英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

ピカピカの新一年生

2013-04-08 10:44:35 | 翻訳
全国的に今日の午後は小学校から高校まで入学式がとりおこなわれるのではないでしょうか?
私の闘病中の姉の2番目の孫も今日が小学校の入学式だと聞いています。

すこし気温が下がっていて、でも昨日のような嵐の天候じゃなくて
保護者の皆さんには気合でおしゃれしたいでたちで式に参加してほしいと思います。

私の現在の状況はというと・・・・。
フェローアカデミー、「金融・経済」マスターコースの第一回課題文の英日に
苦闘中です(涙)。

なぜ苦闘中なのかというと、株というものをやったことが私自身一度もないから。
やったことがあるという人には、アホらしいくらい簡単な文章に訳出できるだろうな~~。

株式情報に独特の言い回しなどが、私には一から調べないとダメなわけです。
なので、英単語を調べ、その日本語を調べ、え???なにこれ。
とまぁ、この繰り返し。
こんな短い文章にいったい何日かかってるんや、と自分でつっこみを入れようが
実情はさっぱりかわりません。

30年以上も税金の申告は自分で作製して提出しているんですが、
世の中のお金の流れを株を通してみたことがないってのがネックですねぇ(ため息)。

なので、「英和 IR用語辞典」

これを仕方なくamazonで購入となりました。
はぁ~、私も『ピカピカの一年生』気分です。

これと呼応して自分の英語力のなさをビシバシ知らされるのが
iPadでデジタル版年間購読した'Nature'、最新レポートの数々。
すごいですよ~~。
もうシャレにならないほど、見たことがない単語の羅列です。

一例だとこんな感じ(これはかなり易しめだと思います)
Red meat + wrong bacteria = bad news for hearts
07 April 2013

Lean steak is low in fat and cholesterol and high in protein — qualities normally considered healthy. But eating a lot of it can still cause heart disease. Researchers have now laid the blame on bacteria in the human gut that convert a common nutrient found in beef into a compound that may speed up the build-up of plaques in the arteries.

The results are published in Nature Medicine today1. Co-author Stanley Hazen, head of cardiovascular medicine at the Cleveland Clinic in Ohio, says that the study could signal a new approach to diet and health. In some cases, an individual’s collection of intestinal microbes may be as important to their diet as anything on a nutrition label, he says. “Bacteria make a whole slew of molecules from food,” he says, “and those molecules can have a huge effect on our metabolic processes.”

Consumption of red meat has been found to increase the risk of death from heart disease, even when controlling for levels of fat and cholesterol2. To find out why, Hazen and his colleagues gave the nutrient l-carnitine — found in red meat and dairy products — to 77 volunteers, including 26 who were vegans or vegetarians. One committed vegan even agreed to eat a 200-gram sirloin steak.

Related stories
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•Red meat is strongly linked to cancer
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Tests showed that consuming l-carnitine increased blood levels of trimethylamine-N-oxide (TMAO), a compound that, evidence suggests, can alter the metabolism of cholesterol and slow the removal of cholesterol that accumulates on arteries' walls.

But even when they took l-carnitine supplements, vegans and vegetarians made far less TMAO than meat eaters. Faecal studies showed that meat eaters and non-meat eaters also had very different types of bacteria in their guts. Hazen says that a regular diet of meat probably encourages the growth of bacteria that can turn l-carnitine into TMAO.

Double checking
To further make the case, researchers checked the levels of l-carnitine in the blood of nearly 2,600 people who were having elective heart check-ups. By itself, the nutrient didn’t seem to make a difference. However, people who had high levels of both l-carnitine and TMAO were prime targets for heart disease, further evidence that it’s the bacterial alchemy — not the l-carnitine alone — that poses the real threat.

Finally, the researchers found that feeding l-carnitine to mice doubled the animals' risk of developing arterial plaques, but only when the mice had their usual gut bacteria. When the animals were treated with gut-clearing antibiotics, l-carnitine in the diet did not encourage plaques.

Daniel Rader, director of preventive cardiovascular medicine at the University of Pennsylvania in Philadelphia, says that the study makes a “fairly compelling” case that intestinal bacteria feeding on l-carnitine increase the risk of heart disease.

