6月の読書記録です。
文字数のキャパオーバーなので、こちらに後半部分を。
6月は池澤夏樹さんの「アトミック・ボックス」、横関大さんの「ピエロがいる街」
ほしおさなえさんの「活版印刷三日月堂シリーズ」1と2。
伊吹有喜さんの「カンパニー」などなど、面白い本を沢山読めました!
スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
志駕晃さん、初読み。旅先で購入して読み始めたら止められずに一気読みしました。拾ったスマホに自分の好みの美しい女性がいて、スマホの情報をすべて盗んだ男。SNSを利用し、ターゲットの女性にどんどん近づいて行く。並行して丹沢の山中から次々と長い黒髪の女性の遺体が見つかる。どこでつながるのか、ハラハラしながら読み進めました。今どきのネット社会の怖さ、今だからこそ書けるミステリーだと思いました。楽しみな作家さんに出会えました。
読了日:06月26日 著者:志駕 晃
カンパニーの感想
長年勤めてきた製薬会社が製菓会社と合併し、大規模なリストラを行うことに。青柳誠一は、社長の娘が所属するバレエ団に出向の身となってしまう。バレエのことは全くの門外漢、年末に男性アイドルと世界的なプリンシパルを迎えての公演を行うことになってのあれやこれや。バレエは数回舞台を見たことがあり、「白鳥の湖」も見たことがあるので、舞台のシーンは想像できてよかったです。バレリーナの鍛え方や団員としての生活のあれこれ、とても面白く読了しました。
読了日:06月27日 著者:伊吹 有喜
にじいろガーデンの感想
二人の母親と二人の子ども。女性同士のカップルが出会い、駆け落ちをして、雪深いマチュピチュ村へ移住する。少数派のファミリーのあり方をとても考えさせられました。チョコさんの最期には泣かされ、そのあと残された三人で幸せに暮らすのかと思ったのに、草介のことはちょっと衝撃。物語の終わりは幸せに閉じて欲しかったなぁ。法律では認められていない同性婚。この物語では法的なことにはあまり触れておらず、あいまいなまま。
読了日:06月28日 著者:小川 糸
機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライトの感想
秋吉さんと言えばイヤミスって言うイメージだったのですが、こちらは軽いミステリー。新米パイロットの成長もの、お仕事小説と言った感じでした。初めての海外便でクールで厳しい氷室翼キャプテンにしごかれる間宮治郎、中々面白かったです。
読了日:06月28日 著者:秋吉 理香子
東京カウガールの感想
カメラマン志望の大学生・木下英志は、深夜の公園で不良っぽい男たちを相手に大立ち回りをする滅法強い女の子を見てしまう。彼女の正体はいったい?やがて彼女の身元も目的も分かって、半グレの男たちとの対決が。うん、小路さんらしい、サクサク上手くことが進むストーリー。札幌アンダーソングをちょっと思い出しました。
読了日:06月29日 著者:小路 幸也
眠れない夜は体を脱いで (文芸書)の感想
ネットの掲示板の手の写真を軸にした、5つの短編集。合気道を習うアラフィフの女性の話が好きでした。顔が良すぎる高校生、幽霊の面倒をみる女子大生の話も良かった。アバターの話はネットゲームのことをよく知らないので、何とも不思議な世界でした。
読了日:06月29日 著者:彩瀬 まる
南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズの感想
今作は12編の短編集。山と渓谷社からの出版、連載をまとめたものだと。八ヶ岳の七倉さんと関さん登場が嬉しかった!相棒では大泣きしました。本当にこういう山岳救助隊が実在して欲しいなぁ。もちろん救助犬も!安定の面白さ、過去シリーズを未読の方も、この本からスタートされてもOKです。
読了日:06月30日 著者:樋口明雄
読書メーター
文字数のキャパオーバーなので、こちらに後半部分を。
6月は池澤夏樹さんの「アトミック・ボックス」、横関大さんの「ピエロがいる街」
ほしおさなえさんの「活版印刷三日月堂シリーズ」1と2。
伊吹有喜さんの「カンパニー」などなど、面白い本を沢山読めました!
![スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61QYYnsU4OL._SL120_.jpg)
志駕晃さん、初読み。旅先で購入して読み始めたら止められずに一気読みしました。拾ったスマホに自分の好みの美しい女性がいて、スマホの情報をすべて盗んだ男。SNSを利用し、ターゲットの女性にどんどん近づいて行く。並行して丹沢の山中から次々と長い黒髪の女性の遺体が見つかる。どこでつながるのか、ハラハラしながら読み進めました。今どきのネット社会の怖さ、今だからこそ書けるミステリーだと思いました。楽しみな作家さんに出会えました。
読了日:06月26日 著者:志駕 晃
![カンパニー](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51WQQ%2BlgasL._SL120_.jpg)
長年勤めてきた製薬会社が製菓会社と合併し、大規模なリストラを行うことに。青柳誠一は、社長の娘が所属するバレエ団に出向の身となってしまう。バレエのことは全くの門外漢、年末に男性アイドルと世界的なプリンシパルを迎えての公演を行うことになってのあれやこれや。バレエは数回舞台を見たことがあり、「白鳥の湖」も見たことがあるので、舞台のシーンは想像できてよかったです。バレリーナの鍛え方や団員としての生活のあれこれ、とても面白く読了しました。
読了日:06月27日 著者:伊吹 有喜
![にじいろガーデン](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51p4nFzNDUL._SL120_.jpg)
二人の母親と二人の子ども。女性同士のカップルが出会い、駆け落ちをして、雪深いマチュピチュ村へ移住する。少数派のファミリーのあり方をとても考えさせられました。チョコさんの最期には泣かされ、そのあと残された三人で幸せに暮らすのかと思ったのに、草介のことはちょっと衝撃。物語の終わりは幸せに閉じて欲しかったなぁ。法律では認められていない同性婚。この物語では法的なことにはあまり触れておらず、あいまいなまま。
読了日:06月28日 著者:小川 糸
![機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51fwKT0CZ-L._SL120_.jpg)
秋吉さんと言えばイヤミスって言うイメージだったのですが、こちらは軽いミステリー。新米パイロットの成長もの、お仕事小説と言った感じでした。初めての海外便でクールで厳しい氷室翼キャプテンにしごかれる間宮治郎、中々面白かったです。
読了日:06月28日 著者:秋吉 理香子
![東京カウガール](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/518YMO4mbmL._SL120_.jpg)
カメラマン志望の大学生・木下英志は、深夜の公園で不良っぽい男たちを相手に大立ち回りをする滅法強い女の子を見てしまう。彼女の正体はいったい?やがて彼女の身元も目的も分かって、半グレの男たちとの対決が。うん、小路さんらしい、サクサク上手くことが進むストーリー。札幌アンダーソングをちょっと思い出しました。
読了日:06月29日 著者:小路 幸也
![眠れない夜は体を脱いで (文芸書)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51zauZ2u8LL._SL120_.jpg)
ネットの掲示板の手の写真を軸にした、5つの短編集。合気道を習うアラフィフの女性の話が好きでした。顔が良すぎる高校生、幽霊の面倒をみる女子大生の話も良かった。アバターの話はネットゲームのことをよく知らないので、何とも不思議な世界でした。
読了日:06月29日 著者:彩瀬 まる
![南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51Oq-Y2qFSL._SL120_.jpg)
今作は12編の短編集。山と渓谷社からの出版、連載をまとめたものだと。八ヶ岳の七倉さんと関さん登場が嬉しかった!相棒では大泣きしました。本当にこういう山岳救助隊が実在して欲しいなぁ。もちろん救助犬も!安定の面白さ、過去シリーズを未読の方も、この本からスタートされてもOKです。
読了日:06月30日 著者:樋口明雄
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