このところ、いわゆる老々介護だったり認々介護だったりと言うご家庭が多く、ケアマネはじめ訪問看護もなかなか大変です。
長年連れ添った老夫婦に訪れた病魔。
それぞれのご夫婦の形があるし、お子さんたちとの関わりもあります。
なかなか、周りがよかれと思っても、ご本人たちにとっては大きなお世話の事もありますから・・
在宅は、あくまでも生活の場ですから、その方の生活スタイルに合わなければ、ただの押し付けになってしまいます。
それにつけても、多いのは熱中症。
エアコンのない家は、まだまだたくさんあります。
今日も今日とて、長袖のシャツとブラウスで涼しいお顔。
「あらら、お熱37.4℃ありますね。暑くないですか?」
「ちょうどいいわね。」
「そうですか・・・でも、これからお泊りにいく、あそこは涼しいでしょう?」
「そうそう。あそこは涼しくていいわ~」
…やっぱり、暑いんですね・・・と思いつつ、お薬のセッティングをしてバルンカテーテルとレッグバックを確認して、小規模多機能のデイサービスへ送り出しました。
残ったのはご主人。
「あのさー、俺困ってんだよ~」
「どうしました?」
「薬がなくなったんだけど、昨日もらいに行ったら、○○医院もう夏休みだたんだよね~。だから心臓の薬昨日から全然飲んでないんだ。」
「エ~、お父さんそれまずいでしょう?どれどれ、どんな薬飲んでたの?」
そこから、お父さんのお薬を確認したり、奥さんのかかっているクリニックにお願いして、私がお薬手帳と保険証を持って、簡単なアナムネ聴いて処方箋を書いてもらって届けたり・・。
この前から、どうもお父さんのお薬が怪しいって、ケアマネさんも担当看護師も言っていて、「9月からはお父さんも訪問看護を!ってお願いされてはいたんですが・・
「お父さん。今度からお父さんも訪問看護来てお薬みようか?」
「なんで~?俺全部自分で出来るもん。まだいいよー。」
実はHOTも使っているんです。
「俺より、自分に訪問看護来てもらえよ~」
は~・・・
こんな会話をした次の患者さん宅。
すごくフットワークの良いアルツハイマーのご主人。
何故かお尻に褥瘡が・・・。
洗浄とユーパスタとモイスキンパットで、2週間でほぼ上皮化。
あとは豆粒くらい残すのみで、来週にはフィルム材を貼っての仕上げにかかる予定です。
パンツ一丁で「これからおやつに一杯飲むんだ。わっはっは」という夫の血圧を測っていたら、もっとひどいアルツハイマーの奥さまが、「私も・・」と腕をだします。
「はいはい、測りましょうね。・・あれ、おかあさんちょっと高めね。」
ん?壁に下がっている妻のお薬カレンダー。
フランドールテープ、随分いっぱい残っています。
「今日これ貼り替えた?」
「貼ってない」
「じゃあ貼ろう。これで少し下がるかもね。」
「ここ。ここ。」と服をめくります。
お父さんは「あっはっは!お酒もうこれしか残ってない、自転車で買いに行かなくちゃ!」
ケアマネさんに報告したら、「この前は3枚貼ってありました・・。済みませんが、お母さんの指示書出してもらっていいですか~?」と言うことでした。
このお父さんは、熱中症で一度は衰弱していたところを発見され、今ではエアコンの効いた部屋で、元気に裸で暮らしています。
こんな感じのおうちが、実はたくさんあるんです。
なので、訪問看護に入った患者さん&その連れ合いまで看ることになるんです。
指示書がないから、知りませんとは言えないです。
ひどければ、やはり指示書をかいてもらって、一緒に見ることになります。
訪問看護は、その患者さんだけ見ればいいわけではありません。
病気だけ見ればいいわけでもありません。
家族もまるめ。
でも、それが魅力でもあるんです。
実は、こんな会話が楽しかったりもするんです。
こんな楽しい仕事、誰か一緒にやりませんか~?!