The finding should give pause not only to meat lovers, but also to people who take l-carnitine supplements, which are marketed with the promise that they promote energy, weight loss and athletic performance, says Hazen. “None of those claims have been proven,” he says. “I see no reason why anyone needs to take it.”
Journal name:
Nature

日本で「Lカルニチン」ってダイエット効果抜群とかCMでさかんに宣伝してませんか?
この記事を読むとぞっとしますよ!
血管内でドンドン「垢」が溜まって心臓病をひきおこすと書いてあるのですから。
やっぱり全体のバランスで食事内容を考えないと
体を悪くするものを知らずに摂取する羽目になりかねないな、と思います。


さて話がずれましたが、金融経済とこの自然科学の共通項は、どちらも「自分が知らない分野の単語」ということかもしれないなと思っています。
なんていうか、「習うより慣れろ」とはよく言ったものだと実感中です。
地味に一個ずつ潰していくやり方が私流かなぁ???
トロール漁法に近いかもしれないな。

世間では1級ホルダーなどともてはやされているけど、
自分の中ではその実感がほとんどないというのが本音です。
このギャップはずっと自分が持ち続けるものなのだなぁと思っています。
これは通信で出た最後の大学の卒業時にも感じた
自分の実態とのギャップに酷似してるなぁ、と苦笑いしたりします。

それともう一つの覚悟に近いものが、
「お金をもらえるレベルの翻訳は普通じゃ読めないものを誰もが読める文体にすること」。
自分だけがわかっている範囲にとどまっているならば、
それはアマチュアのレベルなのだということも実感中。
いや~~、道は険しく遠いです。

一つだけ良いと思うことは、Natureの難解な文章と格闘した後では
TIMEがなんとわかりやすいことか!
1万語以上の英単語レベルまで上げても、
専門書を読もうとするにはまったく足りないんだということが
わかっただけでもすごいことだと思っています。

しかし・・・。
早く上記にUPした辞典が届かないとなぁ~~。

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6 コメント

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Unknown (大阪の主婦)
2013-04-08 13:44:21
おひさしぶり!!
シルフさんもがんばってるね~!!!
全く未知な分野を開拓しようとするその心意気。

少なからず、私にも影響しましたな。

私、国連英検受けようと思って!!

ほんと、知らないことだらけでね~(汗)
国連組織の本を読んで「ほおおおお。。。。。」の毎日です。

で、エコノミストを定期購読。
今、オンラインで読んでるけど、
経済を飛ばしたがる(汗)
エコノミストを購読する意味があるのか(汗)とか。

やっとこちらも今日、始業式です。やれやれ(汗)

おたがい今日も明日も充実してますように~!!!
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これは「私個人の意見」だけど (sylphide1832)
2013-04-08 19:17:08
マダムへ

やっと翻訳の課題に取り組む気持ちが持てるようになって来ました。
グリーフ・プロセスというのを亡母の介護の折、
超有名な(エリザベス)キューブラ・ロスの本を読み漁り、
自分なりに考えを固めたつもりだったのですけどねぇ(ため息)。
机の上の知識は多少は役に立っても、目の前の受け入れがたい事実は
まぁ、これが中々そんなきれいごとには推移しないってことです。

姉がらみで勢いだけで年間定期購読したScience Journal'Nature'.
わずか一行にいったい何個の未知英単語があるんや!というくらい読めないんですわ!!!!

でも、本家のアメリカで人体に被害が及ぶということで
FDAが急遽取りやめにした薬などが
日本ではまだ利用されていたりするニュースがあるとするでしょう?
自分や家族、友人に被害が及ばないようにするには、
必死で読む以外にないような気分にはなります。

お医者様で直腸がんを30代後半(人工肛門の後、外す)、
50代後半ですい臓がんになった方のブログを読んでいます。
彼の主治医が糖尿病予防薬のある薬をしきりに勧めるのですが、
この方、絶対に飲もうとしないのです。

それはなぜか。
その薬が今回のL-カルニチンと同様に
悪い細胞の餌になるものを結果として出すことを知っているからなんですよ。
こういう情報はたぶん英文の論文でいち早く入手されているんだろうと思ってるんです。
やはり医者まかせはダメだな。

自分からしっかり見立てをして、それを主治医にぶつけるぐらいじゃないと闘えないんだと
妙なところでリーディング力の大切さを思い知っています。
返信する
そういえば肉食が (ボーとする足立sunny)
2013-04-08 22:23:31
人類が、チンパンジーから枝分れしてホモ~となった頃、「肉食」(ハイエナのような腐肉食)によって脳の容積がグ~ンと大きくなり、その後の発展につながっていったという説があるのですが、現代の肉食は危険と隣り合わせですね。(英語はよくわかりませんが。)
nature 面倒そうですが、面白そうですね。わりと、日本の科学者(医者を含む)が、論文を寄稿することの多い雑誌でもありますね。
Lーカルチニンについては、摂取が有益という研究報告もたくさんされているので、この記事だけでは悪と決めつけられないと思いますが、未だ未知数の部分も多いので、最新の研究報告をフォーローし続ける意義は大きいと思います。
株式&金融関係は、未経験ですと、ちょっとつらいかも?とは思いますが、ですね。日本語の一般的解説書で何かと仕入れたほうが・・・とは思いますが、じきに精通していくのでは、と思います。
返信する
何冊読みましたかネェ???? (sylphide1832)
2013-04-09 09:43:39
足立sunnyさんへ

