筍の土佐煮 ～竹かんむりに「旬」と書いてたけのこ～

昨日は「筍」の炊き込みご飯をご紹介したが、風味豊かな筍ご飯はこの時期の何よりのご馳走だ。竹かんむりに「旬」と書いて筍（たけのこ）とは、旬の期間が短いうえに、季節の食材を代表するネーミングを担っているような気がする。目の前に旬のタケノコがあれば、ワシの中での王道は「筍の土佐煮」となるだろう。





追いがつお出汁で炊くと、鰹の風味が筍に沁みて‥‥‥さきほど卑しん坊で生醤油ワサビでスライスした水煮筍をつまみ食いしたので、どうも薄味が決まりにくいこと甚だしい。煮ものが出来あがってから食べるべきだったと反省するも、時すでに遅しということだ。最後の仕上げに鰹の削り節を塗すので、追い追い鰹となってインパクトを与える趣向に。





ココだけのお話で、時間が経過してお味が判るようになれば、結果的に筍の土佐煮のお味はうす味の良い感じに仕上がっていた。いつもなら田舎煮込みなので、もうチョット濃い味にしあげる予定だっただけに、その上品な味付けに家族もビックリで、今回のキーポイントとなるグリーンアスパラも刻んで乗っけてみた‥‥‥どちらもスプラウト的パワーの摂り込みを狙っている。

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