英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

仲間学校での面接授業

2013-10-16 10:44:59 | 翻訳
4月から半年間のマスターコース『経済・金融』は滞りなく6回すべて終了しました。
ま、終わったので白状しますが(支障のない範囲で、ですぞ)
選抜試験を終えて多分13名ほどが在籍したのではないかと思ってます。

選抜試験後の全体の出来はそれほど良くないものでした。
全員が「C」という判定から始まったからです。
中々厳しい世界なんだなぁと実感。

まぁ、Cでもマイナスやプラスがあるわけです。
自分では全く知らない分野を受講するのだから当然だろうと思っていました。
おまけに私は数字音痴を自他ともに認めるほど算数からの落ちこぼれ組なわけですし(激汗)。
多くない友人とランチをしても、割り勘で計算違いをするほどのすごい猛者なんですから。


そんな私でも6回中5回目でB+をいただき、最後はAで終了となりました。
これは私の力というよりも講師のS先生が懇切丁寧に添削指導をしてくださったおかげだと思っています。
先生、ありがとうございました。

このS先生は現在神戸在住。
当日の10月12日もわざわざ神戸のご自宅からいらしたとのことでした。
そして大阪大学大学院博士課程に在学中の学生でもあります。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~come-true/sub1.html

きっと通学部生のみなさんにはその凄さが慣れっこになって
ピンとこないのだろうと勝手に思いますが、
日ごろ通信講座や通信制大学などばかりやっている我が身では
このようなスクーリング的な面接授業で先生がここぞ、と教えてくださる裏技は
『こういうことを軸に翻訳者は訳すのか』と、目からウロコの気分になります。

おまけにS先生の謙虚な誠実なお人柄に感動しました!
一流の方とはこういう方なのだと改めておごり高ぶることの怖さを知ります。
他人からの称賛を求めてやまない人物が
英語というものをお金に換えているこの世界には
嫌というほど居たりします。

というのも自分もそうじゃなかったかなと思うから。
私も英検2級から準1級取得後がそんな尊大な
イヤなヤツだったかもしれないと思い返したり・・・・・。

思えば若かったのと、自分に自信がなかったのですね。
ホンマにあのままじゃなくてよかった!
多少は人間の成熟が進んだのだろうと思います。

親友が臨床心理士試験合格後、同じような感想を漏らしていました。
地元にあるカウンセリング講座でプロのマネごとをしている頃を思い返してみて
私の上記のような傲慢さがあったなぁと言ったのを思い出します。

そうなんです!
一流と二流のままの違いはここにあるのかもしれません。
奥へ奥へと進むうちに、どんどん自分がどれほど無知なのか知らされるのですから。
それは謙虚に誠実に物事に取り組むしかないと覚悟することでもあるように思います。

話を元に戻しましょう!
午後1時から本部の教室で6名の参加者(男女とも3名ずつ)で行われましたが、
男性は私よりもすぐに仕事に結びつけるぞ、という強い覚悟が感じられました。
私は甘ちゃんなんや・・・・とビビったりしています。
こういう強い前向きな思いがないとアカンのでしょう。

2時間近い講義の後、事務所前でロビー談議に花が咲きました。
女性3名の参加者のうち1名の方がリーガル分野でプロとして活躍されている方でした。
彼女の実践の場での話は『ほぉぉぉ~♪』とうなづくことばかり。

もう一人の女性の方は40代半ばとお見受けしました。
彼女と意気投合したのは、私と同様に英検1級を取得したという点。
そしてそれが実際の実務翻訳といかに整合性がないものか判明したというところ。

合格後、見える世界はもっとすごいもんのはず!!!
ところが・・・・・。
さっぱりだったんだという,ものすごい落胆が襲ってきたんだという
私と同じ感覚を持たれていて、
思わず「うん、本当にそうですね!」と意気投合しました。

個人情報もありますし、お名前は自己紹介のときだけでした。
やはり不快に思われてはいけませんから、もしご縁があればまた繋がるでしょう。

この講義の後、私の上京とバッティングさせて
横浜から中野区へ引っ越しをした娘との壮絶な数日間が待っているとは、
誰が想像しえたことでしょうか。

<続く>