森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

MBSと上方文化

2010年08月23日 23時46分35秒 | 脳講座


スパモク !! 運命の選択

が放送される「2010年8月26日(木)19:00~20:54」の時間帯は東朋香芝病院で講演のため、ビデオをセットしようと思えば、なんと・・・その日は近畿圏は「MBS開局60周年記念番組(第8回MBS新世代漫才アワード)」が放送されるようです。恐るべし、MBS、さすが上方文化。残念ながら近畿圏では見ることができないようです。どっか別で放送されればよいのですが・・・


日記:母の死を経て

2010年08月22日 08時10分28秒 | 日記
木曜日に高知から熊本に入り、母親の三回忌を終えました。
母の死から2年。
それよりも2年の闘病時代の印象が強い、
病で倒れ、リハビリテーションの名のものきれいごとが並べられる事実に、
腹を立てた自分がいました。
それがあったからこそ、今があるのだと思います。


患者の家族の気持ちにセラピストがなりえることはできない。
杓子定規に一般論を並べても、
その家族がどのような生き方をしてきたか、来歴も情報として入れ、
コミュニケーションを変え、どのようなサービスがベターなのか、
という視点を常に持ち、
いわゆる脳卒中の一般論にあてはめない、
という思いがセラピストには絶対的にかけていると思いました。

私らしさの取り戻しの旅は、患者だけでなく、その家族にもいえるのです。

そんな思いから、「脳を学ぶ(2)」の出版を試みたのです。

沖縄の「オジイ」や「オバア」の私らしさとは、
沖縄人の私らしさとは・・
単にあれは写真と活字のドッキング本ではないのです。

個人を知る。
もっとも大切な脳コミュニケーションです。
しかし、知ったって、応用(行動)できないと意味はありません。
結局は介入が、いわゆる脳卒中に対する杓子定規では。
やはり人生経験の豊富さが必要なのでしょう。
勉強よりも人と会話し、その人の思い、志に触れる、そんなこともし続けないと、
絶対的な奥行きには達せません。
その時、はじめてセラピストでいる自分が自然の成り行きなんだと感じるはず。

今の自分は偶然の産物。
人や自然に生かされている。

自然、人への畏敬の念が生まれれば、患者さん、患者さんの家族に対する視点も変わってくるはず。
その患者さんの家族と出合ったのも偶然であり、その選択が重なることで偶然が生まれたり、
創発現象が生まれたりするのです。



金曜日に三回忌を終え、陸路を経て奈良に帰りつきました。
昨日今日と大学のオープンキャンパスです。


8月~9月の講演スケジュール

2010年08月15日 16時51分10秒 | インフォメーション
東朋香芝病院 講演
2010年8月26日(木) 18:30~20:00
場所 東朋香芝病院
対象 院内スタッフ
テーマ「運動学習」
森岡 周(畿央大学大学院 健康科学研究科 教授)


広島国際大学公開講座「咲楽塾」講演
2010年8月28日(土)15:00~18:00
対象 理学療法士、学生、一般
場所 広島国際大学
テーマ「最近の脳科学と理学療法」
森岡 周(畿央大学大学院 健康科学研究科 教授)

日本理学療法士協会 理学療法士講習会(基礎-理論) -
テーマ 脳卒中理学療法に必要な基本的知識
日時 平成22年9月4日~5日
場所 秋田大学医学部
講師 森岡 周(畿央大学健康科学部)
高見彰淑(秋田県脳血管研究センター)
木下俊文(秋田県脳血管研究センター)

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(応用編)
日時 平成22年9月11日~12日
場所 畿央大学
講師 森岡 周、松尾 篤、冷水 誠、前岡 浩、信迫悟志、谷口 博(畿央大学)

身体運動学セミナー
期日:平成22年9月18日(土)~19日(日)
会場:福岡和白リハビリテーション学院
講師:山本尚司(運動連鎖アプローチ研究所)
樋口貴広(首都大学東京)
森岡 周(畿央大学)、他

日記:お盆休み

2010年08月15日 16時21分48秒 | 日記
12日よりお盆休みに入ってます。
とはいうものの、痛みの文献と格闘中で、
帰省先はネット環境がなく、もっぱらアナログな自分に戻り、
さらに手元にいろんな本がなく、少々「キレ」モードになってました。
週末はほとんど講演のため、お盆と正月だけはちゃんと休む、
そして夏はお盆を軸に2週間は休むと決めていた自分ですが、
ついつい忙しいモードにしてしまい、日本人が抜けないと思っています。
「妖怪いそがし」まではついていませんが、
ネット、メール環境は仕事をついつい増やしてしまいます。
ゆっくり執筆することはできないし、
ましてや、エアコンなしの環境で頑張ろうとしても、すぐにダウンしてしまします。
自然にとけこむように意識しているのですが、堕落してしまう自分がいます。

