英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

edX,'Ancient Greek Heroes'申し込み完了

2013-03-10 19:19:53 | TIME reading
3月13日からのコース、ハーバード大学の「古代ギリシアの英雄たち」に
申し込みが完了しました。

これは凄いことだなぁ、と思う。
一方通行の授業じゃないってことがそれ。
もうお金も時間も工面せずに、インターネットさえあれば
自宅にいながら世界のエリート大学の授業が受けられるんですぞ!
やっぱり自分で経験してみないと、アカンでしょう。

週に4~6時間は学習をしなくてはいけないらしい。
プラトンの作品はいくつか過去には読んだことがあります。
そしてキリストまでの古代ギリシアの哲学者は無理やり全員覚えました(涙)。
じゃないと単位がもらえなかったから・・・・。

その下地があるので、たぶん多少の背景知識で
興味深く学べるのではと思っています。
察しが遅い自分が、何度も同じコトをやる羽目になり
結果としてそのことが幸いするっていうのかも。
要領が悪いってことも、案外良い面もあるんだなと思っています。

話は変わって。
今年の花粉症は誰もが異口同音に、
「最悪だ」とこぼしてます。
皆さんはどうですか??

私の場合、スギ花粉のあとのひのきが最悪(完全に花がつまる)で
スギは目がゴロゴロするだけなはず。
ところがどっこい、今年はそうはいかないほど辛いかゆみがおこっています。

土曜日の「上級英語クラブ」でのこと。
合計4名(男女各々2名)の会員で女性の方がお休みでした。
残り3名全員がひどい花粉症!
つまり罹患率100%の状態でした。

先週の月曜日に鼻血が止まらずに仕方なく近くの耳鼻咽喉科へ行くと・・・・・
私のような症状の患者さんで通路まで人がはみ出すほど。
40分ほど待ち、わずか2分ほどの診療。
しかし先生もナースも緊迫したオーラが満載。
1年間の稼ぎをこの時期に一気に稼ぐような殺気だった空気がみなぎっておりました。

PM2.5という新しい韓流ダンスユニットのような化学物質と
黄砂、そしてスギ花粉のトライアングルがすごい作用をおこしてそう。
あぁぁ、辛い。

そんな折、こんなふざけたオモロイCMを偶然発見しました→赤城乳業アイスキャンディーBLACK


あとちょっとで春爛漫。
もうすこし頑張りましょう~♪

和訳の難しさ

2013-03-05 09:24:14 | TIME reading
3/4日付けTIME、'CONTAGION'より。

今週のカバー記事が強力な耐性をもつ結核菌がインド、特にムンバイ地域で蔓延しているという記事でした。
写真も何枚か載っているのですが、悲惨の一語。
うぅぅ~、インドには行けないわ・・・・・。

なぜ既存の結核治療薬がことごとく効果を発揮しないかというと、
貧困層の多いインドでは、公衆衛生を管轄する公立衛生機関(公立病院や保健所など)が少なく、
民間の診療所(怪しげなものも含む)が乱立しているのです。

そこで怪しげな結核用の薬を安く処方してもらい、
患者が適当に飲んだり飲まなかったりすると・・・・。
その保菌者の結核菌が変異をおこし、どんどん強力に耐性を帯びることが原因だと書いてあります。

AIDSの蔓延がどうやっておこったかという外国映画を見たことがあります。
最初は不思議な病気だという認識だったものが、あっという間に世界に広がる。

このMDR(Multi-drug-resistant)型の結核菌もインドから
世界に広まるのも時間の問題かもしれないという記事でした。

似たような患者が同様の道筋を辿って(治療を途中で勝手にやめてしまうこと)
どの薬にも効果が出ない結核菌を作り出しているとのこと。
特に汚れた針で麻薬をうつ中毒患者が感染しやすいということです。
自分だけは、と思っているととんでもないことになりそうだ。

と、まぁ、制約フリーのTIME読みはただのんきで楽しい♪

ところが、課題も提出し講座許可待ちの翻訳の分野はたった一語(例・throughとかunder!)も
すべて辞書、ネットでも調べながら英日訳を考えることが当り前になりそうです。

そこで先週末の日曜の朝日朝刊紙の別紙から-Sampling the Headlines「見出しを読み解く」。
'Clinton machine ready to roll Biden'
まずこのmachineとは?
「集票組織」のこと。
じゃぁ、rollは?
「泥酔したりする人からこっそり盗む」。
うぉ~、分からないぞ。

ボストン・ヘラルドからの抜粋なのだけど、
まぁ、時事英語のオン・パレードで既存の電子辞書ではまったく歯が立たなさそうだ。

この全文掲載された記事には、他に'make goo-goo eye at'「うっとりした目で見る」とか、
'broker a deal'「協定をまとめる」、'can't go over too well'「あまり面白くないはずだ」、'in fighting shape'「丈夫で元気」というものまで。

Rochelle Kopp女史がこのコーナーの担当者だけど、日本語も非常に堪能なので
このような訳がすらりと書けたりする。
うぅぅぅ~、すごい人だ!

