漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

なぜ、“斉聖広淵“・“斉聖”という熟語に辿りついたか・・・

2018年03月15日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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<30-1向け模試>(その1)~(その3)まで配信中・・・・・・
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●“故事成語”の記事から脱線して、なぜ、先の“四字熟語”の記事になったか(特に、「斉聖」「斉聖広淵」熟語に辿りついたか)について、下記しておきます。
●「高得点獲得のためには」用の記事にしてはいますが、高得点云々に限らず、また、この熟語に限らず、こういう学習のやり方で語彙や周辺知識を増やすこと、理解を深めておくこと、延いては記憶に定着させるようにすることが大事だと考えています。(下記のとおり、「斉聖」は漢検2掲載熟語ですが、この熟語単独では、一応目にして、一応意味を捉えていたとしても、いざというとき(本番で試験で出たとしたら)、簡単な漢字ではあっても絶対に浮んではこない熟語ではないでしょうか・・・以下のように、周辺知識の深掘りとともにこの熟語を理解しておけば、応用力というかヒラメキにつながる可能性が大きいと思います)
●今後の学習のための参考となれば幸いです・・・

<なぜ「斉聖」(あるいは「斉聖広淵」)>に辿りついたか>
①先の「<30-1>に向けて(その3) 左伝から」記事で紹介したように、
 「セイメイ(斉盟)は信を質(ただ)す所以なり」という故事成語アリ
②「斉盟」の意味を調査 ➪(故事成語の参考文献)慎みのある盟い。(大字源)ともに誓うこと。(出所は同じ左伝だが、出典は異なっている・・・。*大字源と故事成語の参考文献では「斉」の意味のとらえ方が異なっていることにも一応留意しておくことに・・・)
③(念の為)「斉」の字で、漢検2にあるかどうか調べた(ナシ)。この熟語そのものはなかったが、「斉」のところに「斉聖」という熟語掲載アリ。
 (漢検2)「斉」・・・意味⑤おごそか。つつしむ。「斉聖」・・・ *意味の説明はナシ。
④「斉聖」を漢和辞典、国語辞典で調べた➪大字源、新漢語林にアリ。
  斉聖(せいせい):(大字源)正しく物事に通じている。一説に、慎み深く、賢い。
          (新漢語林)つつしみ深くかしこい。正しくて物事の道理によく通ずること。
  *漢検2の「斉」の意味のとらえ方は「おごそか。つつしむ。」ということだとわかり、新漢語林のほうの説明のほうがしっくりくることがわかる。
(参考:
 ⑤ついでに、“おごそか、つつしむ”に該当しそうな熟語を、大字源で調べてみた・・・
 斉敬(サイケイ):つつしみうやまう。心身を清め慎む。
 斉厳(サイゲン):つつしみ深くて、おごそか。
 斉粛(サイシュク・セイシュク):おごそかにしてつつしむ。
 斉如(サイジョ):おごそかにしてつつしむさま。 
 斉荘(サイソウ):うやうやしい。おごそか。
 斉慄・斉栗(サイリツ):つつしみおそれる。
 *大字源の場合は、“つつしむ、おごそか”の意のときはほとんどの熟語が(「ものいみ」の意と同じく)“サイ”音(漢・呉音)。漢検2の場合は、音による意味分けで“おごそか、つつしむ”意のときは“セイ”音となっていて、“ものいみ、ものいみする”の意の場合のみ“サイ”音となっている。
 ・・・ここまで調べて「斉(セイ、サイ)」の熟語調べはヤメ・・・混乱するだけ・・・とりあえず、「斉聖」、漢検2は読みを振っていないが、「セイ」音のところにあること、故事成語の参考文献や大字源(意味のとらえ方がちょっと違うが・・・)でも「セイセイ」と読んでいることから、「斉聖」の音読みは“セイセイ”で良いだろうと判断・・・他の熟語のサイ音読みは一応頭の中に留意させるにとどめる・・・忘れちゃうだろうけど・・・ちなみに漢検2には“サイ”音熟語は掲載ナシ・・・)

⑥(「斉聖」熟語に戻って)この熟語だけでは、その意味や使われ方がよくわからないので、さらにネットでしらべてみた・・・
➪「斉聖廣淵」という四字熟語がヒットした・・・➪よく読んでみたら、「八元八凱」の人たちの人と為りを表す熟語だった。
➪これで、「八元八凱」のほうをよく読んでみたら、
 ・「斉聖広淵」の出所は「八元八凱」であること。
 ・他に、「明允篤誠」「忠肅共懿」「宣慈恵和」という四字熟語もあること。
がわかった。

・・・以上のように、これで「斉聖」という熟語はしばらくは頭にこびりついて離れないぐらいミッチリと学習できたと思う。一方、新たな課題(セイ、サイ音の読み分けや、大字源と他の辞典で「斉盟」・「斉聖」の意味のとらえ方や説明が異なるようであることなど)も抱え込んでしまったけど・・・。ま、これはこれで“悩み・課題”として抱えていれば、ある意味、記憶からは当分離れないとは思うけど・・・いつかは解決しないといけませんが(笑)
👍👍👍 🐕 👍👍👍

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