Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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楽器は場所がかさばらないモノ程良い~ピアノの想い出

2023年12月18日 14時23分08秒 | 音楽楽器・演奏・歌・楽典楽譜・ハーモニカ・電子ピアノキーボード
 私の現在の愛用楽器、カシオ電子キーボードSA-76、44鍵である。この超コンパクトさが売りであり、私が心の底から欲して望んだ品物であった。六千余円位で買えて、千幾ら円で電源コードが買えて、七千円台で全て揃う。それに、私は、これの為に作られた、サードパーティー、第三社製の、袋、入れ物を、送料を入れて、二千円台で買い求めた。
 これと、最終的には最初に飛びついた、ヤマハのPSR-E360ME、61鍵という、メープル色というか、茶色系統の、これも非常に今でもお気に入りなのだが、重いし、場所も取るので、我が家での出番が全くない。これは一万六千円台、入れ物、袋ケースが三千円ちょっとであった。
 しかし、そのヤマハ電子ピアノは、キータッチレスポンスがあり、微妙なキーの打鍵の加減に応えてくれるのである。それに、左手右手、練習曲数は決まっているが、別々に手の指の練習もできる、という触れ込みであり、初心者に喜ばれそうな機種ではある。
 しかし、いかんせん、この楽器は、先程も申した通り、4~5kgと重く、場所も取り、ちょっとの練習には、大掛かりであり、私には手に負えない電子ピアノ・キーボードであった。
 だったら、最初から、カシオの電子キーボードを買った方が良かったのかも知れない。
 元々、今年からの私は、音楽楽器は、スタート・始まりが今年春にたまたま購入した中国製の複音ハーモニカが出発点であり、その後日本製のハーモニカの収集熱に浮かされていた所、偶然、電子ピアノのサイトに誘導されて覗いたのが、運の尽きだった。正にラッキーな私だった。これも一期一会の出逢いであろう。
 我が家には、同じくヤマハの、当時十万円半ばは確実にした、88鍵のクラビノーバと言う電子ピアノがまだあるのだが、そのピアノは現在は、我が家の多くの荷物が載せられていて、とてもじゃないが、そこには近寄りようがない、といった有り様。楽器の神様がいたら、私は完全に罰が当たりそうな程。非常に申し訳ない。
 とにかく、これだけ楽器が他にもあるのなら、何故それに打ち込まないのか、と思い、故に今は何とか打ち込んでいる最中。
 この高校時代に買ったヤマハクラビノーバは、最初は、私の母の姉、詰まりは、私の伯母さんが、所有するアップライトピアノがあり、それを譲ろうか?という伯母さんからの御話があったのだが、その輸送に掛かる手間ひまお金等々で、頓挫して、その計画はお蔵入りとなった。
 それで、仕方なく、母に頼んでピアノを買ってもらった店が、当時、郡山市のうすい百貨店の通りの、駅前の中町通りにあった、今も立体駐車場になっているビルの一階の、今は呉服屋いわきや(多分今もそこが呉服屋でやっていれば)の場所に以前は、ヤマハのピアノ屋さんがあった。
 ヤマハ楽器はその後、郡山市並木という、これも郡山市の少し郊外の繁華街に移った。
 とにかく、その、中町通りの終着点の四辻にあった店で、私は高校生の頃、そこの売り場に行き、高齢のおじいさんと言うような、男性老店員が、自由気ままに電子ピアノ楽器のコーナーで演奏を楽しんでいたのを見て、私は思わず声を掛けた。「上手いですねえ」すると、その老いた男性は、自分はこれでも楽器、ピアノは始めたばかりの初心者であり、しかし、大体、自己流でも、練習すればできるようになりますよ、と私に言った。
 それを眺めている内に、私はその楽器を見て、ヤマハ、と書いてあるのを確かめて、そのピアノは、ヘッドホンで夜も使えば、弦の張ってある生ピアノよりも、音がうるさくないから、夜間でも出来る、とその老店員は語った。
 私は値段を聞くと、少しは値引くような事も言ったが、やはり、十万は越すのだなあ、と思い、うちに帰って、良く、親とも相談するから、パンフレットを欲しいと言い、パンフをもらい、その老店員の名刺ももらい、うちに帰った。
 そこから、我が家では、当時、お金には困ってはいなかったのもあるが、熱心に母を中心に、私が楽器、それもピアノを習いたい買いたいと強く訴えた。
 それで、母も納得して、私が当時、安積高校に行っている間に、母は、しっかりと私のパンフレットに、定価の金額と、値引きの金額、その場ではもっと値引かれた記憶もあるが、本来は私が行かなければいけなかったのが、母が代理で、その、私がお目当ての電子ピアノを無事に母は買って来た、と後から学校から帰ると母から言われた。
 そして、私はピアノを習うのに、一番良い環境にあったのに、一切、私は、習おうとはせず、その頃から、自己流でピアノをいじっただけで終わってしまった。
 その後、私のピアノ熱は、再度、何度も何度も引き起こされ、もたげて来て、やはり一目ぼれの、憧れの楽器ではあったので、何度も何回も教室で習いたい、や、自己流で勉強しよう、とは思いつつも、今みたいな、インターネット社会ではなく、教室側でも、男の生徒が、もう大人ではねえ、子供だったら安心して教えてあげるんだけれども、といった差別を当時は今よりも大人の男性が習うには敷居が高く、風当たりが強かった。どこも受け入れてはくれはしなかった。
 そうしてようやく、大人の男性でも習える教室を見つけたが、そこでは、私が所有するのは電子ピアノだと言うと、そんなんではダメだ、本物の、弦の張ったピアノじゃ無ければ、という偏見がその先生にあり、そこは街の一地方の楽器屋さんが経営する教室であり、代わりに、うんと高いピアノを売りつけられそうになって、私が居ても立っても居られずに、一か月で辞めた。
 とにかく、そんな風だから、私は自己流だが、独学の、一人で習った方が、得策だとは思っていた。その後、聞いたところによれば、大手のヤマハ楽器でも、大人のピアノ教室なども出来て来て、大人でも習える事を知った。しかし、その値段お金が、時間も、通う手間ヒマ、労力も、今の自分には実に惜しい。そんなお金は出せないと思う。
 それが、それだけに、今の世、現在の時代の様な、ネット社会で自由自在に、PC、スマホ、タブレットを通して、架空の、しかし現実として確かにある、画面を通しても幾らでも教えを乞い、習える時代、場面なのである、正に今という時こそがそういうチャンス到来の時代なのだ。
 この機会を断固逃してなるものか、と、一人奮い立つ、私なのであります。
以上。よしなに。長文失礼。wainai


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