blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

同期の現在地

2024-07-20 21:42:16 | 日記

今日はいつもの担当を離れていつもの現場も飛び出してひたすら体力勝負の仕事にいそしむ日であった。

午前中は人数も少なく途方に暮れていたが徐々に人数が増えて予想よりはずいぶん早く収束することができた。

仕事の中身は単純で人数は多ければ多いほどいい状況であったし、日頃はそれほど接することのない人との接点を持つこともできた。

いまどき土曜が完全休でないのは我が社がどうこうというよりは業界の構造的なものですぐに変わるものでもないだろうが、平日とは違った体験が多いのも土曜勤務の特徴なのでひとつひとつを楽しめたらいいのだと思う。

 

さて、本日はあるメンバーの在籍一周年記念の日であった。

誰かの周年を祝うなどの雰囲気は毛頭ない我が社ではあるが、私がそれを覚えているのは当人と私の入った時期が近いからである。

当人のひと月後に私が入っているが、当人は病欠の期間がひと月ほどあるため我が社で過ごした時間とすれば当人と私はほぼ同じである。

年齢や契約形態こそ違っても入ってきた時期が近いことそれだけで比較の対象にはなりやすい。

ほぼ同時にヨーイドンでスタートした者どうしの「現在地」は果たしてどうか。

同じ時間を同じ場所で過ごして覚えたことできるようになったことに有意な差は果たしてあるか。

 

願わくば差はない、と言いたい。

縁あって近い時期に入った者どうし、互いに高めあって一年前よりも同じくらいずつ仕事がうまくなっていれば私は嬉しいと感じる。

だが現実は違う。

 

ほぼ同期の当人がこの一年で積み上げたものは私と比較してあまりにも少ない。

フォークリフトを一台与えられていながら機能を生かし切る技術がないし、安全確認も十分とはいえず時に激突しそうになるのを何度見たか。

フォークリフトと関係のないところではごく簡単な贈答品の荷造りもできない。

毎朝のように荷造り担当の手伝いはするが荷造りそのものを覚えようとしない。

担当が朝からいない時にただただ立ち尽くす場面も何度見たことか。

しかし、ほぼ同期の意識は当人にはいまだ根強いようで、ある日には私の担当業務に突然黙って入り込んできて担当業務でない仕事を担当者が見ている前で堂々とやってのけた。

他人(私)を意識するあまり、自分が運んでいるものが何なのかの理解すらなく担当者である私に何か聞くこともなくただただ勢い任せで動かれてはたまらない。

 

体調のからみで最近は会社を空ける時間も長かっただけに、せめて出てきた時にはがんばろうと思うのはいい。

が、やみくもに動いたところでことごとく適切でないため至るところからお𠮟りを受けることになっている。

日々の蓄積を怠ったこの一年の穴を埋めることは簡単ではない。

当人のいちばん悪いところは、できないことをできるようになろうと思っていないことだ。

思っていないから当然他人にも聞かないし、できることだけで一日を乗り切ろうとするがそれではヒマな時間がどうしてもできる。

こちらが忙しく動いている時にヒマを持て余してストレッチなど始めることもあるからそれこそたまらないというものである。

 

最近、向こう一年契約が延長になったことをわざわざ人に話している場面を見た。

個人の契約というデリケートな事柄をいちいち他人に言わなくてはならないのは自分に自信がないからである。

自分はまだ組織に必要なんだと認められたと言いたいのであろう。

しかし契約が延長されたからあと一年安泰かと言われればそれは違う。

車検を通ったばかりのクルマが必ず向こう二年もつとは限らないのと同じだ。

 

同じ時期にスタートしたはずの相手の背中はもう霧にかすんで見えない。

それくらいの現在地の差がなぜできたか。

進歩と現状維持、どちらを選んで日々を送ってきたか、今見えているものはその積み重ねの結果としか言いようがないのである。


3連休初日

2024-07-13 21:41:14 | 休日

運よく今週は土曜が休みで、祝日担当は直近の当番であるゴールデンウイーク中の某日に出席していたからここも休みとなり3連休となった。

初日の今日は予報よりは天気に恵まれて外にも出やすかった。

物好きが高じてずいぶんと増えていた古いスマホやタブレットにガラケー、持ってはみたものの結局あまり使わなかった小さなカメラなど、それほど買い取り額も期待できないものばかりをたくさん持って富山市内に向かった。

