Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

袖の形状

2011-02-04 | Blues
 日常、食べる物と着る物くらいには季節感が欲しいと人並みに願っています。
長引く不況とトレンドのせいでしょうか、ここ何年もずっと黒っぽい・薄いものばかり目立つ所が多いように感じます。
フランネルやツィードっぽい物はもうしばらく出番がないのかと思ったら、他所でやっていないから面白いように売れたという所があって、アンテナの問題かとも思いました。



上着の袖の形状がズドーンと太いままというのも、あまり格好が良くありません。
特にサイズが小さいと当然袖も短くなり、筒っぽい感じが助長されます。

イタリアにも男性的な上腕をすこし強調した袖の形状をもつ既製品はありますが、袖口にむかって程よく先細りになっていたり、バランスを感じさせます。

余程の完成型でない限り少しづつマイナーチェンジを繰り返し、理想型に近づけようと進化させることも必要です。
そこにはアームホールの形状・大きさの調整がセットでついてきますが、多分、昔と違って手本となる既製品もあり、理解も深まっているはずです。
勘違いしてただ細いだけだと、着づらい事この上ありません。

何十年も前のゲーリー・クーパーの袖をご覧ください。
むろん腕も長いし仕立服ですが、袖は今ならBoglioli K. Jacketのような形状に見えます。




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