blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

寄りかかられて重い日々

2012-02-09 20:47:33 | 日記
私には同じ年度に入社した「同期」とも呼べる人が二人いる。
新しく入る人間もそう頻繁にはいないわが部署にあって、近い時期に入ったMi氏とY君は貴重な存在である。
入ったのは私がいちばん早いが、年齢は3人のうちでは私は真ん中になる。
その3名で一緒に一度だけ魚津市内で「同期会」をやったこともある。

こう書くと、3名は普段から大変仲がいいように思われるかもしれないが、私から見て信頼できるのはY君だけで、Mi氏のほうは何ともイケ好かない。
Y君も実はMi氏をかなり嫌っていることも最近知った。
今年50歳を迎えようかという人ながら、自分で判断して動くことをあまりせず、仕事もプライベートも「他人頼み」の面が非常に目立つ。
噛み砕いて書けば、常に誰かの「金魚のフン」をやっているタイプである。

最初の頃は担当するエリアも違っていて日頃の仕事ぶりというのも分からず、同期ができた安心感から話す機会は多かった。
もちろんその時分からベタベタとくっついてくる感じはあって、時にはうっとうしく感じることもあった。
それが昨年の夏に同じエリアの一員になってから、どうもこの人は性格はかなり雑で、仕事への意欲も今ひとつということが見えてきた。
決して悪い人ではないが、仕事場で会っている人だから仕事に真摯に向かっていかない人にはそれなりの対応をせざるを得ない。
これを機会に一度突き放す格好にしたいと思い、徐々に接し方を変えていった。

さすがに本人は「(私が)相手をしてくれない」と思ってしばらくは休み時間もロクに話をしない時期が続いた。
私自身もあえて人間ひとりを遠ざけていい気持ちはしなかったが、ひとたび相手をすれば際限なくくっついて来られるのであの時期はどうしようもなかったと思う。

今は表向きは遠ざけるまではいかず、適度に必要に応じて話すことはある。
しかし最近は、またぞろベタベタが復活し始めている。
1月末の会社の飲み会が終わった後、一人で行こうと思っていたスナックにひょっこり付いてきた時は驚いたし、仕事中もなぜか私の近くにいつも来るので正直疲れる。

いくら私が少しだけ早く入社したとはいえ、8つも年下の人間の「金魚のフン」をやって恥じない神経というのは理解しがたい。
その様子は部署内のほとんどが分かっていて、氏に対する人間的な評価は軒並み低い。
氏に積極的に話しかけたい人間はわずかだから、たまに私やY君あたりが相手をするとすぐさま寄りかかられてしまう。

まったく無視してしまえば多少は遠ざかるのだろうが、少しでも相手をすれば途端にベタベタというのは本当に扱いにくい。
いちおうは年上でもあり、何とも厄介な同期を抱えたものである。

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