高知ではもっぱら夜の飲み活動が盛んで、お国柄もありますが、
12日は高校時代の同級生と。
みなさん、変わりません。
いつまでも精神年齢は18歳のまま。
脳はあるピークでエピソードを固める特性があります。
13日は旧職場’高知医療)の仲間、OBと。
業界のこと、学術のこと、出版のこと、些細なこと、サッカーのこと。
もはや自分の家族よりも長くなった旧職場のメンバーは兄弟みたいなものです。
14日は旧職場(近森リハ)の同級生と。
人間とは、リハビリテーションとは、リハビリテーションは私らしさを取り戻すための旅であること、など今や訪問リハでは有名な同級生と語り合いました。
途中、高知リハのメンバーとばったり出会い、叱咤激励をしました。
そして、本日はMIYATAYAの宮田氏と今後の高知、そして文化、よさこいの展開について語ります。
明日はバンド仲間です。

土佐の夜は長い長い。


日記:高知~東京

2010年08月12日 13時38分42秒 | 日記
大学での仕事を終え、一呼吸しながら一時帰省しました。
8月9日、高知はよさこい祭りがスタートし、
台風の懸念もありましたが、無事に開催されました。
昨年も前夜祭が大雨で中止、そして本番も朝まで大雨でしたが、
なんとか開催され、今年もそのような中でしたが、
「よさこいの神様」はいるようです。
しかし、ここ数年、このような天候が続き、
もはや気候が変わってきた模様。
以前は降水率が少ない8月10日、11日でしたが、
ここ数年は違うようです。

8月9日は宮田夫妻と食事をして、
今後の可能性について語りました。
語りあいまではいってないので後日また語り合います。

8月10日は早朝に高知をたち、東京へ。
9時半に東京タワースタジオへ。
旧・芝公園スタジオです。
TBSのテレビの収録に参加し、
脳研究者の一人として収録に出ました。
ディレクターと数分打ち合わせし、
同じパートのコメンテーターの澤口俊之先生米山公啓先生川田浩志先生にご挨拶し、
収録に望みました(川田浩志先生のブログに雰囲気は出ています)。
司会は八嶋智人さん、ウエンツ瑛士さん、ゲストは三田佳子さん、加藤茶さん、岡江久美子さん、小倉優子さん、品川祐さん、ボビー・オロゴンさん、ミッツ・マングローブさんでした。
8月26日(木)19:00~20:55の枠の「スパモク!!」運命の選択で放映されると思います。
2時間枠ですが、5時間収録で、
私たちが担当する「脳活力」はおそらく20分ほどですので、
それに1時間半、収録にかかりましたが、
他のお三方はテレビになれており(澤口さんはホンマでっか!?TV、米山さんはエチカの鏡、川田さんはおもいっきりイイテレビなど)、弁が立ち、
私はいるか、いないかわからん・・かもしれません(笑)。
いや~みなさんの速度には感心しました。
八嶋智人さんの場をコントロールする能力も恐れ入りました。
つくられていないものをつくるという視点では司会者は相当な脳活動だと思います。
八嶋さんは私と同い年なようで、奈良のご出身です。
一度、対談でもしてみたいと思いました。


しかし・・収録前に「脳体操」をと求められ、
「運動イメージ」を用いた体操を紹介してそれをやることになっていましたが、
前の「料理力」がおして、結局、「脳活力」のコーナーが始ったときに、
すべてカットになってしまい、
高知でその体操の作業にとられた時間はなんだったのかと・・・
ややむなしくなりましたが、
これも経験です。
テレビの撮影というのは時間との壮絶な戦いなのですから。
また機会があればと思いますが・・・
そのときは「運動イメージ」による脳活性化が世に出ると思います。
脳は身体(意味)から活性化される、その意味を伝えることができればと思っています。


8月11日に疲れきって高知に帰ってきました。

今日はよさこい全国大会。
大賞は「ほにや」に決定。
ほにやが世に出て20周年、これも想定内。
全国には「君が踊る夏」でほにやの踊りがでると思います。
高知弁満載なので、また映画でもみてやってください。

私は、今日からペインリサーチ(痛みの脳内メカニズム)のため、こもります。
今から2週間で150枚ほど原稿にチャレンジしますが、
100枚ほどが終着かなとも思っています。
なんとしても22日までにはめどをつけたいのですが・・・


ソロモン流

2010年08月06日 10時04分04秒 | インフォメーション
ソロモン流

次回放送:8/8 【古谷千佳子】
次回は、沖縄の漁師「海人」たちを撮り続ける女流写真家・古谷千佳子が登場。
海で漁をしながら生きる海人たちに魅せられ17年前に沖縄に移住。
81歳の海人"サブローおじぃ"のモリで突く原始的なタコ漁からウニ漁、モズク漁で生きる海人と
その家族の深い絆まで、海で暮らす人々の日常を切り取る賢人に完全密着!
さらに美しい海のルーツをたどって西表島へ。
青い海に広がる色とりどりのサンゴ礁、亜熱帯の森に力強く根付くマングローブ、多様な生きものが生息する大自然の中で賢人が見たものとは!?
賢人がレンズを通して伝える海人の暮らしと沖縄の海の素晴らしさに迫ります。