もうですね、私、ガン関連の書籍を
浴びるほど読みました。
もちろん英/日の該当する論文も、です。

ツィターでもフォローができるようにしてあるんです。
Natureの電子版もその一環なのです。

しかし、まぁ、知らなかったことの多いこと、多いこと。
おまけに偶然に主治医になった人との相性や
その人物がどれほど自分の病に習熟しているか。
こういう点は、自らが一世一代の賭けに打って出ないといけなくなるって訳です。
恐ろしいことですねぇ(ため息)。

ここ1ヶ月ほど。
生きるor死ぬということの間で気持ちが左右に極端に揺れていました。

そしてそれを左右しかねない情報が実はあまり明確でないことが恐怖を増大させるんですよね。
抗がん剤も日進月歩で進化しているのですが、
実は本当に効き目があるのかというのはかなり疑わしいのです。

肉を食するということの歴史が
日本では特に明治の富裕層(牛鍋、つまりすき焼き)から始まったということです。
ということは、私たちの腸内環境の消化酵素や腸内細胞に多量の哺乳類からの肉食は
消化機能が追いつかないのではないかと憶測中。

ガンが1cmに成長をするのには10年から20年必要なのだそうです。
ある時点から加速度を増すので、自覚症状が現れたら(つまり手術などが必要になれば)、
自分の体質を江戸・元禄時代あたりの食生活にもどすことが必要になるのでは?と
書いてある本も読みました。
米の精製技術が進化し、「江戸わずらい」つまり玄米から白米に移行したことで
貴重なビタミンが欠乏しだしたということです。

食べておいしいものと、体に良いものは違うんだと
食生活から見直しをするのがまずは一番確実だと知りました。
元禄時代かぁ~~~。
考えてもみなかったんですよね。

科学の情報は次々新しいニュースに上書きされますね?
おっしゃるとおり、この論文がすべて正しいことはないと思います。
ただ作為的にある種類のサプリを飲んでいるのは、
傍目からは、研究所の薬学開発のネズミのようなもんかも?と
冷静に見ていかないとまずいなぁとは思います。
食べ物をバランスよく食べること。
これにつきますねぇ~~。
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Unknown (Yoshiko)
2013-04-09 12:29:21
シルフさん、すごいです!私そんなに勉強してない・・・。

私も何冊かがん治療についての本を読みましたが、色々と意見がわかれるところもあって、結局何が正解なのかわからなくなるんですよね。

抗がん剤治療も本当に必要なのかどうか、と思うこともあります。
しかし、抗がん剤を拒否するというのは非常に勇気のいることでもあります。
手術や抗がん剤を拒否して代替医療にかけて、結果悪化させる方もいらっしゃるし。

そうやって色々と考えあぐねて、結局は標準治療に落ち着いているんですが。

でも、すごい「危機感」みたいなものが自分の中にあって、もしかしたら数年後には自分は死ぬかもしれないという気持ちがどこかにあって、その時に後悔しない生き方をしなければと思っています。

そんなこと考えずにの~んびり生きれたらなぁと思うこともありますが。

あんまり自分を追い詰めてはいけないとも思い、でも多少の緊張感も持っていないと、とも思い。
結局はバランスなんでしょうね。

同世代の多くは「まさか自分が死ぬことなんて考えられない」という気持ちでいると思うんですが、そういうのが羨ましいなと思うこともあります。
でも、じゃあ自分の人生そんなに不幸かというと「いや、結構いい人生だよな」と思うので、とりあえず死ぬときに「いい人生だったよなぁ」と思って死ねる、というのが目下の目標です。

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今しかわからないことって (sylphide1832)
2013-04-09 23:07:57
Yoshikoさんへ

そうですねぇ~~。
今回のことで、しみじみ思ったのは、
「誰も明日のことはわからないな」
という不確実性です。

人によってはさっぱり読めない作家・村上春樹のテーマも
日常の中に唐突に訪れる死があります。
タブーとされるけど、私は一番平等なものだと思っていますよ。
Yoshikoさんはちょっと早くから意識をしないといけなくなったのだと思っています。
姉の場合は63歳から。
私はもうちょっと先なのかも、いや明日かも。
でも誰にでも平等にその日はやってくるのです。

昨年末に亡くなった姑・104歳ともなると
もう自分がどうなってるのか、それさえも認識できませんでした。

『高齢になって老いて死ぬのはこういうことか』と
妙に感動しました。

Yoshikoさんと同じく、私もけっこう楽しい人生を歩んできたなぁと
そのXdayがたとえ明日でも今日が充実していれば
それが一番だなぁと近頃思っています。
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