昨日、今日も最高の天気。 気温も今日は23度を超える陽気である。
風もほとんどなく、ポカポカと暖かい陽ざしは気持ちもゆったりと落ち着きを取り戻す。 取り戻すと言うのは、日々の仕事や日常の雑事などでストレスが溜まている心をリラックスさせてくれるからだ。
今日は休みで、家事はすでに朝早く終わらせ、今日一日はのんびりとギターを弾こうと思って居る。
ギターを本格的に弾き始めて、今年の年末で1年半が過ぎる。 当初はやはり少しでも早く上達したいと言う意欲も増して、ついつい先を急いで練習曲をある程度弾けるようになると次々に曲を弾くことに意識が先走った感がある。
沢山の曲を弾くことでいろんな運指を覚え、左右の指の動きもスムーズに動かすことが出来るようになったきた。
ただ、音楽的な魅力はある程度度外視した感じは否めないだろう。 本当なら技術的な練習よりも音楽的な魅力を出す練習をすべきだろうけど、それはある意味ではプロレベルの技術を取得した人が次のステップで目指す音楽なんだろうと思える。 逆に言うと、私ごときの素人がそのレベルを目指すことが出来るまでのギターの技術を持てるようになるだろうか?
もちろん、曲の難度を取り払えば、簡単な初心者向けの曲を丁寧に弾き込んで、曲としての魅力を最大に表現する事が出来るレベルになるのはプロでなくても出来るだろう。
そもそも、音楽や絵画などは生活必需品のような消費物質とは違う。
どうしても無くてはいけない存在でもない。 しかし、音楽はある意味では趣向品の意味合いがあり、酒やたばこにも似ているかも知れないと思える。
音楽が無い世界、絵画、映画、小説、漫画、アニメなどが無い世界は今では考える事は出来ないし、そもそも、音楽は楽譜が無い時代から人が口ずさみ、田畑などでいろんな歌も歌われている時代から存在している。
それは芸術をいうよりも、人がリズムに乗り、作業を楽しく、スムーズに進められる物でもあったし、道具を使って音を出す事を発見した時から生まれて来たのだろう。
ギターの歴史はどのぐらいの時代から生まれて来たのだろう?
今の形になったのはそれほど昔の事ではないだろうし、他の楽器でも今の完成(まだまだ進化するだろうけど)した形になるまでにはいろんな職人の努力が必要だったし、これからもギターなどはまだまだ新しい形が生み出されてくるだろうと思える。
ピアノは電子的な物も含めて、ある程度の形はすでに完成尽くされているかも知れないし、三味線やバイオリン、フルートやその他の楽器などもほとんどが完成されている形だろう。
ギターも基本的には完成されている。 基本的な弦の数やフレット間のオクターブもほぼ完成されている。
しかし、電気的な要素を含んだギターはまだまだ形を大きく変える事もあるだろう。
NHKで時折放送される特集ではいろんな楽器の特集があるが、とても楽しみに視聴している。
素朴な音楽との関わりをいろんな人が自分なりに持ち続けている様子を見ると、やっぱり音楽はその楽器の種類に関わらず、生涯に渡って続けたい物だと実感するのである。