もともと購入時も安く手に入れていたものばかりで査定がほとんど付かなくても全く問題はなかったのだが、4Gガラケーひとつとデジカメひとつが思いのほか高く取ってもらえ、望外の結果となった。

一部では根強い人気のあるタフネスが売りの某端末には一種類だけガラケー風の折りたたみモデルがある。

しかし製造時期はかなり前だし買った時点でジャンク扱いだったのに、レア機種でしかも人気のあった方の赤色、加えて充電用のクレードルも一緒だったことがよかったのかもしれない。

カメラの方も液晶画面には黄ばみがあったしレンズにはやや汚れもあったと思うのだが、いいのかと思うような値段が付いた。

日本製の人気シリーズだったことが幸いしたとしか考えられない。

 

お金が返ってきたからと言ってパッと使うのは今日のうちはガマンしようと思ったが、最後に訪れた某店には電子キーボードにスタンドと譜面置きが付いて本当にそれでいいのかという値段のものがあったので思わず買った。

ACアダプターが欠品していたことが安さの理由だったようで、家にあるミニキーボードのACは合わず、しかし対応アダプターをネットですぐに見つけてポチったので、間もなく使い始めることができる。

キーボードは今はできないが、過去に50歳を過ぎてキーボードを始めたという立山山麓にある某ペンションのオーナーのことを思い出した。

夜には食事のスペースを少し暗くしてオーナーのピアノタイムがあったのはいい思い出である。

楽器ができるといってドラムだけというのも一般的には理解されがたいところはあるし、各地の駅や空港にあるピアノをさらりと弾いてみたいという思いも湧いてきて、破格の安さを言い訳に衝動買いとなったわけである。

自宅には寝床という抗い難い誘惑があるわけだが、せっかく自宅に専用のスペースを取ったのだから根気よく練習して年内には一曲か二曲はモノにしたいと考えている。

 

衝動買いひとつしたところで今日のところは働かないのに財布の現金が増えるという良き日となった。

ただ、夏の賞与のことは当日(20日くらいか?)になるまで分からないから勢い任せの散財はもうわずかの時間ガマンである。

あるならあった、ないならなかった、結果が分からないと大きな動きは取りにくい。

今年の前半は街にもほとんど出ないで力を蓄える期間として何とか粘ってきたので、もう少し辛抱して出られる計算が付いたら大いに楽しみたいし、いただける額によってはやや大きめの買い物や久々の遠出を展望することもできる。

特に遠出に関しては全都道府県庁所在地訪問という目標がだいぶ前から残っていて(あと3都市)、今年中に一つか二つは片づけ、来年早々には最後の一つに行ってめでたく達成したいのである。

 

望外の連休もあと2日、ここのところの「超」人員不足で先の予定がまったく立てられず今もって日曜月曜の予定は決まっていない。

さらにもう一段の断捨離ネタもあるにはあるので、ひと思いに手放せるモノは手放してスリムな形にしていけたらよい。

同じ機能のモノがいくつもあったところで自分だけでは管理するのも大変だし、今後は楽器の練習も日常の中に加わってくる。

限られた時間の中で好奇心と睡眠時間のバランスをうまく取ってやっていきたい。


家庭ゴミ、とな。

2024-07-10 21:08:58 | 日記

今週は早出の週ではないので8時半がスタートである。

職場と自宅ではやや距離があるので渋滞も加味して早めに出発して8時過ぎに着けたらOKだ。

クルマで一服して始業20分前くらいには会社に入る。

タイムカード上で遅刻でなければいいとばかりに5分前くらいに来る人間もいるが、そこまでギリギリというのは性に合わない。

その日の諸々の段取りを整理して缶コーヒーを一杯のルーティンをしていたら15分くらいはあっという間に過ぎるからだ。

 

