英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

大学受験用夏期講習中日が終わり

2014-08-21 08:43:09 | 講師の仕事
今週月曜日8/18日から金曜日22日までの5日間、
英語科目の直属の上司の方から頼まれて
大学受験生向けの長文問題中心の夏期講習をしています。
5日間の3日間が過ぎました(ため息)。

受講生は私がその講師先生から託されて
4月より毎木曜日夜に指導している生徒さん達がほとんど。
全員が進学校に在籍していて、英語と数学が能力別になっています。
英語は一番良いクラスに全員入ってはいるのですが、
毎年のことなんだけど、
国公立の受験に対して考え方の甘い部分が
ギリギリになってようやくわかることが多いと実感しています。

だから今回の内容では、早めに多少のショックを与えて(実際の過去問題に近い物を選ぶ)、
かといって絶望だけではまずいので、
現在の彼らの実力で55~60%くらいを得点できそうなものにしました。

自分が1級の過去問題を同じようにやってみて成果があったことから
時間制限を設定して、その時間内である程度の答案作成ができるようにしてもらう。

ここで大切なのは、
「そこにいる誰かと比べたり、何点取れたかを気にしないこと」。
あくまでも比較対照するのは、過去の自分だということを忘れないでね、と
声を大にして言います。

数字のマジックや自分のちっぽけな対面などに拘って
私自身は今までよかったことはあんまりなかったと思います。
でも、結果やそれに伴う数字はすごい力を持ってるでしょう?
一般の無責任な人たちはそういう外見だけで見たがる傾向が強いと思う。

でも、その人を本質的にとらえて全体的な底上げをしてやりたいと思うなら、
もっと総括的なアプローチで考えていくようにしたいと私は思う。

これを成就するにはどうしたらいいのか。
やっぱり日ごろからあれこれ一緒に同じ目標を持つモノ同士で
話をしながら切磋琢磨するしか他に道がないと思う。

今週末の土曜日、つまり私の講習が終わった翌日に
記述式の模擬試験が学校であるとのこと。

昨日めでたく3日目を終了後、1人1人に感想を述べてもらったら、
おしなべて全員が、
「つらい」とのことでした(苦笑)。

文法の約束事項と基本的な単語の意味を会得して、
それを文脈内で文意に沿うような日本語として変換していく作業が
長文読解ではどうしても必要になってくる。

昨日のある過去問では、イギリス人の自宅に関しての文章で
自分の家をbright&smartにしたい、というのが出てきた。
こういう無生物の扱いが曲者だと思うのです。
高校生にはかなりの難物じゃないかと話しました。
(模範訳:明るく洗練された)

解答は非常に主観に満ちた訳文で構成されているのだけど、
それをもっと彼らに分りやすくこなれた日本語で説明ができてこそのプロかな?と
予習時間がけっこうかかってます。

来年には受講者全員が楽しい大学生の夏休みを過ごしてほしいと
おばちゃんパート講師の私は何とかそれぞれの希望校に合格してもらいたいと思ってます。

あと2日、がんばるべ~~!

日本テレビ系列「高校生レストラン」

2014-05-30 19:24:30 | 講師の仕事
この舞台になった場所、ご存知ですか?
まぁ~、テレビばっかり見てません?とからかわれそうですが、
このロケ地、松阪市でもやや奈良県よりにある多気町という場所。
で、ここにある県立相可高校に在籍する高校生が主人公のドラマだったのです。

食物栄養科というのがある特殊な学校で、
当時の校長の肝入りで松阪市の料亭が実家だった人物に
何とか先生になってほしいというところからドラマが始まりました。

TOKIOの松岡君がこの先生役。
町おこしも兼ねてレストランを開店させようという話が起こりました。


実際のお店は「まごの店」というのです。
そこへ私が言うまで夫も子どもたちも誰も気がつかなかった
母の日を祝うために先週の日曜日、定食を食べに出かけて行きました。

3-4年前に行った時(開店してすぐ)、夫の誕生日祝いをかねて出かけたのです。
そうすると、朝9時半に到着したのに、10時半までには一日分の数が売り切れ。

今回はもうさすがに大丈夫だよ、と息子が云うので
ホンマかいな?とやや疑いのマナザシだったのですが、
やはり危なかった!

