牛スジのしぐれ煮 ～煮汁を総て煮詰めるのが目安～

牛スジ煮込みを更に煮詰めて「牛スジのしぐれ煮」を作るものだと考えていた。しかし元々のしぐれ煮とは、三重県桑名のハマグリの志ぐれ煮を指していて、生姜を含んだ佃煮のような定義だという。仕上げのタイミングは、煮汁を飛ばし切って煮詰めるのが最高のフィニッシュだろう。





下茹では、いつもの牛すじ煮込み同様に、煮込んで冷まして上層部の白く固まった牛脂、そのヘッドを取り除くことで、牛すじ煮込みと同じように、本チャン煮込みを加えていくが、酒・砂糖・だし汁に、生姜のすりおろしと生姜汁も忘れずに入れること。馴染んだら醤油でお味を薄めに決め、その分煮詰めることで濃くなるのも計算通りに。



実は自分のなかでは、唐辛子を投入するのがお約束なのだが、自分好みにピリ辛にしてしまえば、食べられなくなる家族もチラホラと。そんなリスクは回避して自分好みに仕上げるのは、Ｍｙ取り皿上とするのは仕方のないところで、お酒のつまみにも、白ご飯の友にもなるピリ辛ヌキの「牛スジのしぐれ煮」であった。

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