気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

大鹿村騒動記

2011-09-11 16:39:38 | 昭和レトロ
伊那市に1館(2スクリーン)しかない映画館「旭座」。
まさに、昭和レトロな映画館です。
30年位前まで幕内格行司で活躍していた木村筆之助の生家でもあります。
晩年は、糖尿病のため、土俵上で失態続きでしたが、第34代木村庄之助(式守勝治)は筆之助の弟子です。
また、井筒部屋の床山・床鶴(長野県出身)は筆之助の口利きで相撲界に入門しています。
筆之助は、伊勢ノ海部屋に所属していたので、かつては横綱・柏戸の秘書役もこなしていました。



旭座1では、現在「大鹿村騒動記」が上映されています。
ご存知、主役の原田芳雄さんの遺作。
映画の公開3日後に、亡くなられました。

この映画の舞台、長野県大鹿村は、伊那市のお隣にあります。
…と言っても、平成の大合併で伊那市になった旧長谷村と隣接しているのです。
なのでお隣と言えども、私の住む所からは、ちょっと遠い位置関係になります。

原田さんの遺作&地元が舞台という事で、遅ればせながら観に行って来ました。
入場料1,000円は、県民価格ですかね?
今どき、映画1,000円は有難いお値段です。

全国でまだ公開中なので、あらすじはちょっと書けませんが、地元に300年受け継がれている大鹿歌舞伎を中心に物語りは展開して行きます。
原田芳雄さん、元気ですよ。
顔色も良いし、とてもこの数ヶ月後に亡くなってしまうなんて、想像も出来ません。
また、冨浦智嗣が性同一性障害で悩む青年役で出演していますが、まさに好演。とても良かった。
佐藤浩市は、バスの運転手役でしたが、このバス、なんと「伊那バス」。
見慣れているので、愛着湧きますよね。

私、アニメ(娘と一緒に)以外の映画って、4年前の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」以来です。
久しく、映画館はご無沙汰でした。
ちなみに、私が観た回の観衆は20名。
これじゃ冷房代も出ないのでは…?
旭座様、これからも地域の映画館として頑張ってください。

原田芳雄さんのご冥福を心からお祈りいたします。





コメント (2)
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