先程の郡山市立医療介護病院の方が今話題の「ユマニチュード」という介護法を説明する。
まずは六分程のビデオを見る。外国の(たしかフランスの方か?)考案した、介護方法らしい。
「ユマニチュード」
一、目を見ることーやさしく
二、お話をする時ー驚かせない
三、触れる時はーやさしく
それとは別に、
ケース1、視野の関係で、物忘れと誤解。その高齢者は、娘さんとお孫さんは認識していた、しかし、視野が狭く、お孫さんが見えて居なかった。
→視野の位置、お孫さんが見えるように居てもらい、調整。
ケース2、90歳の男性。30年前に亡くなった母。「母はいつ帰って来るの?」本当の事を言うと、涙を流し、悲しがる。
娘さんは、どう対応したら良いのか?
→本人に、母は戻って来るよ、というと、娘さんが、ウソを言うと、どうか、という反応。
ウソにも良いウソと悪いウソがある。これは良いウソ。ウソも方便。
お年寄り、特に認知症の方は皆、短期記憶が弱い。だから、決して、
本当の事を言わなくて良い事の方が多い。
本人はそれ以来、いたって落ち着いた。
ご本人自体が、今いる年代より前に戻っている。
こういった、高齢者を扱う時、
何十回、何度も同じことを聞いてくる。→深呼吸をして、自分を冷静に反省。不平不満をなくし、落ち着く。
相手への接し方。心の部分が大切。偏桃体に働きかける。
自分が一番、愛情を持っている人、物、ペットなどに自然と接し、大事にしようという真心。
「ありがとう」を言う。「ありがとう」の心。「あいしているよ」との安定した、落ち着きの言葉がけ。プラスの言葉感情。いい形で伝える。
結論=『認知症患者は、相手の表情や感情を読み取る力は失いません。』
『認知症は個性です。』
温かい目で見守る、サポーターの役目。サポーターは、認知症の、応援団。その御役目。
「優しい街、郡山」
「認知症の方にやさしい街は、子ども、大人にも、皆に優しい。」
とってもヘビーな話題、重い感じの話ではありましたが、何か、畠山さんと言う体験者のお話や、郡山市立医療介護病院の方の最後の話の方に、何か救いというか、ハッピーエンドとまでは行きませんが、胸のつかえが落ちるような気持ちになりました。
私が頂いた、認知症サポーター講座の終了・受講を表す「オレンジリング」。これは、本当に、受けて良かった、この講座を学ぶ価値は大いにあった、大収穫だ、と思います。私の今ホームに居る母の為にも、今後共に、役立つと思います。
本日は今日、この有意義な会合を開いてくださった皆様、この今回の会合の予約を事前に取り合って下さった地域包括センター(あんしんセンター)のOW田さん、御集りの皆様、誠に有難う御座いました。こんな滅多にない機会に恵まれて、非常に感謝感激感涙の次第であります。
以上。よしなに。wainai