私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

悟りと覚悟

2024年02月21日 12時21分16秒 | 悟り
◇悟りと覚悟◇


悟りよりもまず先に、生きること、人生への取り組みがあります。
悟りは、生きるという営みの中の一要素に過ぎません。

ですから、悟り云々の前に、如何に生きるか、生きる姿勢が重要です。
私はこの点について、自身の本心に向き合って生きることが大切だと繰り返し書いてきました。
しかし、それは実際にはなかなか難しいようです。

どうして難しいのか。
何が難しくしているのか。
もっと言えば、何が足りないのか。

私は、次の二つに集約されるのではないかと考えています。
一つは、後悔しないという決意(あるいは、後悔しないようにするという決意)。
もう一つは、どんな人生になろうと受けて立つ覚悟(あるいは、どんな人生でも受けて立つ覚悟)。

特に、上の二つ目の覚悟が要になっていると考えています。

多くの方々は、その覚悟が足りないのです。
覚悟が足りないから、本心にも向き合えないし、生き方も定まらないのです。
だから、生き切れないし、死に切れない。

とは言え、これもまた難しいことです。


◇「私」に意識を向ける自覚についてのご紹介は、例えばこの文章をお読みください(「自覚を始められる方へ」)。
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1 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-20 13:45:18
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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