勝田香月は明治32年に沼津で生まれた詩人で。沼津から富士宮の学校へ、卒業後は上京し尾崎行雄の知遇を得て国民中学会に入り、若くして編集長となり、その後日本大学へ入学、仲間と共に日本大学新聞創刊しました。
詩人としては18歳の時に処女詩集となる「旅と涙」を出版。代表作である「出船」は18歳の時の作品で、北海道・東北を巡る旅の途中で作られました。雪の舞う北の港、幼少の頃に見た沼津の港がイメージされたようです。
大正11年に作曲家の杉山長谷夫が曲を付け哀愁を帯びたメロディが大ヒットし、作詞家としても評判を高めました。
勝田香月記念碑は沼津港の入り口にある港口公園に建てられています。