気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

昭和37年の大相撲伊那巡業?

2015-10-19 19:49:54 | 昭和レトロ
先ほど、昔の相撲雑誌を取り出して、読んでいたのです。
東京時代、神田神保町とか蔵前の古本屋で、よく古い相撲雑誌を漁っていたものです。
気をつけて読まないと、紙の酸化・日焼け等の劣化で、ボロボロになってしまいます。
昭和30年代の貴重な資料ですから、大切に扱わないとね。



昭和37年(1962年)の「相撲」秋場所展望号。
何回も読んでいたはずですが、気になる一文を改めて発見。
この年の夏巡業は、長野県からスタートし、新潟・山形等を北上して行くルートです。
白黒グラビアは、長野市・柏崎市・酒田市等が中心でした。
長野市は、今でこそビッグハットとかホワイトリング等、オリンピック施設が多数ありますが、53年前の巡業は旧長野市民会館で行ったのでありますよ。
観衆は黒山の人だかりの1万人余り。
当時のグラビア写真に目を奪われました。



さて、話を戻して、その「気になる一文」です。
「今年の夏巡業は、長野県伊那市からスタートし---」というものです。
(1冊に2~3箇所記載されていました)
えっ、長野市巡業の前は伊那市で開催していたんだ~。
早速、ネットで調べましたが、残念ながらヒットせず。
ただ、1件だけ微妙な記事を拾いました。
何らかの地元新聞をスキャンした文字化けが著しい新聞記事です。
多分、8月に開催される伊那場所について、記者かファンが展望記事を書いています。
要約すると、「(真剣勝負で)怪我でもして、秋場所に差し支えるようなことになっては大変で、地方巡業と云えば、何処でもまずこういったものらしい。それにしても、大相撲一行を伊那で目の当たりに見られるということは、ファン(冥利に尽きる)」
あ~、やっぱり昭和37年の夏に大相撲巡業が伊那に来ていたんですね。



78年前(昭和12年)の伊那巡業は、天竜川に架かる大橋の下で開催。
53年前の伊那巡業は、どこで開催したのでしょうか?
伊那市営球場?しか無いでしょう。
当時は、勤労者福祉センターみたいな体育館ってありませんでしたからね。
昭和40年代半ば、馬場や猪木が来たときの日本プロレスも、市営球場で露天開催したみたいです。
大鵬・柏戸・佐田の山・栃ノ海等が伊那に来たんですね~。
また、地元新聞の縮刷版等で調べて、ご報告いたします。




この2枚は旧市営球場です。今はスタンド無しのただのグラウンドと化しています。



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