Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Little Feat

2010-08-14 | Rock
 木曜の夜一時頃就寝すると、外で秋の虫が鳴き始めました。
どうやらまだ一匹だけみたいですが、やはりそんな時期になったようです。

子供の頃ひと夏プールに通えるパスを買い与えられ、マグロじゃありませんが毎日のように泳ぎ続けるというかプールで遊んでいました。ある日水から上がると、風が昨日までとは違っていることに気づきます。
それがたいてい八月十五日頃のことで、子供心にも夏が終わりつつあるのを寂しく感じました。
でも、そこからも暑いことには変わりありません。

ところで日本人には心地良く聴こえる虫の音も、外国人には騒音にしか聴こえないという分析を聞いた事があります。その人の環境次第だと思いますが、本当のところはどうでしょうか。



高校の同窓生の彼氏で二十歳ごろ知り合った勇治君という人とは、その後も私の方だけ付き合ったというのも変な表現ですが、よく一緒に遊びました。
その彼が音楽好きで、歩いていると「今○○聴きたいね」とか、いくつか特にお気に入りの曲がありました。
その一つがリトル・フィートの「Willin'」です。

リトル・フィート以外にも西海岸で吹き込まれた様々なアーティストを達者な演奏で支えたビル・ペインのプレイには、痛快なものがたくさんあります。リトル・フィートのコンビネーションを聴くと、そのエッセンスは十分に味わえます。


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大自然の凱歌  ハワード・ホークスPt.4

2010-08-13 | Rock
 ソフトバンクのCMにグランド・ファンクのロコモーションが使われているのを聴いて思い出したのは、ノベルティー・タイプの曲が得意だったコースターズの「ヤング・ブラッド」をカバーしたバッド・カンパニーの演奏でした。

ここの部分は後から書き足していますが、きょう帰って大変驚きもし嬉しかった事がありました。フリーの話も吹っ飛んでしまいましたが、ご自由にお持ち下さいって感じになります。。
でも今日の出来事については糠喜びになってしまうといけないので、またの機会にしましょう。



「大自然の凱歌」は1936年のサミュエル・ゴールドウィン作品。
監督はハワード・ホークスでスタートしましたが事情によりのちにウィリアム・ワイラーに引き継がれ、ダイナミックな木材伐採から搬出シーンのドキュメンタリー・タッチに思わず引き込まれるくらい快調ですが、途中から文芸調というか百八十度違うタッチに観終わってあらためて気づき二度美味しい?という作品です。

邦題のイメージと異なり、原題は「Come and get it」という開拓時代のメンタリティーを一言で表現したようなタイトルで、エドワード・アーノルド、ジョエル・マクリー、ウォルター・ブレナンに他であまり見かけないフランシス・ファーマーという女優さんが不思議な印象を残します。
この人は「女優フランシス」という映画にもなっていましたが、私は観ていません。



若い娘の好きなおじさんが観ると、最後のくだりは身につまされてエドワード・アーノルドと一緒に泣けるかも知れません。

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Steve Winwood

2010-08-12 | Rock
  先日マーリナ・ショウのライブについて感想を聴いていたら、話はライノから出たDelaney&Bonnieのボックス・セットになり、いつしか次にナマで聴きたい人は誰?なんて話題に移りました。そこで上がったのがスティーヴ・ウィンウッド。

声がイィー。顔がイィー。全国一千万の女性ファンから黄色い声がとんで来るような錯覚を覚えます。
でも芸事の好きな志多楼さんだけは、「次は広沢虎造かガーマルチョバかゴールデン・ハーフ」と言って譲りません。



昔読んだ塩野七生さんの歴史に関するエッセイの中に、これ以上望めないだろうと思われたどんな有能な人の後でも、人材は現われるものだという話があったように思います。

永いスパンで歴史を渉猟されて書かれた結果かと思いますので、希望的観測からも信じたい気持でいっぱいです。
しかしここ数代の国のリーダーをみていると、塩野さんの説を裏書きするようには思えません。トンチでもないでしょうが、最初の“有能な人”が先ず現われて筋道が出来ていないからでしょうか。