昨夜も会員になっているアメリアからの月刊誌が届いたので
その中でトライアル課題の訳文と講評を見つつ、
課題となっていたamazonの差別化の意義という文章をじっくり読んでみた。
これが・・・・。
ホンマに歯が立たない。
どう訳すのか、まぁ、こういう文章が訳せるようになるのか??と
疑心暗鬼になるんです。

同じ別紙にイギリス在住20年以上という翻訳家の男性が
全英ベストセラーの紹介をしていました。
私が読みたいなぁと思ったのは、第3位の'The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry'。
87日間かけてイングランドの南から北まで約1000キロを歩いた65歳の退職男性の話だそうです。
人生の宝があるんじゃないか?と彼は思ったのかな???

私の場合は、寝しなの読書にユゴーの『レミゼラブル』に飽きて
同じく長編のドフトエフスキー『カラマーゾフの兄弟』を先に読み始めました。
いま土曜日深夜枠でドラマを放送中です。
父親殺しがテーマです。
村上春樹もこのテーマが彼の主なものだということだそうな。
父親と息子、ほぉ~~オイディプス・コンプレックスだけじゃないのかな?

ボリショイバレエの暗い闇より

2013-02-22 10:04:33 | TIME reading
TIME2/25日号より'World/Dirty Dancing.

ボリショイバレエと聞いて?「ん?サーカスなら知ってる!」と思われる方、
はい、そうです。
どっちもとても有名ですよね。

バレエ団のほうは世界でも指折りの有名バレエ団です。(私的には、イギリス・ロイヤルバレエ、サンクトペテルスブルグ・マリンスキーバレエ団の次に好き)

私がバレエに興味を持ち始めたのは、少女雑誌を読み始めた小学3年生辺りから。
何せ専業農家のド田舎の3世代住居の田舎暮らしでは
こんな世界があるんや~~!ともう呆気にとられてましたね。
13歳、中学一年で別の窓となる英語との出会いとこのクラシックバレエの窓。
どちらも世界は広いな、と私に思わせてくれるものでした。

そこからウン十年(汗)が経過して、アイフォンでFBやTwitterで
どれだけでも世界中から瞬時に自分の好きな情報が入手できるようになったんです!
すごいわ~~、技術革新には舌を巻く。

最近のこのバレエ団の一大スキャンダルが、芸術監督セルゲイ・フィーリンが帰宅時、
暴漢に襲われて顔面に硫酸のようなものをかけられたという事件です

まるでアルカイダの一味になったかのようなフィーリン・・・。
まったくひどいことをします。

この事件の発端は、フィーリンを芸術監督に指名したボリショイ劇場のドン、Iksanovとフィーリンと同時代にライバルとして覇を競ったNikolai Tskiskaridze(ニコライ・ツィスカリーゼ)の権力争いということらしい。

私が小さい頃に有名歌手や芸能人がにたような事件に遭遇したことがあったような??
うぅぅ・・・・ロシアはまだそのレベルなんだろうと思います。
中国も同様な文化レベルかな??
裏での権力争いが表面化して、その後、多少なりとも状況が民主化されるといいのだけど。
美しい芸術の裏には、お金や権力が渦巻くどす黒い抗争がある・・・・。
なんともやりきれない思いがしますね。