ところで、話は全然かわりますが、今日コンビニで買った新製品のそうめん。
誰かのブログでも見たことあるんですが、美味しかったです。
さっぱりしていて、大好物のもずくが入っていて、トマトも絶妙に待ちしていました。
暑い訪問から帰ってきて、冷たいそうめんは癒されます~。
明日は早朝から那須の山奥へファミリーキャンプに出発です。
もう寝ないといけません。
咳はまだ続いていますが、こころなしか間はあいて来ています。
来週までにおさまるといいな。
そういうわけで、次の更新は土曜日です。
台風きてるけど、行ってきま―す。
長年連れ添った老夫婦に訪れた病魔。
それぞれのご夫婦の形があるし、お子さんたちとの関わりもあります。
なかなか、周りがよかれと思っても、ご本人たちにとっては大きなお世話の事もありますから・・
在宅は、あくまでも生活の場ですから、その方の生活スタイルに合わなければ、ただの押し付けになってしまいます。
それにつけても、多いのは熱中症。
エアコンのない家は、まだまだたくさんあります。
今日も今日とて、長袖のシャツとブラウスで涼しいお顔。
「あらら、お熱37.4℃ありますね。暑くないですか?」
「ちょうどいいわね。」
「そうですか・・・でも、これからお泊りにいく、あそこは涼しいでしょう?」
「そうそう。あそこは涼しくていいわ~」
…やっぱり、暑いんですね・・・と思いつつ、お薬のセッティングをしてバルンカテーテルとレッグバックを確認して、小規模多機能のデイサービスへ送り出しました。
残ったのはご主人。
「あのさー、俺困ってんだよ~」
「どうしました?」
「薬がなくなったんだけど、昨日もらいに行ったら、○○医院もう夏休みだたんだよね~。だから心臓の薬昨日から全然飲んでないんだ。」
「エ~、お父さんそれまずいでしょう?どれどれ、どんな薬飲んでたの?」
そこから、お父さんのお薬を確認したり、奥さんのかかっているクリニックにお願いして、私がお薬手帳と保険証を持って、簡単なアナムネ聴いて処方箋を書いてもらって届けたり・・。
この前から、どうもお父さんのお薬が怪しいって、ケアマネさんも担当看護師も言っていて、「9月からはお父さんも訪問看護を!ってお願いされてはいたんですが・・
「お父さん。今度からお父さんも訪問看護来てお薬みようか?」
「なんで~?俺全部自分で出来るもん。まだいいよー。」
実はHOTも使っているんです。
「俺より、自分に訪問看護来てもらえよ~」
は~・・・
こんな会話をした次の患者さん宅。
すごくフットワークの良いアルツハイマーのご主人。
何故かお尻に褥瘡が・・・。
洗浄とユーパスタとモイスキンパットで、2週間でほぼ上皮化。
あとは豆粒くらい残すのみで、来週にはフィルム材を貼っての仕上げにかかる予定です。
パンツ一丁で「これからおやつに一杯飲むんだ。わっはっは」という夫の血圧を測っていたら、もっとひどいアルツハイマーの奥さまが、「私も・・」と腕をだします。
「はいはい、測りましょうね。・・あれ、おかあさんちょっと高めね。」
ん?壁に下がっている妻のお薬カレンダー。
フランドールテープ、随分いっぱい残っています。
「今日これ貼り替えた?」
「貼ってない」
「じゃあ貼ろう。これで少し下がるかもね。」
「ここ。ここ。」と服をめくります。
お父さんは「あっはっは!お酒もうこれしか残ってない、自転車で買いに行かなくちゃ!」
ケアマネさんに報告したら、「この前は3枚貼ってありました・・。済みませんが、お母さんの指示書出してもらっていいですか~?」と言うことでした。
このお父さんは、熱中症で一度は衰弱していたところを発見され、今ではエアコンの効いた部屋で、元気に裸で暮らしています。
こんな感じのおうちが、実はたくさんあるんです。
なので、訪問看護に入った患者さん&その連れ合いまで看ることになるんです。
指示書がないから、知りませんとは言えないです。
ひどければ、やはり指示書をかいてもらって、一緒に見ることになります。
訪問看護は、その患者さんだけ見ればいいわけではありません。
病気だけ見ればいいわけでもありません。
家族もまるめ。
でも、それが魅力でもあるんです。
実は、こんな会話が楽しかったりもするんです。
こんな楽しい仕事、誰か一緒にやりませんか~?!
ところで、話は全然かわりますが、今日コンビニで買った新製品のそうめん。
誰かのブログでも見たことあるんですが、美味しかったです。
さっぱりしていて、大好物のもずくが入っていて、トマトも絶妙に待ちしていました。
暑い訪問から帰ってきて、冷たいそうめんは癒されます~。
明日は早朝から那須の山奥へファミリーキャンプに出発です。
もう寝ないといけません。
咳はまだ続いていますが、こころなしか間はあいて来ています。
来週までにおさまるといいな。
そういうわけで、次の更新は土曜日です。
台風きてるけど、行ってきま―す。