後ろから10番ちょっとで無駄足になりそうなほどの大人気でした。

前回よりもメニューが増えていたのですが、
主になるのが「まごの店定食」で、あとの3種類は早々に売り切れ。
夫が頼んだうどん付きのものがこの1食だけということでした。





和食の基本はだし巻き卵だそうで、これにだし巻き卵がついてお1人様1300円也。

忘れててごめんね、と息子のおごりでした。
なんと娘はすっかり忘れてやんの(汗)。

実は私、自分以外の行事はせっせと他のメンバーに行ってお祝を云わせるのですが、
自分のことは他のメンバーが気がつくまで云いません。
やっぱり自主的に気がつかないと、おかしいですやん??

夫のことは、ほぼ責任感と云うか、妙なのですが
一家の主としての威厳を保たせないとまずいと思って
父の日も誕生日も二人の子供たちに事前に何かやるように云います。
不思議なんだけど、あまり気にならないんですよね。

話が戻るけど、今回も食物栄養科の高校生の皆さんはキビキビと
気持ちが良いくらいに仕事に励んでいました。

こういう若い人たちを見ていると、塾の受け持ち生徒さんたちを思い出します。
勉強するのが嫌で嫌で、親の手前シブシブ来るとか、
大学はどうしても行かないといかんから、仕方なく勉強してるとか。

目標もないままに大学へ行くってホンマにええことなんやろか?
そう思ってしまうのです。

私が30代半ばから子どもの繋がりで教え始めた子たちの中には
同志社、早稲田、東京工業大、福井医科大、他に進んだ子たちがいました。

多分理工系のほうはその専門性を生かした道に進んだでしょう。
問題は文学部とかいう教養にかかわる学科に進んだ人たち。

なんと、その後、また進路変更して歯科衛生士や鍼灸師になった人もいます。

そういう話を聞くと、うぅぅぅ~ん、と考え込む。
親が偏差値だけで子どもの意思を無視して進路を決めてしまっても
また自分の希望する道をやり直すことになるんだろうなぁと思ったり。

親が子供の教育に主導権をとるのは、ロクなことじゃないと思います。
それって子どもの人生を乗っ取る行為だからです。
自分らしく生きられないという閉塞感に悩む子どもが出てくるのじゃないかな?
人生は自分だけのもの。
子どもが心から良かったなぁ、と思える仕事に就けるようにさせてやるのが
親として大切な心構えに思えるのですよね。

借り物の親の希望を優しい敏感な子どもほど先取りしてしまいます。
うまく親の希望通りの大学や就職先に入れたとしても
生きづらさに苦しんで、自己決定ができない自分に苦しむことになる。
そういう元・生徒さんを何人も目撃してきました。
いや~、子どもに自分の願いを重ねるような姑息なことはせず、
やり残したことを自分で今からでもやったらいいじゃないかな、と
親御さんにはそう言いたい。

この話のオチとしましては、我が家の二人の子供を見て下さい!
二人とも教師には絶対にならない、おまけに英語はさっぱりできないまま、ですわ~。
まぁ、あなた方の人生なんだから、
必要と思ったらまたやってください、と
母の私は遠くから見ております、はい!

元気すぎてクタクタ

2014-04-17 17:04:14 | 講師の仕事
新しく新入生を担当することになりました。
まず中学1年生(ピカピカ★☆★)2名男子。
次は進学高校の国公立志望3年生4名男子、2名女子。
そしてアメリカ留学希望の元生徒(愛知県にある公立大学卒業)男子1名。


毎火曜日に来ることになった新中一2名の男子君が疲れる・・・・・。
どうもシルフ先生は楽しい、おもろい先生なんや!と
えらく見込まれたのはええんです。

がっ、なつき過ぎてうるさいったらもう制御不能。
同じクラスに高校2年と中学3年生の男子君もいるのですが、
まぁ~元気いっぱい。
中一ってあんなんかな???
とにかく英語嫌いにさせないように
かといって無味乾燥したドリル問題集もアメとムチ方式で
どうやって進めていくのかが、今後の私の課題です。