さて、同じ時間帯にやってきた某氏はクルマからレジ袋に入った何かを持って出てきた。

ひと目で家庭ゴミというのは明らかで、ご丁寧に会社のゴミ袋に分別しながら捨てているのを見た。

家庭ゴミを会社に持ってくる人間はほかの会社でもいたし珍しくはないが、住んでいる地域のゴミ出し日を把握していないか、していても面倒くさいから会社で捨てればいいやのどちらかだろう。

少し前には別の人で、何を契約したのかは知らないがNTTdocomoのロゴがデカデカと入った段ボールが会社に捨ててあった。

仕事とドコモには何の関連もないからやはりこれも家庭ゴミである。

しかも住所と名前の書いたラベルを貼ったままで捨ててあったのには驚いた。

これだけ個人情報の悪用が騒がれている時代にあってこの無防備、可及的速やかに脳みそをアップデートする必要があるのではないか。

 

私もわずかな期間とはいえコンビニというところで働いたことがあるが、店舗に来て最初の行動がゴミ捨てという人間は正直店舗に入れたくないと思ったものだ。

クルマから下りてナイロン袋にいっぱいのゴミをぶら下げて入ってきて店舗のゴミ箱に委細構わず押し込むように捨てる姿を毎日のように見せられると、養老先生ではないがやはり「バカの壁」というのは確かにあると痛感する。

わずかな割合とは思いたいがおよそ人として恥を知らない人モドキも、いちおう生物学的には「人間」として社会の一部を形成しているというのが残酷な現実と言えるだろう。

「誰一人取り残さない政治」などと政治家がよく叫ぶが、こんな手合いは勝手に取り残されていってくれとさえ思う。

 

会社に家庭ゴミもコンビニに家庭ゴミも根っこは同じ、いいオトナになってこんなことをしている向きは今さら他人が注意してもまず変わらない。

50年か60年か70年かは知らないが、人間として与えられた時間をただただ怠惰に過ごし刹那の楽しみにウツツを抜かして何らの蓄積もなく生きてきた結果が「会社に家庭ゴミ」だからである。

もちろんこういう人間の仕事ぶりは最悪で、帰りの準備だけは異常に速い。

もう帰れるとなったら喜び勇んでカーテンやシャッターを閉めにかかる。

その速さを一瞬でもいいから仕事の場面で見せてほしいのだが。

 

と思っていたら、家庭ゴミの当人は会社の無線機をまたまた他人に託して帰っていった。

横着が身に沁みついた人間は、見ていて、哀しい。


弊害は一掃

2024-07-09 22:20:44 | 日記

新しい担当になってからかれこれ半月ほどが経つ。

前担当が長く守ってきていたエリアは当人が離脱してしまったので今は私がやっている。

中身はほぼひとり仕事と言っていいのは再三書いているが、当人が長く守ってきたエリアなので当人の色が強く出すぎていた。

段取りも独特だったし作業台にはワケの分からない手書きの資料がゴロゴロしていた。

仕事を毎日続けていると手書きの資料など全く必要はなく事務所からもらえるものだけで十二分に仕事になるのだが、長くひとりが同じエリアにいた弊害が出たものと言える。

私は複雑なことが苦手なので全てをシンプルな形に置き換え、人さまが急に入ってきても在庫カウントができるくらいにしたいと思っている。

棚卸のたびに行方不明の製品があって時間が長引くようなことでは、ひとつのエリアをいちおうは任されている意味がなくなる。

 

それにしても、しばらく姿を見せていない前担当についての話題は現場ではトンと聞かない。

現担当だからと他の人から聞かれることはあるが、聞いていないものは聞いていないので答えられない。

当人の事情については公式の場では一度も発表はされておらず、今後も戦力として計算されているのかどうかも分からない。

分かっていることは、今の私の担当は前担当が戻ってきても私がやり続けるということだけである。

やたらに休憩するとか自分より動く人がいたら逃亡するとか勤務態度の面で必ずしもいい評判はないようだが、決して粗暴なタイプではないし我が社での経験も長い。

私の今後に影響はないにしても当人はある意味功労者であるから、このまま去っていくにしてもキレイな形で、戻ってくるにしても丁重に扱ってあげる必要はある。

 

