日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<偶然は準備のできていない人を助けない>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<漢検1級28-1>の故事成語問題で「ハンカン(反間)苦肉の策」なんてのが出たこともあるから、「ヨクキンコショウ(欲擒姑縦)の計」とか「レンカン(連環)の計」とかでも出るかも・・・ネットや辞書類にも色々と載っているようだし、割と有名???
●塚本青史 「三国志 曹操伝」(上・中・下)から・・・
蚩尤(悪鬼)・・・「・・・妖賊から皇帝と言われては、恰好が付かない。まだしも、蚩尤(悪鬼)などと評された方が形になる・・・」
*「蚩尤(シユウ)」:(広辞苑や他の国語辞典などにもあるが)デジタル大辞泉:蚩尤=中国の伝説上の人物。黄帝と戦い、濃霧を起こして苦しめたが、指南車を作って方位を測定した黄帝に涿鹿(たくろく)で敗れたという。
*( )内の悪鬼というのは著者の意訳か・・・大字源にも“悪鬼”との説明はなかったが・・・
擲箭(手裏剣)
*これも( )内は著者の意訳か・・・
*擲箭(テキセン):ダートのような投擲武器。先端に向かって太くなった柄に矢尻を付けた構造をしている。太くなっているのは投げやすく威力を高める為。中国/周~清
贅閹 「曹操は贅閹の遺醜にして、もとより懿徳なし」(袁紹・陳琳の檄文)
*(ネットから抜萃)贅閹(ゼイエン)とは、 宦官の入り婿のこと。贅とは贅肉のようにくっついている余分なもの、閹とは宦官のこと、つまり贅閹というのは宦官・曹騰の養子である曹嵩のことである。その曹嵩の遺した醜悪の形が曹操だというわけである。
*ちなみに、入り婿のことは「贅婿(ゼイセイ)」・・・最近のS+さんの文章題だったかな?書き問題で出てた・・・
艨衝(モウショウ):漕ぎ手が十数人で敵船に体当たりする突貫用の衝角を舳先に具えた、切込み攻撃専門の舟。
(大字源):いくさぶね。敵船に衝突し突き破る細長い軍船。同)蒙衝
霹靂車(ヘキレキシャ):曹操が考え出した当時最先端の後方支援兵器。霹靂車は、てこの原理を活かした投石装置で、車輪が搭載されているので陣地侵入・撤収が容易に行うことが可能。・・・霹靂車を導入した官渡の戦いで曹操は、袁紹に勝利。
その他の兵器(ネットからの情報もあり)
・衝車:丸太の先端を鋭角に削って尖らせたものを台車に乗せたシンプルな装置。人力で押したり引いたりして城門・城壁に衝突させて破壊。
・亀甲衝車:上記に紹介した「衝車」のアップグレード版。衝車に木や金属を網状に組んだフレームを設置し、その上に動物(牛や羊)の革を張って、防御しながら城門・城壁を破壊することができる。これを用いたことで、城門・城壁を破壊するまでに投石や矢によって戦死する兵士の数が激減した。
・城壁に梯子を架ける「雲梯車」
・やぐらが接近してくる「井闌車(せいらんしゃ)」:井闌車は弓兵が配置できるようにやぐらに車輪がついている車
・・・
欲擒姑縦(の計)
(ウイキ)欲擒姑縦(よくきんこしょう:擒(とら)える事を欲するならまず逃がせ)は兵法三十六計の第十六計にあたる戦術。 もし敵と十分な戦力差が無いならば、窮鼠猫を噛む事態を避けねばならないので、敵をわざと逃がして気が弛んだところを捕えるのが良い。
(Weblio辞書)
欲擒姑縦 攻戦の計「兵法36計を学ぶ」:欲擒姑縦(よくきんこしょう):擒(とら)えようと欲すれば姑(しばら)く縦(はな)て。
連環計(れんかんけい、れんかんのけい)
中国の兵法書に挙げられる兵法の一つで、あたかも鎖の環が連なり合うように、複数の兵法を連続して用いるものである。複数の計で大きな効果を狙ったり、複数の勢力を連立させる等して敵内部に弱点や争点をつくりだし足の引っ張り合いをさせる兵法である。
*小説『三国志演義』には、二度「連環計」が出て来る。
①董卓暗殺
後漢の司徒であった王允は、専横を極める相国の董卓を亡き者にするため、「連環計」を謀る。まず、絶世の美女として知られる娘の貂蝉を、董卓とその側近の呂布の元に送りこみ、二人を貂蝉の虜にした(美人計)。その後、貂蝉を巡って両者を仲違いさせ(離間計)、呂布を説き伏せて董卓を殺害させた。
*「美女連環の計(びじょれんかんのけい)」とも・・・王允により美女貂蝉を使い、董卓と呂布の仲を裂き、呂布によって董卓を誅殺してしまおうという策が「美女連環の計」。
②赤壁の戦い
赤壁の戦いにおいて、孫権・劉備連合軍が、敵対する曹操軍の船団を火攻めにする計略を巡らせているところへ、蒋幹が案内した龐統が「連環計」を献策する。曹操軍に潜り込んだ龐統は、曹操に船酔い対策として軍船同士を鎖で繋げることを進言し、曹操の船団が容易に動けないようにしむけた。
また、連合軍は将軍の黄蓋を偽りの棒叩きの刑に処した。これを連合軍に潜入していたスパイの蔡中らに見せつけて虚偽の情報を流し(反間計)、曹操軍へ黄蓋の偽装投降を信じこませた(苦肉計)。その後、潜入した黄蓋たちは曹操の船団に火を点けた。鎖で繋がれている曹操の船団は燃え上がり、連合軍は曹操軍を大破した。
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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<漢検1級28-1>の故事成語問題で「ハンカン(反間)苦肉の策」なんてのが出たこともあるから、「ヨクキンコショウ(欲擒姑縦)の計」とか「レンカン(連環)の計」とかでも出るかも・・・ネットや辞書類にも色々と載っているようだし、割と有名???
