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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その102 >
●とりあえず、この記事で「漢検漢字辞典第2版」と4辞典との比較での、音訓整理は一応終了かな・・・。
●ちょっとバタバタでしたが、28-①に向けては、もっと整理して分かりやすくしていきたいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検漢字辞典第2版から・・・
<儳:サン、ザン、ふぞろ(い)、さしで(る)>
・第2版:音のみ。訓読みナシ。意味①ふぞろいなさま 「儳巌」 意味②わりこむ、さしでる、さしで口をする 「儳越」「儳言」
・訓読みは載せていないのに、訓に対応する熟語は載せているよ(ーー) ホントにもうっ(ーー)
・こんなの、出るのかなあ・・・「熟語の読み・一字訓読」で・・・
儳巌(ざんがん)ー儳(ふぞろ)い ・・・これ、模試で出題したような(^^;)
儳越(ざんえつ)ー儳(さしで)る
儳言(ざんげん)ー儳(さしで)る
・ほかに、辞典では、
儳互(ざんご) ー儳(ふぞろ)い ・・・ *儳互=整わないさま=不斉
儳和(ざんわ) -儳(さしで)る ・・・ *儳和=さしで口をする
という熟語もあります。
2016.1.15補筆:「儳互」は漢字源は「さんご」と読んでいる。他の3辞典は「ざんご」。詳細は本記事の末尾参照。
<瀲:レン、みぎわ、う(かぶ)>
・第1版では音のみだったが、第2版では音訓すべてあり。熟語:「瀲瀲(レンレン)」=水のあふれるさま、さざなみのおこるさま 「泛瀲(ハンレン)」
・これは訓読みに昇格しているから、
泛瀲(はんれん)ー瀲( う )かぶ
で出そう・・・。
・ほかに、辞典では、
“みぎわ”に対応すると思われるもの・・・翠瀲、碧瀲など(字通)・・・
<参考>「儳」について
・音読み
大漢和「サン、ゼン、ザン(慣用音)」 大字源「①サン(漢音)、ザン(呉音) ②サン(漢)、ザン(呉)」 字通「ザン」音のみ。 漢字源「①:ザン(慣)、サン(漢)、ゼン(呉) ②サン(漢)、ゼン(呉)」(①=むりに割り込む、他人の隙をみてつけ込む・・・②=ぎざぎざに入り込んで醜いさま)
*大字源も音による意味分け①・②とあるも、読みは「サン、ザン」で同じ。意味①=さしでる、わりこむ、さしでぐち、つけこむ かりそめ、いいかげんなさま そろわない、みだれている、ふぞろい 意味②=みにくいさま、悪いさま はやい
・上記掲載以外の熟語
儳焉(ざんえん)=①いやしいさま、軽蔑しているさま ②整っていないさま、ふぞろいなようす
儳路(ざんろ)・儳道(ざんどう)=ちかみち、捷径
儳頭(ざんとう)=粗悪
儖儳(らんさん)=醜いさま、悪いさま *「儖」は対象外漢字。
👍👍👍 🐵 👋👋👋
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その102 >
●とりあえず、この記事で「漢検漢字辞典第2版」と4辞典との比較での、音訓整理は一応終了かな・・・。
●ちょっとバタバタでしたが、28-①に向けては、もっと整理して分かりやすくしていきたいと思っています。
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<儳:サン、ザン、ふぞろ(い)、さしで(る)>
・第2版:音のみ。訓読みナシ。意味①ふぞろいなさま 「儳巌」 意味②わりこむ、さしでる、さしで口をする 「儳越」「儳言」
・訓読みは載せていないのに、訓に対応する熟語は載せているよ(ーー) ホントにもうっ(ーー)
・こんなの、出るのかなあ・・・「熟語の読み・一字訓読」で・・・
儳巌(ざんがん)ー儳(ふぞろ)い ・・・これ、模試で出題したような(^^;)
儳越(ざんえつ)ー儳(さしで)る
儳言(ざんげん)ー儳(さしで)る
・ほかに、辞典では、
儳互(ざんご) ー儳(ふぞろ)い ・・・ *儳互=整わないさま=不斉
儳和(ざんわ) -儳(さしで)る ・・・ *儳和=さしで口をする
という熟語もあります。
2016.1.15補筆:「儳互」は漢字源は「さんご」と読んでいる。他の3辞典は「ざんご」。詳細は本記事の末尾参照。
<瀲:レン、みぎわ、う(かぶ)>
・第1版では音のみだったが、第2版では音訓すべてあり。熟語:「瀲瀲(レンレン)」=水のあふれるさま、さざなみのおこるさま 「泛瀲(ハンレン)」
・これは訓読みに昇格しているから、
泛瀲(はんれん)ー瀲( う )かぶ
で出そう・・・。
・ほかに、辞典では、
“みぎわ”に対応すると思われるもの・・・翠瀲、碧瀲など(字通)・・・
<参考>「儳」について
・音読み
大漢和「サン、ゼン、ザン(慣用音)」 大字源「①サン(漢音)、ザン(呉音) ②サン(漢)、ザン(呉)」 字通「ザン」音のみ。 漢字源「①:ザン(慣)、サン(漢)、ゼン(呉) ②サン(漢)、ゼン(呉)」(①=むりに割り込む、他人の隙をみてつけ込む・・・②=ぎざぎざに入り込んで醜いさま)
*大字源も音による意味分け①・②とあるも、読みは「サン、ザン」で同じ。意味①=さしでる、わりこむ、さしでぐち、つけこむ かりそめ、いいかげんなさま そろわない、みだれている、ふぞろい 意味②=みにくいさま、悪いさま はやい
・上記掲載以外の熟語
儳焉(ざんえん)=①いやしいさま、軽蔑しているさま ②整っていないさま、ふぞろいなようす
儳路(ざんろ)・儳道(ざんどう)=ちかみち、捷径
儳頭(ざんとう)=粗悪
儖儳(らんさん)=醜いさま、悪いさま *「儖」は対象外漢字。
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儳ですが、漢字源だと
・無理に割り込む、他人の隙につけ込む意だと
慣用音ザン・漢音サン
・ぎざぎざに入り組んで醜いさまだと
漢音サン
となっています。
熟語も儳越、儳言はそれぞれザンエツ・ザンゲンなのに対し、
儳互はサンゴとなっています。
漢検漢和辞典の第一版で「儳巌・ザンガン」というのは確認しましたが、他の熟語はどの辞書から引用したのでしょうか。
また、どちらもザンと読んでいるということは、ともに漢音ではなく、慣用音として読んでいるということになるのでしょうか。
この慣用音の扱いがとてもややこしいです…;
全部調べたような事を書きながら、本件、漢字源はしらべていませんでした。まさか音による意味分けがあるとは思いませんでした・・・ずいぶん前に調べた漢字なので、手元のノートでは当該熟語は、大漢和か字通での読みだと思います。明日にでも、図書館に行けたら行ってみて再度確認してみたいと思っています。
詳細は記事に追加補筆しますので、そちらをご覧ください。なお、「ザン」は大漢和は慣用音扱い、大字源は呉音扱いです。字通は「ザン」音のみ。掲載熟語もいろいろみましたが、「儖儳(らんさん)=醜いさま、悪いさま」(大字源)以外は全部「ザン・・・」読みでした。
一辞典だけに頼ってはいけないということですね、ホント、勉強になりますが、ややこしいですねえ。
慣用音あつかいだったり呉音あつかいだったり…ややこしいですね…編纂している人が違うので仕方のないことなのかもしれませんが…
漢検ではザンと読んだ方が無難そうですね。