また繊維や生地の設計などに各々通底するような思想が、飛鳥時代に法隆寺などに携わった工人の知恵の中に息づいているだけでなく、自然観・経験の伝承などもっと普遍的な意味を持つ事柄についても示唆してくれているように感じます。
ちょっと硬い話になりましたが、画像のウェスは触れる必要もないくらい有名な盤ですね。
タイはウール60%、シルク40%、ポケット・スクェアもシルク・ウール。
この本は、繊維を扱う方々にも是非読んでいただきたい話が随所に散りばめられています。専門的な方にはいちいち腑に落ちる言葉があり、まだ経験をスタートされて日の浅い方にとっては将来きっと身になるであろう話で、またその時読み直したくなると思わせるような内容です。すぐに結びつき難いかも知れませんが。
具体的には、輸入した繊維を安定させたり、製品にする中間の工程でも休ませたりする事について、また繊維や生地の設計などに各々通底するような思想が、飛鳥時代に法隆寺などに携わった工人の知恵の中に息づいているだけでなく、自然観・経験の伝承などもっと普遍的な意味を持つ事柄についても示唆してくれているように感じます。
ちょっと硬い話になりましたが、画像のウェスは触れる必要もないくらい有名な盤ですね。
タイはウール60%、シルク40%、ポケット・スクェアもシルク・ウール。