毎木曜日の進学高校3年生の6名と元生徒君の合計7名クラスは
それまでの英語クラスのひたすら自習方式の受け身形態から
私の1人1人話してもらう、アクティブ型クラスが辛いらしい。

2013年度の結果をふり返ると、
どうも文法の基礎事項がしっかり地に足が着いていなかったことを
痛く思い知りました。

で、薄い厚さ5ミリほどの3部に分かれている問題集を選択し、
同じ並び方で、基礎→標準→実践という流れの文法問題だけを
大急ぎでやってもらうことにしました。

やはり高校入試の前後にはあっただろう英語力が
ダラダラしている間に薄まってしまった生徒さんもおり、
かなりつらそうに私のクラスを受けています。

でもなぁ~。
地方の国立大学でもセンターで受験全教科で7~8割をゲットしないと
合格の2文字は手に入らないのです。

昨年の今頃は、
「えぇぇ~、こんなんやりたくないし」
と、お客様の声(汗)の生徒の皆さんのリクエストを第一に置いておりましたが、
それをやっていては、本人の希望に添えないことが判明しました。

これではあかん、ちょっと大変でも土台の基礎工事を
急ピッチでやることにしました。

今夜はその大学受験生クラスの「分詞構文と受動態」のところ。
たぶん分詞構文がかなりボコボコだろうなぁと想像しています。
ちょこっと補強で参考資料を配らないとまずいかも?と思っています。

来年の桜は「全員咲きました!」と云いたいところです。
がんばっていきましょう!

話は変わって。
DHCメディカル3回目、無事提出しました。
今回はなぜか1つ分量が多く、いつもの調子で考えていたら
『えぇぇぇ~、間に合わヘン』と大慌てで英日訳作業となりました。
何とかギリギリ10日必着のところ、
9日に投かん。
はぁ・・・・。
今回の4回目は血液についてです。

さてさて話は変わって。
小保方さんで大騒ぎになっているイギリス商業科学週刊紙、'Nature'に
とても興味深い最新レポートが掲載されています。

ガンの転移に必ず大きく働くたんぱく質「キナーゼ」の解析が
徐々に進められているということ。
これが分ると、転移がおこった後でも拡大を防ぐ方法が分ってくる。
早くそれが解明されて、ストップがかかるようになってほしいです。
以下抜粋です:

  
疾患、がん転移に中心的役割のキナーゼ活性研究に新ツール
著者:Michael D. O'Neill カテゴリ:タンパク質研究
2014/4/16 9:00
University of North Carolina (UNC) School of Medicineの研究チームは、
人体の健康の維持や疾患に重要な役割を果たしている特定の細胞レベルの回路について、
これまでよりさらに深く探ることのできる生化学的な技術を新しく開発した。

この技術は、Klaus Hahn, Ph.D.の研究室で開発され、
2014年3月9日付Nature Chemical Biologyオンライン版で発表され、
キナーゼと呼ばれるタンパク質が活性化し、
細胞の移動など特定の細胞の挙動を引き起こす機序を研究する
重要なツールになるとしている。

このキナーゼの作用は非常に複雑であり、
未だにほとんど明らかになっていない。
それでも、キナーゼが疾患で大きな役割を果たしていることだけは判明している。

研究論文の首席著者で、
同大学のThurman Distinguished Professor of Pharmacologyを務めるDr. Hahnは、
「キナーゼが関わっていない病気を一つでも挙げられるだろうか?
キナーゼのプロセスを完全に理解することは非常に難しいが、
非常に重要な物質であることは誰でも知っている」と述べている。

長年、研究者はキナーゼにあれこれと手を加え、
細胞死や細胞移動、あるいは細胞内シグナル伝達などが起きることは観察できた。

しかし、このような実験も、細胞の挙動の引き金になるキナーゼの
様々な反応の解明ということになると、ほんの表面をひっかく程度でしかない。

また、どのような実験も、一気に起きる事象のタイミングをつかむことができない。
Dr. Hahnは、「タンパク質活性のタイミングは細胞の反応に大きく関わっているため、
これを突き止めることが重要だ」と述べている。