戦力ということで言えば、私と入ってきた時期が近い年長さんも最近姿が見えなくなった。

持病のために毎週の検査もろもろで週に一回はいない感じだったが先週末から今日まではずっと来ていない。

なぜまた長く姿が見えなくなったのか、これまた公式には何のアナウンスもない。

この人についても、今後戦力として計算されているのかは私の知る限りでは判然としない。

 

上記2名についてはどちらも体調や病気がからんでの離脱だから、縁あって同じ時間を同じ場所で過ごしてきた仲間としての心配は当然する。

ただ組織論として考えると、このままズルズルと、10人にもならない部署で計算できない人員が2名という状態が続くことは現場にとって相当な負担になる。

マイナス2で済めばまだいいが、他の拠点の仕事のからみで当日にマイナス3になることすらある。

ただでさえ少ない人員、その中には動きの鈍い高齢者も多々混じるとなると、今日のように日中に出荷がないのに結局残業などということになってしまう。

私はその立場には当然ないが、離脱中のメンバーに先々見込みが立たないなら人員の補充を早急に考えるべきだし、まだ見込みがあるのなら時期としての具体的なメドくらいはアナウンスがあってもいいのではないかと思う。

何も知らされないまま人員不足の状態で塩漬けにされる状態が続けば、我が現場の若きエースもやがてつぶれてしまうかもしれない。

他に統率力のある人物がまるで見当たらない現状ではそれだけは絶対に避けなければいけない。

 

今週末には何やら会議が予定されているようだ。

1年近くいるのに会議などというものにはお目にかかっていなかったから、この際どんなことでも、先日の私の事故でも、今離脱している2名のことでも、明らかにひとり不足しているローカルの運転手さんはどうするかの問題でも、何でもいいから議題にして最低限ひとつの組織としての何らかの意思統一は図れないものか。

「暑いから」が「現場でヘルメットを着けない」に結びつく度し難い病理を抱える我が現場で座学を催す意味があるのかないのか、初めてとなる機会で見極めようと考えている。

弊害という弊害をすべて一掃してようやく常識にかかった職場になるなどというレベルでは今後長く続いていくことは難しい。

過去私は様々な会社に在籍して、実際に倒れるか倒れそうになった会社の姿も多く見てきた。

それらの会社には「共通の雰囲気」があることを指摘してエントリーを閉じたい。


7・6を経て

2024-07-08 21:49:41 | 日記

7・6(ナナテンロク)つまり7月6日はつらい日になってしまった。

本担当の仕事はきれいに終わらせることができたが当日は土曜日のわりには仕事量が多くほかの手伝いに回らざるを得なくなった。

土曜日はいつもの半分の4人しかいずその内1人は高齢者一歩手前である。

その人とせっかく2人で共同して入荷物の運搬をしていたのに当人が突如として違う仕事をやり始めたので運搬は私だけになった。

とにかくこのおじいさんは自分がやりたいことしかしないしやり出すと周りが止めても聞かないからあきらめて1人で運んでいたのだが、そのイライラもあってか一瞬の油断から運搬物をぶつけてかなりの量の荷物を壊してしまった。

今の現場に来てから最も派手なやらかしとなり、後味の悪い週末となった。

週が明けて月曜、朝礼では簡単ではあるが私が事故を起こしたことが紹介された。

現場に事故は付き物であり怒鳴られるようなことはないにしても、全員の前で紹介されてしまったのでただただ恐縮するしかなかった。

 

くだんのおじいさんだが、日頃からとにかく状況判断がまったくできない。

物事の優先順位がつけられないばかりか、明らかに他人の通路になるところにリフトを止めて休憩に行ったり、ひとつしかない休憩室のテレビのチャンネルを何の断りもなく変えたり、各人持たされている無線機もロクに自分で返しに行かなかったりで、一言でいうとかなりの横着者である。

