英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

自分でわかるまでガマン

2015-06-26 20:01:18 | 英語力UP
またまた前回よりずいぶん間があいてしまいました(汗)。

いや~、特別に驚くこともない毎日を過ごしているわけで、
これはこれでとても恵まれた幸せな毎日です。

ただ塾講師として多少の頭の痛いことはあります。
それは一般的に上位校と言われる高校3年生を10名ほど見ているのですが
学力の上昇がどうにもイマイチなのです。

イマドキとひとくくりしてしまって申し訳ないですが
「自分でわかるまで必死になって探す癖」というのがないのです。
たぶん私も含めてスマフォやタブレットの普及は便利なのですが、
それを自分が疑問に感じた時に使おう!とあまり思わない様子。

一応前置きすると、私の担当する生徒さんたちは県下トップ校に在籍する
二桁あたりに位置する人が多いのです。
ところが疑問にぶちあたると、すぐに答えを尋ねて問題の解決を急ぎたがるわけです。
でもなぁ、と講師の私は思うのです。

そんな疑問を感じた時に、自分でその苦しみを破る癖をつけてほしい。
そしてやっと探し当てた時の、
「あっ、分った、そうやったか!」
という宝探しの感触を得てほしい。

知っている人から与えられてしまった答えは
またすぐに忘れやすいからです。

反対に悶々と考えて独力で辿りついた答えはずっと記憶に残るはず。
孤独に打ち勝つ力を身につけてこそ、その後の人生の難問にも
たった1人で踏ん張れる力となるのでは?と思ってみたりします。

残念なことにお金を出すとすぐに助っ人が雇える便利な時代にはなってますが、
それを他人任せにしてしまうと、とても大切な「我慢する癖」は
延々と身につかないままになりそうです。

今月14日日曜日に臨床心理士でもある友人が一般人も参加できる
県の臨床心理士会主催の講演会に誘ってくれました。

以前から聴いてみたいと思っていた講演者、島根大学教授岩宮恵子氏のお話でした。
現代に生きる先進国の人々の実年齢は、年齢×0.7が精神年齢だということでした。
な~るほど♪

特に男性はもうちょっと幼いのではないのかな?と息子と娘を持つ私は思ったりします。
夫とすこし年齢が離れているのですが、親の世代が長生きをする分だけ、
いつまでも幼い子供のままで成熟せずに定年になったりするように感じます。
親が長生きでしっかり者というのも良し悪しのような気がしたり。

ジョージタウン大学の生命倫理入門は終了しましたが、
やはり専門用語の意味をしっかり把握できないままで未消化ぎみで終わってしまったと
やや後悔。
もうすこし母国語の入門書をやり直すべきだと思っています。
英語で学び治せれば良いけれど、やはり日本語で把握できないものは
英語で学ぶことはムリだろうなと思っています。

臨床心理学の岩宮恵子さんの話を聞きながら読み込んでみようと思う作家が出てきました。
辻村美月さんという方です。
直木賞作家でもある方ですが、中高生以上の女性の心理を書かせると
非常にうまいと定評があります。
悩み多い思春期の女子がまるで私のことのようだ、と納得するのだとか。
遠い昔の日々を思い出すのも懐かしくていいかな?と思っています。