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大正解のギター選び

2020年09月21日 | Weblog
 バイクの売却もスムーズに出来たし、ギターも迷うことなく購入した。
これは2か月前から真剣に検討していた事なので、実際に現実になるのは当然だけど、思って居る以上に順調に私の想像通りに進んだことはちょっと自分でも関心することだ。
バイクの売却金額は希望額には達しないだろうと思って居たけど、結果としては予定通りに買い取ってもらえたのだ。
で、早々に欲しいギアーの選別をしていた時に見つけたギターがあった。
Córdoba 45 Limited   -ESPANA Series- このESPANAシリーズのギターは最高品質の単板をスパニッシュ式の伝統技法で仕上げたスペインにて製作されるシリーズ。  これが税別180000円(税込み198000円)さらに、専用ハードケースもついている。 で、これをネットで見つけて、価格は税込み151800円。
4万6千円引きと言うことになる。 さらに、新品の弦も1セットサービスだった。 この価格でスペイン生産のギターを購入できるのはちょっと考えていなかった。 実際にメジャーなメーカーのギターは20万円を下回るようなクラスになると全て中国生産となる。
私が第一候補に上げていたアランフェスの716(定価160000万税別、税込176000円)もオール単板の仕様だけど、中国生産となる。
この上位モデル725(定価250000円税別、税込み275000円)だと国産となる。 ケースは付属していないので、アラフェスのハードケースは最低でも30000円なので、トータルだと30万円を超える。 
ただし、実売価格は716シリーズで145000円前後。 ケースは付属していないので、ケースを付けると175000円が最低価格となる。
それを比較して、私はケース付属で160000円を切る価格で専用ハードケース付きのスペイン生産であるこのギターに一発で決めた。
スペイン生産のギターはAntoniosannchesuのギターがあるけど、単板となるとやはり最低でも20万円を超える。 さらに、このギターは意外と評価は良くない。 なので、これはさっさと却下したのだ。
日本のトップメーカーとなるヤマハやヤイリのギターで国産、或いは中国生産以外のクラスになると、ヤマハなら40万程度になる。
ヤイリでも単板となると25万を超える。 
こうした事を考えると、Córdobaギターはかなりリーズナブルだし、見た目もカッコいい。 耐久性とかは比較することが出来ないので、何とも言えないけど、クラシックギターでトラスロッド(2way 4mm)が内蔵されているのはかなり珍しいだろうと思う。 ほとんどのクラシックギターにはこのロッドは埋め込まれていないのが通常だ。
勿論、塗装に関しては手作業とは行かない。 どうしてもウレタンの吹き付けとなるけど、まっ、価格からして当然だろうと思う。
その点に関してはプロが使用することではないし、それほど音に関して拘ることも無い。 ましてや、私のような素人ギタリストなんて、塗装にまで拘ることが恥ずかしい。
今回はネットで見つけたこのギターを手に入れるタイミングもそうだけど、バイクがスムーズに売却出来た事も私がこのギターを手に入れる為だと実感するのである。 
これまで、何度か見た気もするギターだったけど、他にはない特徴的な木目が印象的で、クラシックギターには見ることがないブラックホワイトエボニーとう材料を側面、裏板に使用している点は他のクラシックギターとは一線を画すことは間違いない。
何しろ、この独特の木目は同じ物が絶対に無いのである。 さらに、この材質は黒檀なので、かなり硬質だ。 この点も耐久性と言う点でも評価できるし、この硬質な材料だからこそ、よりスペインの乾いた音を鮮明に表現できるのだろうと思う。 ギターの命となるネックの耐久性もスパニッシュシダーなので、まったく問題無し。 しかも、ナット、サドルは骨だ。
この価格帯だとほとんどはプラスチック製である。 sannchesuのギターは低価格帯でも骨になるけど、国産のギターではまずない。
スペックを見る限りはこのCórdobaギターは相当にコストパフォーマンスの良いギターに違いないのである。
この2か月近くギターを探していたけど、3日前まではこのCórdobaのギターは全く目に入ることは無かった。 
なので、このギターを探した時には目から鱗。 さらに、予算も大幅に押えることも出来たので、これは私としては相当に良い買い物が出来たと自賛している。勿論、まだ手元にギターが届いていないので、実際の音を聞いてからになるだろうけど、少なくとも、今のギターとは比較するのは失礼な程に良い音であることは間違いないだろう。
YouTube動画でもこの同じギターの音色を聞いたのだけど、やはり少し高音が映えるギターだと言う印象だ。
勿論、クラシックギターの本格的な曲も違和感も無いし、フラメンコのような弦を激しくストロークするような曲のもバランスが良く響く。
クラシックギターは本来、ピッキングが主なので、アコギのようなジャラジャラと弾くことを考慮していない。 その点に関してもCórdobaのギターは単音でも和音でも、ジャラジャラ音でもとても綺麗なバランスの取れた音だと言う印象がある。 低温の響きもかなり心地良い。 勿論、100万もするような高級ギターに比較すると音の奥深さや遠方まで響き渡るような余韻は少ない。
でも、逆に単音の音自体は私はかなり良い音だと思った。
コンサートなどではマイクなどが無い場合にはどんなに響きが良いギターだって、届く距離は限りがある。 なので、音がどれほど大きいとか、余韻がどうかとか以上に大切なことは、単音、和音、ストロークでも音が綺麗で、バランスが良いかどうかだろう。 6弦あるギターの場合には当然だけど、単音も大切だが、和音はもっと大切な要素である。 
低音と高音、中間音とのバランスこそが楽器の生命線だ。 中でも、弦楽器はそれぞれの弦が持つ役割をしっかりと出すことが出来るかどうかだろう。
もちろん、弾く方のテクニックでも差を感じるだろうし、弦をタッチする角度や個人的な差も大きい。 
いずれにしても、私は良いギターに出会えて良かったと思って居る。
人生はタイミングが本当に大切だと実感したのだ。 バイクを売るタイミングと今回のギターを手にするタイミングが絶妙に繋がった気がするのだ。
さて、今日も休みだし、しっかりとギターの練習をして、来年、再来年、さらに3年後、5年後にどこまでギターを弾き熟すことが出来ているか、どこまで出来るようになっているか楽しみだ。
これからは、Córdobaのギターを毎日でも弾きたいと思うだろうし、そのために購入したのだ。
お気に入りのギターを手にすることは、ギターに触る時間を沢山増やすことが出来る事に繋がる。 練習が楽しい物になるためにも、自分が気に入ったギターを手に入れることは最高の上達する術かも知れない。
私もこのギターを最大限に弾き熟せる事を目指して過ごすことになる。


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