本日、「心が強い人はみな、『支える言葉』を持っている」齋藤孝著を読み終わった。
一か月三十日分の、一話完結式であり、これを私は、一日に一話読む所を、一日に二話、三話、読まない日は全く読まない、等したが、何とか今日、読み終えた。
この齋藤先生は、どこからでも、文書を引っ張り出してきて、大盤振る舞いであり、偉人の励ます言葉を元に、自論を展開する。
中でも、私は、徳川家康の「重荷を負いて遠き道を行くが如し いそぐべからず」や、西郷隆盛の「いろいろむつかしい議論もありませうが、私が一身にかけて御引き受けします」、藤子・F・不二雄の「いじわるされるたびに しんせつにしてやったらどうだろう」、坂本龍馬の「世の人は われをなにとも ゆはばいへ わがなすことは われのみぞしる」が心に残った。
皆、偉くなる人は、それなりに、言う事が違う、皆、それに相応しい言葉を残しているんだ、と思い致し、考えさせられた。
言葉は、生きてゆくのに、かなりの武器にもなるし、人を傷つける事もあるが、励ましの、これら偉人たちの言葉には、こちらも大いに励まされた。
私も、常日頃から、こういった言葉を、日常生活で編み出して、使って行って、当たり前のように、極説中の極説を、さらりと、しかし、含蓄ある言葉で、端的に言えたらそれは凄い事だろうなあ、と思った。
とにかく、混迷する現代にも、この世に名言あり、を実感致した本。これも電子書籍であった。
以上。よしなに。wainai