しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

女が家に付くと書けば嫁という字になる

2014-03-27 00:10:20 | 日記
会社の斜め向かいのお母さんが亡くなった。

本人の希望もありしめやかに質素に自宅葬を行う。

地区の班長さんがご近所さんだけで香典は包まないで

線香だけを手向けに行きましょうと連絡をしてくれた。


作成した請求書を自転車で配りながら仏具屋へ寄る。

桐の箱に入った線香でも買う予定が店員さんの勧めで

絵ローソクのセットを買いました。

いくら香典(線香代としての現金)を包まないと言っても

大人の男が手ぶらで通夜に行っては恥ずかしいぞと

あの世から父が言った気がしたのです。

ましてや父の故郷、山形県の庄内地方では山岳宗教の色が濃くて

冠婚葬祭では絵ローソクを贈る習慣もある。

羽黒山の山伏で知られる羽黒町出身だし。


通夜は午後6時から。

会社は6時30分まで営業する予定だったが

礼服を着たご近所さん達が集まり始めたので慌てて会社を閉めて

郵送で送る請求書をポストに投函してから

自宅で礼服に着替えて通夜に向かった。

建築職人の長男が下り坂の天気を心配して玄関前に

ロープとブルーシートで即席の雨除けのテントを張り

玄関の引き違い戸を外したりと日中から準備をしていた。

長年住み慣れた家での葬儀も良いものですね。

前面道路には大勢の弔問客が並びそのほとんどが

仏さんとは顔見知りのご近所さんばかりです。

嫁に来てから50年位だろうか?

自宅葬って良いもんだと感じた夜でした。
コメント
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