こんなことをされたら私を含めた他人は困るわけだが、他人が困った顔をするまで絶対に自分の行いに気が付かない。

明らかに仕事の能力も足らないのでただただ迷惑なのだが、社歴が長いためかけっこう他人に勝手な指示を出すことも多い。

現場全体のコンセンサスに一致しているならよいが、自分はラクをして他人をこき使うことしか考えていないので時に一致しない指示を出して現場を混乱させてしまう。

 

こんな人物だから私に限らず結果的に当人にハメられる格好になる人が非常に多くなる。

私もこれまでまったくのノーミスでここまで来れているわけもないが、しなくてもいいミス、防ぐことができたミスの遠因には必ず当人の横着が絡んでいる。

面倒くさいことは誰でもいいからやってもらおうと無造作に他人を動かすから、余計なことをさせられる方はイライラしながらやることになりそれが時にミスにつながってしまう。

自身が他人のミスを誘発しておいて、事後もヘラヘラ笑っているだけの姿を見ると絶対にこんな年の取り方はしたくないと思う。

 

自分の話に戻ると、納得できない部分は正直あるにせよ事故を起こしてしまったものは仕方がなく、大きめの事故を起こした人間にはボーナスが出ないらしいので夏のボーナスはあきらめぎみである。

ボーナスがなかったところで月々は十分すぎるくらい回るからどうということはないが、もしボーナスがあれば買えるかなと思っていたモノはあきらめざるを得ないと思う。 

反面、これまで事故と言っても軽微なもので済んでいて、あわよくばこの先も無事故でなどといらぬプレッシャーを自分にかけていたものから解放され、言葉は悪いが気がラクになったのは確かである。

同じことを繰り返さないよう、失敗を糧により現場で機能していけたらそれでよい。

 

大きな失敗の後であっても職業人としては出続けることが大事だ。

フォークリフトに乗るなと言われたわけでもないしましてやクビを宣告されたわけでもない。

休むことは試合放棄と同じ、試合に出ない人間はミスすらできないと今一度思い直して日々を誠実に積み上げたい。


6月を振り返って

2024-06-30 11:17:37 | 月末振り返り

毎月最終日はその月を振り返る。

環境が変わったというほどではないが会社の中での役割が変わった。

マイナス面といえばフォークリフトに乗っている時間がかなり長くなったこと、また扱うものが今までよりかなり重くなったことでやや腰に来ることが増えた。

乗り物を使っているから重いものが運べるのは事実としても操作する人間にはそれなりの負荷はかかる。

逆にプラス面としては他のメンバーの仕事からかなり独立したエリアにあるので、ひとり仕事的要素がアップして日頃のストレスは軽減した。

入った当初は執拗に当方をイジメていた某氏も今私がやっている仕事の中身は知らないしできないからウザがらみをする手立てはない。

プラスマイナス差し引きすれば、かなりいい方向に進んだと言える。

 

今の担当は人目につきにくいのでサボろうと思えばいくらでもサボれるし、現に前の担当者はやたらに休憩が多くて悪評を買っていた。

しかし、私がまだ慣れていないことを割り引いても実際に携わってみるとこの仕事量でどうやってサボりながらできるのかという感じである。

所定の休憩を飛ばしてまでがんばろうとは思わないが昼の食事を除いた午前午後の小休憩は飛んでしまうことがある。

サボることを考えるのは慣れてからでも遅くない。

とりあえず現場が全体としてうまく回るように動けるようになるまでは今しばらくのガマンである。

 

全体としてと書いたが、ひとり仕事になったといっても当然全体の流れから全くの無縁ではいられないし、こちらの仕事が片付かないせいで現場のスペースが空かないと文句を言われることになるから物事の優先順位は考えていく必要がある。

文字通り全体を把握してこちらの立場も理解している人は表立っては言わないが、高齢化している我が現場ではとにかく自分のことは早く終わって早く帰りたいという向きも少なくない。

いざ自分の仕事となればゴキブリのように飛びついていって、思い通りに進められないとなると時にはこちらに文句を言ってきたりする。

ごく一部を除いては私の担当はやろうと思ってもできないから、文句を言うとしたらそういう時しかない。

 