医薬開発メーカーはまだこのタイミングの問題をうまく組み込むことができない。
タンパク質を標的にした医薬が研究者の期待通りの効果を現さない原因は
そういうところにあるようである。

以上抜粋終わり。

分子生物学がオボちゃん騒動で長期間に停止しないようにと祈っています。
一日でも早くガンで苦しむ人たちが持病の一つとして
高血圧や糖尿病のようにコントロールしながら日常生活ができるように
祈っています。

いのちのバトンタッチ

2014-01-31 08:45:40 | 講師の仕事
小保方晴子さん、弱冠30歳で大金星(ふるいなぁ)ですね!

実はろくすっぽ読めもしないのに、亡くなった姉の最新がん情報を集めるために
iPadの'Nature'デジタル版を定期購読しています。

毎週お知らせがあるのですが、今回の彼女の最新リサーチがあることで
クローン羊・ドリーの時以来、2度目の事前発表が控えられていたとのこと。
これって凄いことなんです!!!!
今までの生物学の常識が根底からひっくり返るかもしれない。
それをわずか30歳のあのようなかわいらしいアジア女性がやってのけたとは!

3食夫婦で食事をとっているので、
私の興奮っぷりを夫に伝えてもどうにも「とんちんかん」。

だってですよ、自分のクローン人間をいともた易く複製可能になるかもしれない。
カズオイシグロの『私をはなさないで』じゃないけど、
自分の複製を密かに作っておいて、臓器に支障があった場合、
担当外科医に、
「キミ、悪いけどここ交換してくれる?」
と車のタイヤ交換みたいに自分の臓器の交換が可能になりそう。
そうなれば、亡くなった人からの臓器移植は不必要になり
助かる人が多くなるでしょう。
良いことづくめのようにも思います。

ただ人間は心をもつ動物なのがひっかかったりする。
死が不可避な存在だってのも、やっぱり当然なことだし。

わかりやすく言えば、
生のお花とアートフラワーの感覚の違いかもしれないなぁ。
ライブ感がある、期限があるっていうのは
対面するものに圧倒的な迫力があると思いますもん。

何かを言い残して次の世代にバトンタッチすることの大切さ。
それを小保方晴子さんは、祖母のかっぽう着で如実に表していると思う。
人類の何世紀にもわたる未来のために
自分の発見が寄与すればいい。
そんな長期的視野にたって話ができる若者がいるってことだけでも
私はとても日本人でよかったと思います。

たぶんノーベル生物学賞の筆頭格だと思われる彼女。
ビビアナ・ウエストウッドが大好きだとか。
ちょっとぶっとんだイギリスを代表するおばあちゃんデザイナーだけど
ゴスロリチックなファッションも晴子さんにぴったりな気がします。

今年のセンター受験者内でもリケジョの数が増えたそうな。
私はさっぱり理数科目がダメだったので
ひたすら憧れます。
英語はその人たちにとっては夢を体現するための道具。
その先にある目標は、いのちのバトンタッチをするための
素晴らしい未来予想図を完成することですね。
本当にうれしいです♪

Natureより/細胞: 多能性を誘導する新たな手段ブックマーク

二次までの自転車操業開始

2014-01-25 10:37:23 | 講師の仕事
センター試験が無事終了。
ほっとする間もなく、二次対策を視野に入れつつ
私大の入試が始まってます。

私の担当する受験生の方々もそれぞれ早い人は昨日から。
遅くても2月半ば過ぎには私大一般入試が終了。
その後、2月23-25日あたりに前期2次試験が開始予定です。

センターまでは全員一律で同じことをやればよかったんですが、
ここからが大変。

というのも、それぞれが別の大学を受験するから。
その受験生のやりたいことをきめ細かく応えつつ、
予習をしておかないとまずいことになる(うぅぅ~、きびしい)。

先週の火曜日(1月21日)は、国公立の出願をどこにするか
すでに決定済みの人、まだの人、がっくりきて出席できなかった人、
悲喜こもごもでした(はぁ~~)。

センター直前の火曜日に英熟語だけを特化した日英社から出ている
10日間で完成するドリルをほぼ2時間で仕上げてもらいました。
一番不安げだった男子君はようやく自分の弱点(地道に熟語を覚える)が
これほどとは!と気づいてくれたようです。