子供の頃、将来何になりたいかという問いに総理大臣と答える子が学年に一人くらいいて、何故かその子がそのまま大臣になってしまったような現実が少し前まで続きました。

民間では最近、世襲の経営者だけでは危ないと公募する企業が話題になっています。
少しは塩野さんの説を裏付ける胎動といえるでしょうか。
あるいは古代の歴史に比べスパンが短過ぎて、その変化が見えにくくもっと待たなければならないものか。

もしかしたら私の読み違いだったかも知れません。
ヤマブキ色のタイを見て、そんな取り留めもない事を思いました。


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Otis Clay

2010-08-11 | Soul
 先日取り上げたSpencer WigginsのFame録音を収めたFeed the Flameに懐かしい「Holding on to a dying love」を見つけた時、ちょっと意外な感じもしたのですが、昔その曲を聴いていたのが画像の盤です。
来日した時のライブでももちろん歌っていました。

現在療養中の桑田さんが、昔この盤のタイトル曲を歌っていました。その出所は多分これをカバーしたボブ・シーガーのかも知れませんが、礼を返してオーティス・クレイはご存知のようにエリーを歌いました。
私の周りにも寅さんファンが多いので、桑田さんには早くよくなって頂きたいですね。



二転三転していた夏休みの予定がようやく固まりました。
皆さまには、今週から夏休みという方も多くていらっしゃるかと思います。
休みの時期がずれている私が誰もいない虚空へ向かってこんな事書いていると、俊寛が沖へ向かって叫んでいる図とダブります。

なんて書いていたら、TV朝日で富川アナウンサーが顔に雨の礫を受けながら現地から台風のレポートを送っています。最近あちらこちらに行かされる役みたいですが、いつもながらそんな画が必要なのかと不思議です。どこかの局で犠牲者が出なければやめないかもねと夫婦で言ってます。とりあえずガンバレとつぶやいてみました。

そういえば、あることないことではありませんが書いた相手の方から続けてコメントいただき恐縮です。
この次はサニー・ボーイかアニェッリか。ちょっと無理ですね。


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マリリン・モンローです。

2010-08-10 | Soul
 昨晩、七つの趣味を持つ男・牧島さんからブログ見ましたとメールいただいて、コメントも書いたからとありました。
普段、温故知新からか昔の人について書くことが多いので、ご本人からコメントが帰って来るのは新鮮な感覚です。
例えばG・クーパーやアステア、ローレンス・フェロウズといった人からリアクションはあり得ないのに、或る日「こんばんは、タワラ・コータローです」ってコメントが入っているような。



昔のワイド・ショーで事件解決の為に霊媒師のような人の口をかりて、亡くなった方の見たものを語らせるというコーナーがあったそうです。

ある日のそのコーナーで、本題の事件について尋ねたものの早めに終わってしまい、折角だから霊媒師に他の人を呼んでもらおうという想定外の展開になり、時代が時代なのでスタジオにいた人が「マリリン・モンロー」とリクエストしてしまいました。
霊媒師がいつもどおり苦悶の表情をうかべ何やら唱えると、しばらくして「わっ、わしじゃ。マリリン・モンローです。」と折り目正しく名乗ったそうです。
この話はタケシさんもTVで昔よく笑い話にして、伝説化されています。

先ほどの話ではありませんが、自分が取り上げたような人々について聴いてみたい事は山ほどあって、それを少しでも埋めるために関連した本を読むのかも知れません。

画像の盤は1976年ドロシー・ムーアの「Misty Blue」。


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牧島さん

2010-08-09 | Soul
 週末はお祭りで、金曜日から金髪先生が本牧神社でヤキソバを担当してると聞き夫婦で行ってみると、早過ぎたせいか先生はワンカップ片手に大音量のアバで踊ってました。

土曜日には若井さんがヴィンテージの靴を見に行きませんかと誘ってくれたので、ナプレでピッツァ・マルゲリータを食べてぶらぶら寄り道した後、九十年前からこっちに作られたAldenを見せてもらって来ました。夜は横浜で会食。



