朝6時発の特急に乗り新幹線に乗り換えて親戚が来た。
山形県鶴岡市は日本海側に位置するので遠い。
11時に新小岩へ迎えに行く予定が30分位、早く到着した。
東北への玄関口は上野から東京駅に変化していて
一番地下にある総武快速電車に乗車したからです。
駅から実家に向かう車の中で父の状況を説明した。
実家では朝から兄が汗をかきながら大掃除をしてた。
前日の夜、この親戚のもてなしについて意見が別れて
この日の行動は私が全て一人で引き受ける事になっていた。
兄は細かい予定を立て、母と妹に指示を出す。
私は大まかな予定だけ、後はその場の状況で判断する。
同じ兄弟でも思考回路がまるで違う。
実家で寿司を食べながら久し振りの楽しいひと時を過ごす。
でもこれから「父のお見舞い・最後の別れ」が控えているせいか
食欲も出ないし会話も進まない。
そんな重たい空気を吹き飛ばしてくれたのが
母方の叔父さん。
「いやぁ、人間死ぬときは死ぬ。私なんざ昨夜も夜の12時までカラオケで歌いまくっていたからねぇ。ガハハ」
よし、この流れで行こう!
帰りの電車の時間もあるので病院へ向かった。
父の弟である叔父さんが心変わりして
「やっぱりオレは会わねぇどぅ、病室にも入らねぇ!」
みんなで説得してなんとか病室へ連れて行く。
実は忙しくて父に会うのは一週間ぶりの私。
重い脳梗塞と末期ガンの父は寝たきりの状態で息も荒い。
話は聞こえているが意思表示の方法が失われています。
眼を覚ます事も忘れたように眠り続けている感じ。
実の弟である叔父さんが話しかけると右手をモゾモゾ動かして
ちゃんと答えてくれる。
「ちゃんとリハビリさして、山形さ遊びに来いよ~」
父、本人には末期ガンである事を知らせていないので
リハビリをして脳梗塞を直そう!
そう、演じてくれました。
帰りの新幹線の切符も買ってあるので時間も押し迫り
東京駅まで車で送る。
兄も車に母と妹を乗せてみんなで見送り。
帰りの車には妹だけが乗り込んで色々と話した。
「もうダメだな」
「うん。転院させるのさえ難しい感じ」
父の死期が迫っている。
山形県鶴岡市は日本海側に位置するので遠い。
11時に新小岩へ迎えに行く予定が30分位、早く到着した。
東北への玄関口は上野から東京駅に変化していて
一番地下にある総武快速電車に乗車したからです。
駅から実家に向かう車の中で父の状況を説明した。
実家では朝から兄が汗をかきながら大掃除をしてた。
前日の夜、この親戚のもてなしについて意見が別れて
この日の行動は私が全て一人で引き受ける事になっていた。
兄は細かい予定を立て、母と妹に指示を出す。
私は大まかな予定だけ、後はその場の状況で判断する。
同じ兄弟でも思考回路がまるで違う。
実家で寿司を食べながら久し振りの楽しいひと時を過ごす。
でもこれから「父のお見舞い・最後の別れ」が控えているせいか
食欲も出ないし会話も進まない。
そんな重たい空気を吹き飛ばしてくれたのが
母方の叔父さん。
「いやぁ、人間死ぬときは死ぬ。私なんざ昨夜も夜の12時までカラオケで歌いまくっていたからねぇ。ガハハ」
よし、この流れで行こう!
帰りの電車の時間もあるので病院へ向かった。
父の弟である叔父さんが心変わりして
「やっぱりオレは会わねぇどぅ、病室にも入らねぇ!」
みんなで説得してなんとか病室へ連れて行く。
実は忙しくて父に会うのは一週間ぶりの私。
重い脳梗塞と末期ガンの父は寝たきりの状態で息も荒い。
話は聞こえているが意思表示の方法が失われています。
眼を覚ます事も忘れたように眠り続けている感じ。
実の弟である叔父さんが話しかけると右手をモゾモゾ動かして
ちゃんと答えてくれる。
「ちゃんとリハビリさして、山形さ遊びに来いよ~」
父、本人には末期ガンである事を知らせていないので
リハビリをして脳梗塞を直そう!
そう、演じてくれました。
帰りの新幹線の切符も買ってあるので時間も押し迫り
東京駅まで車で送る。
兄も車に母と妹を乗せてみんなで見送り。
帰りの車には妹だけが乗り込んで色々と話した。
「もうダメだな」
「うん。転院させるのさえ難しい感じ」
父の死期が迫っている。