今だけ自分だけ、全体を見渡せない人間というのはどうにもこうにも簡単に直るものでもなく、さりとてアタマカズとしては貴重だから排除できないというのが会社としての本音だろう。

いくら社歴を積んでも毎日同じことばかりやって新しいことを覚えずできることが増えないから、いつまで経っても体力勝負の面倒くさい仕事も押し付けられてしまう。

体力勝負が好きならどうぞご勝手にというところだが、そういう仕事に回っていたほうが気分的にラクというのではそれこそいつまで経っても進歩がない。

エリアとしてはごくわずかとはいえ、自分よりも後に来た人間が「数量の管理」までやり出した現状に危機感を覚えないようであれば、我が社での時間はただの運び屋積み込み屋で終わってしまう。

お前なんかお前なんかと思っていた人物が、すでにはるか前方、背中すら見えないところを走っていることに早く気づいていただきたいものだ。


決めつけんといて

2024-06-25 21:51:22 | 日記

急な担当変わりから間もなく一週間が過ぎる。

以前の担当業務も「ひとり仕事」に近いものはあったが今の仕事はその色がさらに濃くなった。

同じ建物の中ながら日中いるエリアがまず他の人と違うし取り扱うモノも今までとは全然違う。

場所のやり繰りや日々の段取りについては現場のリーダー氏や事務所とのコミュニケーションはあるがそれも多くは必要ない。

他の人ももちろんそれぞれに仕事を持ち忙しいからあまり人に見られている感覚もない。

人目につきにくいと言ってしまうと語弊があるかもしれないがそれくらいに他の人の日中の流れからは離れたところにいる。

 

今回私が今の担当になるにあたり私以外にも何人か候補はあがったようだが、そのうちの一人は「引きこもるからダメ」ということで事務所が却下したらしい。

要は人目につかないからと言ってサボることを考えるタイプは今私がいる場所はたとえこなす能力があってもダメだということになった。

人に見られていなくてもすることはすると思われているのは光栄なことだが、もちろん私だって生身の人間だからラクをしたいと思うことはある。

しかし今は前担当者のやり残しで多少乱雑な部分を整理する必要がありアレコレと現場をいじっているうちにあっという間に時間が過ぎていく。

自分の判断で現場をいろいろいじって文句を言われないありがたい状況でもあり、のちのち自分がラクにやっていくために今は少しラクを控えてアタマをひねって現場を分かりやすくしているといったところだ。

 

私は仕事中は仕事のことしか考えないし周囲にもあまり遠慮せずズケズケとモノを言うから、あまりひとりの人間として見てもらえないところはある。

見てもらえなかったところで私には何のダメージもないし、見渡してもこの人と一回飲みに行きたいなと思える対象もいない。

職場の人は互いが同じ目的のために時に協力し合う仲間であることは間違いないとしても、仲間だから仲良くあるべきとは思わない。

 

こんな冷淡な考えを持つ人間だからかなぜか「何か趣味持った方がいいよ」などと言われたこともある。

仕事場での姿だけ見て無趣味で無機質な仕事人間だと決めつけているのかもしれないがとんでもない勘違いである。

私に少しでも関心があるなら「休み何してんの?」くらい聞かれれば答えることはできるがそうしないで自分の勝手なイメージで判断してしまうのはいかがなものか。

私は無趣味の反対で多趣味なのは本欄や各SNSを通じて知る方も多いと思うが、そう思いたくない人は実像がどうあろうと私が趣味一つない無味乾燥な人間でなければならないということのようだ。

 

トシを食ってプライドばかり高くなりアタマの切り替えができないというならそれは仕方がないし、残念ながらそんな人間も我が現場は少なくない。

将来「なってはいけない姿」を毎日見せてくれていると思えば、今からそうならないように努力すべきなのだろう。


サイレント人事異動?

