blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

「何となく」から・・・。

2008-10-01 23:19:48 | 日記
私が馬券というものを初めて買ったのは、90年の「あの」有馬記念であった。
20歳にはなっていたが大学2年生であったから、当時の法律上では違反だがもう時効だ。
当時は枠連しかなく、シルシが固まっている3、4、7枠を「何となく」ボックス買いし、4-4のゾロ目も押さえ、遊びで1-2という馬券も買った。
総額では4000円だ。
結果は3-4で的中し、720円ついたから払い戻しは7200円になった。
このときは京都競馬場の場外で買った。
帰りの京阪電鉄の駅で少し豪華な駅そばを食べたのが思い出だ。

翌年からは足しげく京都に通うようになった。
予想するには新聞がいるが、ちょうどその日は「日刊スポーツ賞シンザン記念」であったから、やはり「何となく」日刊スポーツを買った。
「本社賞なら当たるだろう」と思ったのが理由だ。(結局本紙予想はハズレ)
以来、スポーツ新聞といえば必ず日刊を買っているから、偶然というかきっかけというのは恐ろしい。
ちなみに、関西で競馬を覚えたので、中央の専門紙は一貫して「競馬ブック」を使っている。

地方競馬では、売っていないところは別として、いつも「日刊競馬」にお世話になっている。
これも、以前金沢に行ったときに「何となく」選んだのがもとである。
吉川彰彦デスクの「納得の一枚」がいつも楽しみになった。
先日の日本テレビ盃当日の新聞が手元にある。
馬券や予想を超えて、美しい日本語を書ける方は意外に少ないが、氏はその意味で稀有な存在であろう。
氏は、ネットケイバや日刊競馬のHPでもコラムを持っておられる。
昨日あたりは、内容に引き込まれて、バックナンバーをいくつも読んでしまった。
これから長年お付き合いできる文章にめぐり合えたことは幸せだ。

「何となく」からけっこう今まで続いているものは多い。
最近は、次の勤め先まで「何となく」から決まってしまったが、案外、肩ひじ張らないで「流れに任せて」でいったほうが、実は物事はうまくいくのかもしれない。

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