原稿データや参考データ等に書式上何らかの問題がある場合、一旦テキストに落とすと解決することが多々あります。
つまり、一度書式のない状態に戻す(?)ことによって、余分な書式情報が消えてシンプルな文字だけの状態になるわけです。
テキストに落とすことによってトラブルが解消したら、再度ワードにのせて、自分の好きな書式を設定することができます。
機会がありましたら、一度お試し下さい<(_ _)>
一旦「お願いします」と声をかけた(予約を含む)ものの、翻訳者の作業着手前にキャンセルになったとき(つまり、話だけで消えた場合)、
その旨を翻訳者にきちんと連絡・通知することは必須不可欠。
えぇーっ? そんなの当然じゃん!
と思う貴方、甘いです。
時として、予想だにしないことが起こることも・・・。
担当者の立場からみると、
一旦声をかけた後に
「キャンセルになりました。」とは言い難いです。確かに。。。
しかし、翻訳者の立場からみると、
”なしのつぶて”はないよ~
その気になってスタンバッているのに~
と、いくらでも代弁できます、はい^_^;
やはり、ここは、きちっと連絡することが大事です。
信頼関係を損なわないためにも。
翻訳者の側からの防衛策としては、
声がかかった時点で、確実かどうか確認する。
または、原稿が流れてこないなど「?」と思った時点で相手に確認する。
などが考えられます。
”何だか催促するみたいでイヤだわ~”と思わないで、
これは自分の身を守るためです。
ただし、確認するときは丁寧に。
以上につき、翻って考えると、
翻訳者の側も、一旦受けた仕事を何らかの事情によりキャンセルするときは、早急に連絡が必要なことは言うまでもありません。(この点については、かつて第一ブログの方に書いたかと。あぁ…)
互いに、相手の立場になって考えるということに落ち着きますね。
(これも当り前のことなのですが、忙しいと「つい」忘れがちですから、気をつけましょう。)
翻訳会社(その他発注側)を評価する場合、人によって尺度が異なります。
また、そのポイントも多々ありますが、今回はちょっとマイナーかもしれないポイントです。
それは何かと言えば⇒⇒⇒ミスをした場合、それを教えてくれるかどうか
ともすれば、「翻訳者は消耗品」扱いされがち・・・というキツイ現実があります。
消耗品と考えるなら、ミスをしても一々教えるなんて面倒くさいことはせずにサッサと見切りをつけて、次の新たな翻訳者を開拓する方向にいくかもしれませんね。
しかし、翻訳者側からみれば、「賛辞」(もよいけど…)より「誤り・失敗」の告知の方が実益があります。
さらには、(たとえ大きな)失敗があっても「ハイ、それまでよ」ではなく、その内容を翻訳者に知らせて反省、学習する機会と時間を与え、時機を見てもう一度チャンスを与えてほしいですね。
こういう会社は翻訳者を大事にする姿勢が見られますし、翻訳者側からも大事にして長くお付き合いしたい会社です♪
小さい失敗、大きな失敗、いずれにせよそれを知ることによって今後に活かせますから。
*********
ちなみに、私がOJT(数は少ないけど)を実施する際には
「甘い言葉」より「厳しい現実?」を知らせているのですが、
生徒さんにはちょっとキツイかな???
ごめんね~(おぉ、ここで腰砕けか・・・)
でも、いい翻訳者になるよ~(おおおっ、ここでカバーするか・・・笑)
納品するとき、ファイルのタイトルにも注意しましょう。
翻訳会社など発注側の指示があればそれに従うのは当然のこととして、
なくても、簡潔かつ明瞭なタイトルをつけましょう。
つまり、あがってきた訳文タイトルを見てパッとわかるのが理想的。
(もちろん、分担訳の場合などケースバイケースで判断します。)
例えば、"○○○和訳文”
↑
"和訳文"の部分ですが、英日、日英両方やっている人は、これをつけると自身にとっても分かりやすい
まれ~にですが、
「△子の翻訳」「×一郎のレポート」など・・・というのもみかけます?(@_@)
(特に自分の名前を入れる必要がある場合を除いて)内容を端的に示す方がお客様の便宜でしょう。
しかし、ここで白状すると、駆け出しの頃、
内容に関連してちょっとひねりを加えたタイトル(爆)をつけたことがあります
その時は大うけしたのですが^_^;
今思えば「苦笑」だった可能性大ですね。
今、自分の教室では、ファイル名を指示して練習してもらっています(^_^)
画龍点睛を欠く、 まさに至言です。
(2006年11月30日 翻訳編)
翻訳に限らず、学習一般にも言えますが、
学習のポイントとして適時性と継続性が重要です。
まずは、適時性。
勉強したいと思った時 が 旬なのです。
この機を逃すと、次の波がいつくるかかわらず、結局勉強の機会を失うことにもなりかねません。
ジクジクと迷っているばかりでは、
結局、新しい世界への扉は開かれないのです。
次に、継続性。
まさに、継続は力なり! です。
この点、”つまみ食い”とでもいうのでしょうか、
ちょっと味見するだけで満足してしまう人もいます。
多分、自分では「こんなものか、よし、わかったぞ。」と思っているのでしょうが、
教える側から見れば、「まだまだ。基礎も出来上がっていない。」と思うこともしばしば。
主観と客観の食い違いは間々あることです。
さぁ、皆さんも、勉強したいと思ったら、その機を逃さず、知的好奇心のうずまく世界への扉を開けてみませんか?
