叱られた

会社の奥半分は加工するスペース。

夕方、材木をバンドソーで製材するため段取りをしていると



なにやら話し声が聞こえ人が入って来た。

「一人で大変だろう、店番するぞー」

叔母さん夫婦がウォーキングついでに様子を見に来てくれた。

この夫婦は父の元で仕事をしていて知り合ったので

材木屋の事は任せられる。

金物店を営んでいたがやはり脳梗塞で倒れ店を畳んだ。

妹が生まれた時に、私はこの叔母に預けられ育てられ。

時に優しく、時に厳しいのはそのせいだ！

「お父さんはもう退院したの？」

「いえ…実はその…あの…」

事情を説明しました。

「えーっ？！なんで？！どうして教えてくれないの」

「それが今後の治療方針を聞きに行ったらいきなり末期ガン…

「もうねぇ、家族みんな冷静さを失っているよ！」

「そうだ、あそこは脳神経外科専門で癌は治せない。順天堂に転院させるか？」

「でも胆嚢で癌が見つかり肝臓のほとんどに転移していて…」

「摘出しても生きられるかも知れないし諦めちゃ駄目だぞ！」

「しっかりしなさい！こんな時こそ親戚を頼りなさいよ」

「だめだこりゃ、よしっ、病院へ行こう！」

嵐のように去ってしまった。

そうなんですwww私達家族は父が安らかに息を引き取れる事ばかり

脳硬塞のリハビリの事は考えていても末期ガンと聞いて思考は止まった。

急に親戚が動き始めてます。


父の田舎、山形でも親戚が集まって話し合った結果、

土曜日に見舞いにやって来る。

最後の別れに親戚が見舞いに行くと本人は気がつくと兄は反対した。

叔父さん夫婦と各家の長男である従兄弟が決定した事。

みんな親戚なんだ。

少しでも望みがあるならば皆、全力で動いてくれている。


兄との亀裂は大きくなる一方だ。

「みんな共通認識を持とうな！連絡はマメに取り合おうな！」

「お前たちが知っていてなんで俺だけが知らないんだ？」

「全ては兄弟で話し合って決めような！」

菅総理みたいな事を言う兄のせいで動きが重くなっているwww

兄妹それぞれの判断を尊重すれば良いでは無いか？

クソ政権のせいで復興が遅れているのとまったく同じ構図だぜwww


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