2024-06-21 21:27:29 | 日記

学生さんが休みの期間に発売される「青春18きっぷ」(JR線全線の普通・快速乗り放題が5日分で12,000円くらい)、例年夏にも発売されてきたが今年は告知がやや遅れたこと、また北陸新幹線の延伸により我が富山県も含む北陸地方ではかなり使いにくくなったことでよもや打ち切りとのウワサが流れた。

実際はJR各社から発表があって例年通り発売されるが、告知もなくヒッソリと打ち切り=サイレント廃止のウワサには私自身もかなりヤキモキした。

各地の「快速」をうまく活用して低コストで長い距離を移動する楽しみは年齢が「18×3」に近くなった今でも十分に使いようがある。

 

さて、ごく最近になって私の仕事内容が急に変わった。

高齢化著しい我が現場、予想しないところで急に離脱者が出た。

誰かが離脱すれば誰かがその代わりをしなければならず、その誰かに私がなった。

通う場所が変わるわけではないしフォークリフトに乗るのも変わらないが扱うモノが変わるし当然日々の段取りやリズムも変わる。

私個人としては現場の中でできることが増えて何の損もないから二つ返事で引き受けているが、心配なのは今は離脱している旧担当者にこの話がしっかりとした形で伝わっているのかということである。

今は離脱中とはいえ体調が戻ればやがて当人は現場に帰ってくる。

これまでやってきた仕事が知らない間に他人の担当になっていて当人が驚くようなことではいけないし、元の仕事に改めて意欲を示さないとも限らない。

万一そうなったら現場は混乱してしまう。

私にとっても急なことではあったが辛うじて「サイレント人事異動」ではなかった。

しかし旧担当にとってサイレントな形になっていないだろうかという心配は残る。

 

こういう動きの当事者となって改めて思うのは、やはり職場には出られるだけ出ておいた方がいいということである。

高齢化している現場だから私も含めて体に何の問題もない人はない。

しかし病気や障害などいくら正当な理由があったとて休みがちであることは存在感の低下につながる。

病気や障害と付き合いながらもひとたび出てくれば結構な重労働だから人間としては感謝しかないが、職業人としての評価はそれほど上がらないのは致し方ない部分はある。

どうしても、どうしても、肉体的もしくは精神的に業務の遂行が難しいと判断されれば残念ながら会社都合での解雇事由に該当してしまうのも世の中の厳しい一面ではある。

 

どんな分野でもそうだが、毎日出続けて普通に役割さえこなしていれば最低限、水準程度の評価は得られる。

出続けることは簡単そうで実は難しい。

休日が少ない業界にいて日々の体調管理は年齢とともに大事さを増してくる。

あまり無理のきかないトシになっていることを今一度心にとめ一日一日を積み重ねたい。


早朝から

2024-06-18 22:22:54 | 日記

今週は早番のため7時半からの勤務に備えて6時半には自宅を出る。

いつも使っている給油所が24時間営業に変わって便利になったから通勤途中に立ち寄った。

すると見覚えのあるクルマが隣のレーンから出ていこうとしていた。

そのクルマはずいぶんと背が高い。

私のクルマは小さいから見上げるように隣を見るとクルマの主は私と前の職場で良からぬ因縁があった人物であった。

視線を送る主が私だろうと気づいたとは思うがカラんでくるようなことはなかったのでホッとした。

 

それにしても、平日の6時半という時刻に彼の住所からはやや離れた魚津市内にいるということは気になった。

私の前職の始業時刻は9時で、彼が引き続きその職場で続いているとすれば平日の6時半なら彼自身はまだ自宅で寝ていてもいいくらいの時間であるが彼は確かにクルマに乗って魚津にいた。

過去、自身より意欲もあり能力もある人物をことごとくいじめ抜いて追い出してまで仕事場にしがみついてきた当人も、ついに自分自身もいられなくなる何かがあったのかもしれない。

 

自分の居場所を何とか守り抜こうと乱暴な方法も含めて必死で工作して最後には相手を追い出すまでやってしまえば短期的には勝ったように見える。

しかし時を経て自分自身もその居場所を失うことになれば、勝ったように見えていたものもそうではなくなり実質は負けとなる。

今彼がどんな立場で、どんな契約形態で働いているのかは(そもそも働いているのかどうかも)知る由もないが、私自身は災い転じて何とやらで、数か月の雌伏ののち正社員という立場で今の会社に拾ってもらえた。