●塚本青史 「三国志 曹操伝」(上・中・下)から・・・
蚩尤(悪鬼)・・・「・・・妖賊から皇帝と言われては、恰好が付かない。まだしも、蚩尤(悪鬼)などと評された方が形になる・・・」
*「蚩尤(シユウ)」:(広辞苑や他の国語辞典などにもあるが)デジタル大辞泉:蚩尤=中国の伝説上の人物。黄帝と戦い、濃霧を起こして苦しめたが、指南車を作って方位を測定した黄帝に涿鹿(たくろく)で敗れたという。
*( )内の悪鬼というのは著者の意訳か・・・大字源にも“悪鬼”との説明はなかったが・・・
擲箭(手裏剣)
*これも( )内は著者の意訳か・・・
*擲箭(テキセン):ダートのような投擲武器。先端に向かって太くなった柄に矢尻を付けた構造をしている。太くなっているのは投げやすく威力を高める為。中国/周~清
贅閹 「曹操は贅閹の遺醜にして、もとより懿徳なし」(袁紹・陳琳の檄文)
*(ネットから抜萃)贅閹(ゼイエン)とは、 宦官の入り婿のこと。贅とは贅肉のようにくっついている余分なもの、閹とは宦官のこと、つまり贅閹というのは宦官・曹騰の養子である曹嵩のことである。その曹嵩の遺した醜悪の形が曹操だというわけである。
*ちなみに、入り婿のことは「贅婿(ゼイセイ)」・・・最近のS+さんの文章題だったかな?書き問題で出てた・・・
艨衝(モウショウ):漕ぎ手が十数人で敵船に体当たりする突貫用の衝角を舳先に具えた、切込み攻撃専門の舟。
(大字源):いくさぶね。敵船に衝突し突き破る細長い軍船。同)蒙衝
霹靂車(ヘキレキシャ):曹操が考え出した当時最先端の後方支援兵器。霹靂車は、てこの原理を活かした投石装置で、車輪が搭載されているので陣地侵入・撤収が容易に行うことが可能。・・・霹靂車を導入した官渡の戦いで曹操は、袁紹に勝利。
その他の兵器(ネットからの情報もあり)
・衝車:丸太の先端を鋭角に削って尖らせたものを台車に乗せたシンプルな装置。人力で押したり引いたりして城門・城壁に衝突させて破壊。
・亀甲衝車:上記に紹介した「衝車」のアップグレード版。衝車に木や金属を網状に組んだフレームを設置し、その上に動物(牛や羊)の革を張って、防御しながら城門・城壁を破壊することができる。これを用いたことで、城門・城壁を破壊するまでに投石や矢によって戦死する兵士の数が激減した。
・城壁に梯子を架ける「雲梯車」
・やぐらが接近してくる「井闌車(せいらんしゃ)」:井闌車は弓兵が配置できるようにやぐらに車輪がついている車
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欲擒姑縦(の計)
(ウイキ)欲擒姑縦(よくきんこしょう:擒(とら)える事を欲するならまず逃がせ)は兵法三十六計の第十六計にあたる戦術。 もし敵と十分な戦力差が無いならば、窮鼠猫を噛む事態を避けねばならないので、敵をわざと逃がして気が弛んだところを捕えるのが良い。
(Weblio辞書)
欲擒姑縦 攻戦の計「兵法36計を学ぶ」:欲擒姑縦(よくきんこしょう):擒(とら)えようと欲すれば姑(しばら)く縦(はな)て。
連環計(れんかんけい、れんかんのけい)
中国の兵法書に挙げられる兵法の一つで、あたかも鎖の環が連なり合うように、複数の兵法を連続して用いるものである。複数の計で大きな効果を狙ったり、複数の勢力を連立させる等して敵内部に弱点や争点をつくりだし足の引っ張り合いをさせる兵法である。
*小説『三国志演義』には、二度「連環計」が出て来る。
①董卓暗殺
後漢の司徒であった王允は、専横を極める相国の董卓を亡き者にするため、「連環計」を謀る。まず、絶世の美女として知られる娘の貂蝉を、董卓とその側近の呂布の元に送りこみ、二人を貂蝉の虜にした(美人計)。その後、貂蝉を巡って両者を仲違いさせ(離間計)、呂布を説き伏せて董卓を殺害させた。
*「美女連環の計(びじょれんかんのけい)」とも・・・王允により美女貂蝉を使い、董卓と呂布の仲を裂き、呂布によって董卓を誅殺してしまおうという策が「美女連環の計」。
②赤壁の戦い
赤壁の戦いにおいて、孫権・劉備連合軍が、敵対する曹操軍の船団を火攻めにする計略を巡らせているところへ、蒋幹が案内した龐統が「連環計」を献策する。曹操軍に潜り込んだ龐統は、曹操に船酔い対策として軍船同士を鎖で繋げることを進言し、曹操の船団が容易に動けないようにしむけた。
また、連合軍は将軍の黄蓋を偽りの棒叩きの刑に処した。これを連合軍に潜入していたスパイの蔡中らに見せつけて虚偽の情報を流し(反間計)、曹操軍へ黄蓋の偽装投降を信じこませた(苦肉計)。その後、潜入した黄蓋たちは曹操の船団に火を点けた。鎖で繋がれている曹操の船団は燃え上がり、連合軍は曹操軍を大破した。
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