(2006年9月10日 翻訳編)
翻訳と通訳の大きな違いとして、
英日または日英のどちらか一方で勝負できる、ということがあります。
そこで、トライアルを受けるときも、どちらか一方で構わないわけです。
この点、英日、日英両方の仕事をしたいという人は、トライアルも両方受けようとする場合が多いのですが、
必ずしも両方受ける必要はありません(@_@)
つまり、突破口は1つ=より得意な方で(も)よいのです。
両方受ける場合には、英日&日英の課題がドサーっと送られてきます。
トライアルといえでも、たいてい期限が決められており、
一定期間内に相当量をこなすのは結構キツイ場合もあることは否めません。
その点、どちらか一方なら、分量もそこそこですから、まぁまぁ、こなせるし、丁寧に取り組めます
(時間もたっぷりあるし、両方こなせる、という場合もありましょうから、それはそれでOK・・・)
納品するときは、発注側の指示(書式、送信方法など)に従いましょう。
「翻訳が完璧!だから、あとはどうでもいい」などと思わないで下さいね。
ここで注意すべきは、(書式等)納品方法は、発注側によって異なる(ことも多い)ということです。
1社だけで仕事をしている人は、特に注意して下さい。
ある会社が決めている納品方法はどこでも通用する、とは限らないからです。
郷に入っては郷に従え!
言い換えれば、柔軟な思考が必要です。
A社だけで仕事をしていた人がB社で初めて仕事をするとき、B社からこれまでの納品方法と違った方法を指定されたとします。そういうときに、
「その方法はおかしいです。これこれ(A社で身についた方法をグダグタ述べる)が普通ですよ。」と、得意になって話す人はいませんか?
気をつけましょうね。翻訳がしっかりできているのなら尚更最後の締めくくり(納品)もしっかり行ないましょう。
もっとも、書式をはじめ納品方法について、何の指示も出さない所もありますが、一応最低限のマナーは守ります。
その際、自分を中心にせず、エンドユーザー=お客さまの立場になって考えることをおすすめします。
例えば、1ページに膨大な文字数をぶちこんでいないか(=読みにくいです)(余白もちゃんととってね)、メールには件名を明示しているか、などなど。
また、A4の1頁いくらという単価のときには、1頁になるべくいっぱい文字をいれてくれ、という指示もあるような…
また、担当者と親しくなったからといってため口など使わないように^_^;
(急に話が飛びますが、順不同で書いていますのでお許し下さいね。)
トライアルは、まず落ちることから始まることが多いものです。
ギョッとしましたか? あるいはホッとしましたか?
かなり実力のある人でも、最初は落ちる(こともある)のです。
そこで、あぁ~この世の終わりだ と思わないで、「始めの一歩」と思って下さいね(^_^)
そう、ここから始まるのです。
・・・でも、どうしても気になりますか?
「全く話にもならなかっただろうか?」「次点だったかも」「何が失敗したのだろう?」
気になって夜も眠れないという人⇒
会社によっては、どのくらいで落ちたか、
例えば、「もうちょっとでした」「残念ながらCです」など、成績を教えてくれるところもあるようですから、
自分で探すなり、あるいは、ダメ元で聞いてみるのもいいかもしれません。
問合せる場合には、丁寧にお願いしましょうね。
「そういったサービスはしていません」と言われたら、お礼を言って引き下がります(笑)。あまりしつこく食い下がるのはかえって印象を悪くしますから・・・。
いずれ、あらためてトライアルについては触れると思います