漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

皇天眷命 上天眷命

2018年03月26日 | 四字熟語
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●268頁/550頁・・・音訓整理WP見直し(+漢検2)作業・・・目へん終了・・・

●ブログの「眷」の所に、
「・・・(注)「皇天眷命」という言葉があり、天が情をかけるという意味でも使われることから、「眷命」は「なさ(け)」に対応すると思う。天子が民を顧みて慈しみの言葉をかけるとの意もあるとの説明もあるので、場合によっては「かえり(みる)」にも該当。」
という記事を載せていたけど、改めて、「皇天眷命」について調べた・・・大変由緒のある熟語だった・・・

*本記事は音訓整理の「眷」のところには補筆しません・・・。

●「眷命」:(大字源)慈しんで命じる。目をかけ、天命を授ける。
      出典:「書経・大禹謨」・・・ 「皇天眷命、四海を奄有す」)「皇天眷命し、四海を奄有して、天下の君と為る
    (通釈:そこで、大いなる天は帝堯に目をかけて命を降したので、四方をことごとく所有して、天下の君となったのである。)

*漢検2には、「奄有(エンユウ):おおうように、残らず自分のものにすること。特に、土地をすべて自分のものにすること。「四海を―する」 *「掩有」とも書く。 」と、片割れだけ載ってる・・・。


(余談1)色々と調べていたら、元寇で有名な蒙古のフビライの日本宛の国書の冒頭にも似たような文言アリ・・・以下ネットから一部抜萃・拝借・・・

 <蒙古國牒状>文永十一年(1274年10月)の蒙古襲来(いわゆる元寇)に先立つ、至元三年八月(文永三年、1266年9月)の日付けで後の大元朝であるモンゴル皇帝クビライ政権から日本に対して送られた国書。
 冒頭(読み下し文)「 上天の眷命せる大蒙古皇帝、書を日本國王に奉る。・・・」

 「上天眷命
中国国内に現存するモンゴル帝国から大元朝時代のモンゴル皇帝およびモンゴル諸王家発令による命令文の特徴として、「上天眷命」、「皇天眷命」、「長生天氣力裏」などの一文を擡頭させて文章が始まる。

(余談2)「皇天」にかかわる成語類・・・ブログ既出の以下の「皇天」と合わせて3つある・・・
 <皇天>
 ・皇天親無し、惟、徳を是輔く   *天は公平で特定の人にひいきすることはなく、徳行のある者を助ける   
 ・皇天、吾が邦を眷祐す      

 *間違えやすい「昊天(コウテン)」はこちら・・・これもブログ既出・・・
 <昊天>
 ・昊天、極まりなし・・・「昊天罔極」・・・大空➪父母の恩が極まりなしという意味
 ・昊天、成命あり  (注)この「昊天」は、“大いなる天”と解釈しているものもある

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お知らせ: 「潭」関連記事の加筆

2018年03月26日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「熟語の読み・一字訓読 (その148) 2015年07月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- 」中、「潭」の記事を以下のとおり加筆しました。

<潭:タン、シン、ふち、ふか(い)、みぎわ>
ふち:潭水=底深くたたえられた淵 (ふち) の水。碧潭・深潭=深く水をたたえた所、ふち。濬潭(シュンタン)=ふかいふち
ふか(い):潭月=深く水をたたえた淵に映る月。潭潭=水が深くたたえられているさま。
潭影、潭思、潭心、潭深・・・
みぎわ:大潭、小潭、深潭・・・
<2018.3.26加筆>
(漢検2)
江潭:①川の深いふち。また、そのほとり。②(地の名)長江の南にあるふちで・・・楚の屈原が投身した汨羅付近という。
碧潭:(広辞苑)あおあおとした深い淵
緑潭:みどり色に水をたたえた深い淵。碧潭。
潭潭:(大見出し)①水を深くたたえているさま。 ②奥深いさま。
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諸田玲子 「森家の討ち入り」 

2018年03月26日 | 読書
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●「赤穂四十七士の中の、神崎与五郎、横川勘平、茅野和助と彼らをを取り巻く人たちの物語。この3人は、もともと赤穂藩の武士ではなく、その隣りの津山森家の家臣たちだったが、それぞれの理由から赤穂藩主・浅野長矩に仕え、刃傷事件からの吉良邸討ち入り、そして最後は帰らぬ人となった。
●が、物語の主眼は、“忠臣蔵”ではなく、“忠臣蔵”前後の、彼らの生き方と彼らを支える「女」たちの物語。

●以下の五篇のそれぞれの物語が最後にはつながって完結する連作小説・・・なかなか面白かった・・・一話一話ごとに余韻を残す書き方なのも恐れ入ったけど、それが最後の篇で、まとまるというか、時の移ろいを感じさせながら、またまた余韻を残すという憎い書き方・・・
・長直の饅頭
・与五郎の妻
・和助の恋
・里和と勘平
・お道の塩
●久々にこの作家の著作を読んだけど、満足した・・・「四十八人目の忠臣」の時に、相当取材や研究をしたんだろうな、とっても“深い”作品で、楽しく味わえた・・・。
●津山森藩て知らなかったけど、もともとは森家は織田信長以来の由緒ある家系で大藩だったんだ・・・藤沢周平の「用心棒シリーズ」に出てくる細谷玄太夫の出身がたしか津山森藩だったんじゃないかな?こっちは架空の小説だけど、藤沢周平さんも、このへんの事を知っていて、細谷玄太夫の出身を津山森藩って設定していたのか・・・やっとわかった・・・用心棒シリーズは何度読んだかわからないぐらいの愛読書だったのに、また、新たな認識と発見をした・・・。

●面白いし、お勧めできる本だと思うけど、津山森藩の内紛というかお家騒動の歴史的内容がよくわからないとちょっと読みづらいかもしれない・・・。もちろん、作者も説明をしてくれながら物語は展開するから、ゆっくりよく読めばわかるようにはなっているが・・・。

👍👍👍 🐕 👍👍👍
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