私からすれば、負けたように見えていたものがそうではなくなったわけである。

 

彼の顔を見て1年あまり前のイヤな出来事を思い出してしまったが、仕事の時間になってしまえばそんなことは忘れてしまった。

応分の投資と時間を使って得たせっかくの資格を存分に生かして仕事できている今は幸せである。

今の現場にだって私の活躍を「望まない」勢力も少なからずいることは確かで、単に社歴が長いとか社内事情に精通しているとかのアイマイな根拠に基づく変なプライドは一丁前に持っている。

「オレより後から来た人間だからオレよりはできない知らない」などという脳内設定は、日々私自身の手によって目の前で粉砕してあげているはずなのだが、その事実には残念ながら気づいていただけてはいないようだ。

 

長く生きてきた結果、他人に期待しすぎない冷酷な人間になってしまったので、今の職場でもこれからもいろいろとあるだろう。

対立するまではなさそうな人でも、関心事が違いすぎるためか特別に仲良くなれる感じではない。

あくまで仕事場では仕事、と割り切ってあまり心をザワザワさせないでいくのがいいのだろう。


休むも仕事のうち

2024-06-11 21:45:03 | 日記

我が業界は成り手不足が深刻なためどこの会社と言わず圧倒的に年齢層が高い。

どこぞのインフルエンサーとやらが差別心丸出しで底辺などと吹聴するし、業界の構造から言ってよい待遇も期待できないから若い人はハナから寄り付かない。

いわゆる3K(きつい汚い危険)職場には本人の実像はともかく見た目が怖い人も少なくはないので、怖いのKを加えて今や我が業界は4Kと言っていい。

 

我が職場では高校を出て3年目くらいの社員もいるが彼だけが極端に若くてあとは40代以上であり、社会的に定義されるところの高齢者(65歳以上)も少なくない。

50代前半である私でもかなり若い方になってしまうからいかに高齢化した職場かお分かりいただけると思う。

そんな職場だから、今この時点で何らかの病気を抱え「闘病中」という人も少なくない。

大きな病気にかかれば誰しもが不安だし定期的に観察も必要になるから職場を空ける日も多い。

職場はたとえ何人欠けようと回さないわけにはいかないし何だかんだで回ってしまうものだが、当事者にすれば休みがちなのは気になるところだから出てきた日はかなり張り切って仕事をしようとする。

ただ、張り切るのはいいがどう見ても無理をしているように思えることが多くてかえって痛々しく見えてしまう。

 

我が社としては高齢傾向は今に始まった話ではないので事あるごとに「何はなくとも体優先」とはアナウンスされる。

職場はいちおうはお互いが仲間どうしであって、誰かに何かあれば人間としての心配は当然する。

ただし職業人としては、仕事をたびたび中座しなければいけないような状態では文字通り無理をしないで早めに帰ってもらって休んだ方がその後を考えればよほど周囲のためになる。

実際は当事者の無理が原因であっても、会社が不本意ながら労務管理上の何かを問われることになってしまえば会社の対外的なイメージさえ傷つけるかもしれない。

無理を押して仕事するなどいいことは何もないから、調子が悪ければすぐに仕事の手を止めて休めばよい。

休むべき時には休むのも仕事のうちである。

 

私は今の現場に来てから皆勤賞と言いたいところだがそうではない。

たった一日だけだが「今日行ってはダメだ」と思って休んだ日がある。

体調がとても悪いというわけではなかったものの今から思えばずいぶんと新入りならではのストレスがたまっていた時期があった。

行く気にならないから休んだというのは身勝手に思われるかもしれないが、その時分のストレスもあって本当に「今日行ったら壊れる、ダメになる」と思ったから休んだ。

結果的にはその日に思い切って休んだおかげで翌日以降少し元気が出て、その延長で今日まで来ることができたと言っていい。

 

誰しもみな生身の人間、分かりやすい病気やケガはもとより突然の「ガス欠」だってありうる。

しょっちゅうガス欠を起こしてきた人間だからこそ、ダメな時には思い切って休むことを推奨して今日の投稿を閉じたい。