彼は慌てて見直しすることをやったそうです。
それで素点250点(200点筆記、50点リスニング)で堂々の200点越え。
傾斜配点方式で200点に換算しても80%を超えました!
いや~、めでたい、めでたい♪

やっぱり自分のありのままを苦しくても客観視できる素直さと勇気が
最後にはそれなりの結果として出るのだなぁと実感。

来週の火曜日からは、こちらも個人個人に対応した予習をしっかりしておかねば。

ところが、英検対策用にTIMEを読んできたことから
大学受験用の伝統的な長文はクセがあってけっこう辛い。

これがペアを組ませてもらっている正社員の講師の先生に言わせると
時事英語のような文章が出題されている問題は辛いということです。

私は時事英語の方にシフトするべきだと思うな~。
というのも、今年のセンター国語科目の現代文で疑問が生じているから。

私自身が古文、漢文が好きじゃなかったこともあって
偏りがある、と前置きします。

グローバルスタンダードとよく言われるけど、
もっと世界で戦える国語力が必要じゃないですか?

現在の国語力の判定テストとしてのセンター国語科目は
教養の面が大きすぎると強く思う。

教養は、それぞれが大人になってからやればいいことだと思うなぁ。

じゃぁ何を国語力とするか。
英語にトフルや英検を基準とするなどというなら、
朝日新聞や漢検などが実施する資格認定テストを国語力の判定基準にしたらいいのに。

つまり読解や漢字の読みとり力をもっと高めるほうに
シフトチェンジするべきだと思う。

それと大学生になってから大慌てでノウハウを泥縄式に学ぶ「論文構成力」について。
これを論理学までいかなくても、高校の国語の一環として
論文の基礎のような項目で教えるべきじゃないでしょうか?

林修さんという東進の講師の方が、
「いまでしょう!」
と売れっ子になってます。

でも、どうなんかな???
テクニックだけで読みこなすような難解極まりない現代文を読むことに
大きな意味があるとは思えないな。

お笑い芸人もやってる早稲田大学の博士課程取得の男性ブログを読みました。
彼はテクニックを抑えたら現代文は絶対に満点取れると豪語してるんです。

つまり出題者の意図を早く読みとったらいいということ。
それはないよなぁ、つまんないと思う。
そういう「しのぎ」的な読みとり力を上げても
元々の作者の意図と合致しないことが多いのでは?

英語の科目だけ実用に向けて「早く早く」と急がされることに
大きな懸念をもったんですけど、どう思います??


最後に最近とても感動した医師、鎌田實氏の詩より。

『サンキュー、グッドバイ』

張られた一本の欲望の綱をわたっていました

人と比較するのをやめると

少しだけよくばりが減ったように思います

よくばらなくなると

生きるのが楽になりました

よくばらなくなると

自由がふえました

人と競争しなくてもいいや

お金がなくてもいいや

偉くならなくてもいいや

僕のパンパンに張った欲望が

少しだけ小さくなりました

あるがままに生きればいいのだと気がつきました

人の目が気にならなくなりました

家族と笑ったり、人とつながったり

ごく普通の日常が、すごくいとおしくなりました

ちょっと遅かったけど、欲望が少し減って

自然に人に感謝できるようになりました

もしかしたら、この世に最後の時がきても

「サンキュー、グッドバイ」と言えるような気がします

最後の最後は家族と友人に

「さよなら、ありがとう」を言いたい

ちょっとだけよくばっています。


私もそうやっていつでも言えるように生きていきたいなと
思いますねぇ。

受験生とは真逆のような心の持ちようですけど、
得点や偏差値基準じゃなくて
自分の将来つきたい仕事を視野に入れて
マクロな視点で学校選びもしてほしいと思っています。
大学の選択肢を過大評価することはちょっと疑問です。

人間力の土台を作ることのほうがずっと大事じゃないかと思ったりするんですよね。