一つだけ明るいニュースが。
2月19日付朝日新聞文化欄より。
法学者の巨人、ドウォーキン氏を悼むから。

少し前一躍時の人となったハーバード大学教授サンデル氏が指示するロールズとは異なる法哲学者、ロナルド・ドウォーキン氏について書かれた記事でした。

彼は東欧からの貧しい移民の子としてアメリカにやってきたそうです。
母子家庭で育ったことから、苦学して自分の知力を頼りに学者になった方でしょうか。

多用な価値を認めるコミュニタリズムのロールズ派(サンデルも含む)よりも
伝統的な倫理的価値観は一つではないか?から始まる考え方をもつ人だそうです。

私に読みこなせるかは甚だ疑問。
でも「善く生きる」という彼の座右の銘は心に強く響きますね。
まず論文集から読んでみようかと思っています。
がんばるぞぉ~~♪

私が胸にぐっときたのは、特にこの記事でのこの部分、
「善き生は人並み優れた業績を残す生ではない。<中略>
我々はむしろ善く生きることを目指すべきである。
尊厳なき生は、一瞬で消える。
しかし他者を尊重し、自らも善く生きるならば、
我々の生を宇宙の膨大な砂粒の中の小さなダイヤモンドとすることができる」

私も無名なまま生きて死ぬんだ、と覚悟はしています。
でも、このような著名な法哲学者の彼もそう思い、
実行をしていたとは!

ボリショイバレエ団内での権力争いを見るにつけ、
つくづく善く生きることは、他者を尊重しつつ
自分の尊厳も認めることだと思いました。

やっと勘が戻るかな??

2013-02-01 08:51:15 | TIME reading
「読めてるつもりでも、読めてない」という状態へ
1級2次試験の準備期間からずっと後退していたと断言できました。

やっぱり嫌いなことに取り組もうとすると、
自分を追い込むしかなかったんだなぁ、とつくづく、しみじみ(実感中)。

私のようなやや偏屈タイプの人間は、苦手なことをやらねばならないとなると
かなりストレスフルになります。
つまり不器用なんですよね。

と、まぁ、前置きが長くなりました。
2ヶ月ほどの前のTIMEでゲノム解析技術がビジネス、
つまり金儲けの手段として製薬会社との思惑もあり
着々と市民生活に根を下ろしていくだろうというのをじっくり読んでいます。

ゲノムビジネスのこと、よくわからないのです。
これってずいぶん前からTIME内だけじゃなくて
1級の過去問題にも出題されていたのを覚えてます。

ということで、山中教授のIPS細胞が一般治療にも
臨床的に行われそうだし、ちょっと基礎知識を入れようと奮起しております!

毎土曜日夜にある英語学習サークルの私の担当が「読解力UP」なので
この記事をもとに2回にわけて読んでいます。

実は翻訳者をめざしていることもあって
一文ずつを音読しながら日本語に訳しながら読むのが私流。
どうしても日本語の世界へ自分を戻さないと「しっかり読めた感」がつかめません。
遅読者のゆえんもこのあたりにあるのかも。

日本語で書かれた文書でも、やはり一回で意味がとれない時は
音読し、それから自分の頭でもわかるように言い直しをするようにしています。
こうしないと頭に入らないから。
自分の脳みそがあまり出来がよろしくないな、と思う部分です。

2012/12/24日号の38ページ、左から三つ目の柱の上部にある、
'Much less than'が比較級なら何との比較なのか。

39ページ、左から一つ目の柱の第1文目、
'a logistical nightmare'とは?

同ページ、真ん中の柱の上から2行目、
'returnig results'が分かりそうでわかんない。

と、まぁ、うっかり見過ごしそうな(わかっていると思い込みそうな?)
部分を日本語に訳しながら頭に入れて、それでもダメな部分がこのあたりでした。

勤務する塾のネイティブ講師であり、私の先生でもあるJ氏に
昨晩、彼が自分のクラスが終わったあと
短時間で教えてもらいました。

やっぱりあっという間に雲が晴れるようにわかるもんです。
こういうときに心強いなぁって思います。

ところで、自分のなかの確信が事実だろうと思っていることがあります。
それは英語学習者には2つのタイプがあるな、ということ。

以前から書いていると思うけど、
私は耳から頭に定着しない学習者です。
愚直に英文を書くか、日本語にしないと理解不能でそれを使いこなせない。
これはずっと40年以上もやりつづけてきた自分だからいえる事。

ところが、上記の英語サークルでお会いする60代以上の二人の方、
この二人とも耳からの学習で英語力がUPするタイプです。
うち1人の方は、元音楽教師でもありバイオリンも弾く方です。

彼女はとにかく耳から聴いてそれをそのまま言えるのです!