七時半に牧島さん、白井さん、若井さんとオープン四カ月目に入ったトラットリアへ。
最初の話題は「古今東西ひどい目にあった自慢」。人生の先輩お二人を差し置いて若井さんが堂々優勝したので、御褒美は届いたばかりという旧地中海仕立服社の秋冬ブローシャー。その後は、アパレルの大先輩の胸をお借りして、色々可笑しな話で盛り上がりました。

服の話になると、他では必要な前段階の説明がいらないので面白いエッセンスだけの話ができて、密度の濃い楽しい一時です。
白井さんは短いヴァカンツァの後で何時にも増して快調ですが、二人して出て来ない固有名詞があって歯がゆい思いをしました。

牧島さんは普段から几帳面なお仕事振りと、細かい配慮で気遣っていただいてます。
昔、ちょっとした予算で何か買い物したい日に牧島さんの所を訪ね一通り見せてもらうと、こちらの顔つきから目ぼしい物がないと察して「ときには無理に買い物しなくてもいいんでは」と、他で聞けないような一言をさらっと言ってくれます。
緩急を心得て店の信用を高め、多くの方々に信頼される接客のプロです。

仕事同様豊かな趣味を突きつめて、年中行事のように聴く音楽があると聞いていたのでご本人に確認すると
「元旦の朝はイエス、海洋地形学の物語一曲目の神の啓示、春一番が吹いた日には吉田拓郎の『元気です』。独り静かに人生を考えるBGMはピンク・フロイドのライブ・アット・ポンペイ。雪降った朝に聴くのはキャメルのヌード、落ち込んだ気分をこれ以上はない気分に落ち込ませるのはキース・ジャレットのケルン・コンサートでした。気分をアゲアゲにするのはスティーヴ・ウィンウッドのクロニクルズ。イェー」
と深いものも混じるご陽気な回答。

お店にいらっしゃらなくなると、寂しがる方々がさぞ多い事でしょう。



画像のCDケースは、楽屋におけるテンプス。

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Come Rain or Come Shine

2010-08-07 | Jazz
 金曜現在、今週は四日連続で強烈な日射しが降りそそぎ、外へ一歩踏み出すと強い照明を当てたみたいに白っぽく見えて目が痛いくらいです。
人によってはジャケットなどに汗が染み出て、いやが上にも暑さを盛り上げます。
昔、火傷しそうな亜熱帯がどうしたとかいう歌がありましたが、もう一階級特進しているような気候と言えるかも知れません。


少し日が陰った時間帯の草むしりでも、状況によっては熱中症になってしまいかねないとのことです。ここは一つ所さんも雨降りの日まで我慢した方がいいかも知れません。

先週外出先から帰る途中、何年振りかでずぶ濡れになってしまいました。
びしょ濡れのシャツが肌に貼りつく感じが、雨中のサッカーを思い出させます。
荷物の中にちょっと濡れては困る品があったので100%は楽しめませんでしたが、もし手ぶらならさぞかし楽しかっただろうと思いました。
子供じゃあるまいに、雨中でぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷしていたら熱中症以外のものを疑われそうですが、草むしりなら見逃してくれるでしょうか。


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Dance Little Sister

2010-08-06 | Jazz
 このLPジャケットを見て思い出したのは、昨年の11月20日に書いた山田宏一さんとフランソワーズ・ドルレアックの話です。みんなの中で退屈そうに見えた山田さんをドルレアックはフロアに引っ張り出してくれたそうですが、想像するだけで嬉しくなるような何ていい場面でしょうか。



アリ・オリー・ウッドソンが亡くなったとサチコさんがメールくれた時、You Tubeで動くアリーが見られますよと教えてくれました。ブログ書いてますがほとんどそれ以外PCに向かわないので、新鮮な思いで動くアリを捜してみるといました。
長い手足を心持ちぶっきらぼうに振り回すみたいに、他のメンバーと振りを合わせる姿を見ていると亡くなったように思えません。