私はもう1人の耳タイプの男性の担当される茅ヶ崎出版の時事英語教本から
通訳訓練に近い作業がとても苦手。

彼女はスラスラとその文のままで淀みなく質問に見事に答えられる!
なんでやろ??といつも思っていました。

あるときなど、
「シルフさん、1級ホルダーなんだから、もっと自信を持たなきゃ」
とハッパをかけられる始末っぷり(激汗)。

こういうところからも、通訳タイプ(耳から)と翻訳タイプ(目から)という
英語学習でもグループ分けしつつ、自分がどちらで力をつけられるか
本人自身が見究めないとダメだろうと結論付けました。

お恥ずかしいんだけど、上記の茅ヶ崎のテキストで
私は延々と音読してもすぐパッパラパァ~と内容が抜けます。
仕方がないから、何をすると思います??

ひたすら書き出すのです。
もう、めちゃくちゃ時間がかかるのです(汗)。

ということで、なぜ1級受験期間に一日5時間ほども学習せねばならなかったか、
こちらに来ていただくでんすけさんに「からくり」をお知らせします。

タネも隠しもなくて、ひたすら愚直に取り組むしか
能がない(脳がない??)。




'I Am Adam Lanza's Mother'

2013-01-17 08:32:17 | TIME reading
A Mom's Perspective On The Mental Illness Conversation In America 昨晩の英会話クラス(?)で私が担当の記事がこれでした。
昨年12月にコネチカットでおこった小学校での銃乱射事件に関連した記事です。
アメリカで被害者への手は差し伸べられるのは当然なのだけど、
加害者の家族、主に親への共感はまるでないのも当り前だという。
そりゃぁ、そうでしょう、と私もこの記事を読むまで思ってました。


ただ、慶應通信の頃、とても気の合った文学部での若いママ。
当時はお子さんが幼稚園児くらいで2人。
第一子の長男坊君がアスペルガースペクトラム(自閉児ともかぶる症状有)でした。
彼女はその後、あと2人、お嬢さんを出産して4人の子持ちになりました。
彼女の長男坊君(現在高校生かな?)との葛藤のその後を見聞きしていたので
今回のこの記事は、他人事とは思えずに読みました。

元・学校長だった夫がよく口にしていたのは、
学習障害をもった児童数の増加傾向です。
これは先進国で共通の悩みじゃないかということが
TIMEなどでも書かれていたりする。
一つの原因は、親の晩婚化もあるのかも?といわれています。
はっきりはしないので、「かもしれない」のでしょう。

母親の出産年齢が高いとダウン症が、父親になる年齢が高いと
学習障害児が産まれやすいと私はTIMEの記事で読みました。
卵子も精子も老化するんでしょうか。

話を戻すと、私はアメリカではいわゆる社会的入院というものをさせない
コミュニティーで障害をもった人々を個性の一つとしてみなしていくと
そう思っていたのです。

ところが、アスペルガーや自閉症をもつ、とくに男子に18歳を過ぎてから
公の援助はないということらしいです。
だから、最近アメリカで多発する銃乱射事件の主犯格がすべて男性だというのも
加害者家族の悩み、「自分の子どもだったらどうしよう」という深い苦しみも
もっと公に語られていいのではと思い至りました。

31歳と27歳の二人の子どもを持つ私が、
あの子たちの小さい頃に絶対に他人に危害を加えてはいけないと
教えたことを思い出します。

そうすると、やんちゃな子達にイジメを受けたりすることもありました。
でも、やる側よりやられる側のほうが、私はずっといいんだと教えてきました。
自分はこうならないんだ、絶対にやらないんだ。

しかし、諭して言い聞かせてもやってしまう、制御不能の子どもがわが子だったら?
もっと公のヘルプがあってしかるべきでしょう。

何かのきっかけでスイッチが入ると、怒りをコントロールできない。
その子どもが暴れはじめると、刃物をすべて隠し
それぞれの部屋に鍵をかけて寝るしかない等々。
これは生き地獄ですよねぇ・・・・。

遺伝子の研究で様々なことがよくわかるようになってきています。
今日のニュースでも、20代で乳がんになる遺伝子が判定できる施設が
全国にできはじめたとのこと。
わかってもそれとどう対応してなおしていくのか(対処していくのか)、
それが分からない以上、悩みは深いです。

銃の規制がはっきりしないアメリカでは、
今後とも銃乱射事件は年間何回もおこるでしょうね。
これで良いわけがないと思います。
オバマ大統領もこの事件の後、涙を流されていました。
生命を守る学校現場での20名余の児童が銃で亡くなっているのですから。

どうなるのか、今後を見守りたいと思います。