そのあと関係ないG・Hのダンス見ていたら瞼に焼き付いてしまいました。

忘れていましたが、冒頭に取り上げた回でトリュフォー監督の「柔らかい肌」について書きました。その中でフランソワーズ・ドルレアックが踊る場面があり、山田さんとのお話とダブるシーンです。


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いつもより多めに干してます

2010-08-05 | Jazz
 先日宇宙のロマンより、食への興味がまだ優勢を保っているんじゃないかと書いた後、探査機はやぶさの持ち帰った物の展示会が始まりました。
ニュースでは長蛇の列が映し出され、思った以上にパンのみに生くるにあらずの人が多いのか子供の夏休みの宿題を兼ねているのか、食の優位が揺らいで来そうに思えました。



二日続けて最高の日射しでしたので、趣味の一つが梅干し作りという家内はこの期をのがさず春に漬けた梅干しを干しました。
梅に限らず干して美味しくなるものには、普段からたいへんお世話になっています。
以前書いたいちじくやブドウや柚子の皮は比較的コンスタントに置いてますし、家内の好きな富澤商店には他にも様々なドライ・フルーツが並んでいます。

そういえば南伸坊さんの本だったかに、目をつぶって干しアンズと肘の皮膚がたるんだ部分を触り比べると、錯覚するくらい似てるという話があったように思います。
超お役立ち情報でした。

昨日お邪魔したブライアンメイ牛山さんが、「普段あまり外食しないけど何でか判る?」と謎かけしてくれました。一向に心当たりがなく降参すると、答えは「食べてすぐ横になりたいから」。
さすがブライアンメイ牛山さんです。反芻してました。


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幻聴

2010-08-04 | Others
 昨日は久々に強い日射しが照りつけ、黒い影がくっきりと出来るほどでした。
迎えに来てくれた健ちゃんの車に流れるテレサ・ブライトの涼しげな歌声も、その暑さを和らげるまでには至りません。



子供の頃、図鑑で見たクマゼミをぜひ捕まえてみたいと思っていましたが叶いませんでした。

十五年くらい前から毎年関西へ出掛けるようになると、一時期TVCMでやっていたみたいに「ビャクヤ、ビャクヤ、ビャクヤ」と幻聴がきこえて来そうなほど鳴き続ける無数の蝉がいました。
単体では「シャー、シャー」というような鳴き方なのに、数年毎の大発生などピーク時には鳴き声が凄い塊となって襲って来ます。それがクマゼミで、もちろん今では捕りたいなんて思いません。

実はこの一週間くらいの間に、未明なのにすぐ近くで蝉が鳴いて、二回睡眠を妨げられました。
子供の頃の報いでしょうか。


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レオポン

2010-08-03 | Others
 昨日は珍しくやることが繁多で、適当なところでお茶を濁し失礼しました。
夕方からは波平夫妻とサチコさん噺家の志多楼さんから、先日行ったというマーリナ・ショウのライブの話を聴きました。
私は今回行けませんでしたが、昨年と同じバック・メンバーで素晴らしく癒されたということです。
お土産にギターのDavid T. Walkerに関するものをいただき、今も横に置いて眺めながら書いています。



みんなの話を聞いていたら、このブログの字の部分を意外に本人が忘れているとこまで読んでもらっていたので、適当に書いたところは恐縮しました。でもメインは画の方ですよーって小さい声で言ってます。

音楽の話では波平君はもちろん、昨年のマーリナ・ショウのライブ以来、家で音楽を聴いていても演奏の部分まではっきり聴こえて来るようになったという奥さんも、マニアの道をまっしぐらです。趣味が深まるのは楽しいに違いありません。


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白戸次郎 落選

2010-08-02 | Rock
 こんばんは。禁煙してもしなくてもヤニ・ツェンです。



先日サチコさんが「スカを引きに行く」というので、当りをよその人に譲るのかと思って奇特な趣味だなと思ったら、「スカを聴きに行く」が正解でした。

白っぽいものをアップし続けていたら、抜け出せなくなりました。
この陽気では仕方ないかも知れません。

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