翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

(笑)

2017年03月09日 | 英語・翻訳

この稼業、いろいろな作業依頼がある。

例えば、参考訳文があって、それを元に作業する という依頼もある。

しかし、中には新たに訳し直さなければ商品にならんというものも・・・。<m(__)m>

先日の仕事、「参考訳文あり」だった。 

期待せずに読み始めると、何とスッキリした文章!無駄な贅肉がない(笑)!簡潔&シンプル!

どこかで私の授業を受けた人が訳したのかな~などと勘ぐっていると(笑)

お!この用語、むかーし苦労した訳語ではないかい?

さらに読み進めて確信した。これ、自分の訳文だ!

つまり、むかーし昔自分の訳したものが年月と他者の作業を経ても、生き残っていたってことか。

手前みそになってしまったが、ちょっと笑えて、嬉しい体験だった。

 

 

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読み違えにご注意

2015年06月10日 | 英語・翻訳

causality を casualty と読み違えていた・・・。

読み違え=思い込み 

納品直前のサラーっと読み返す 作業で気づいた。

あぶなかった

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イヤクしたい

2012年10月07日 | 英語・翻訳
わけの分からない英文、意訳したい。
このまま、日本語にしても、「一体何がどうなったー!」という悲鳴が聞こえそう…。

「起草者の真意を大事にする」を守ってきた(つもり)。

ねじれた、こんがらがった文章の真意は何処に??

で、結局どうする?
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何がなんだか…

2012年10月05日 | 英語・翻訳
読みにくい、実に読みにくい。
関係詞の省略、カンマの省略、長~い一文、変なところにカンマの多用、あぁ切りがない。
艱難辛苦、汝を…
パズルを解く楽しみ…
これ、真面目にやりなさい!はい(-_-;)
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ACT

2012年09月24日 | 英語・翻訳
うっそー!外国の法律名、ACTの部分を「行為」と訳している!
う~む、これ、機械翻訳ですね、きっと!
私は機械翻訳には縁がないので、よくわかりませんが。
あ~ぁ、ビックリした(^_^;)
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怒涛の春だ

2012年02月16日 | 英語・翻訳


このタイトル、以前にも書いた気がします。。。ま、いいか。

このところ、ノンストップで稼動。
今のご時世、仕事があることに感謝しつつ、
”どこか、行きた~い”と思うのは欲張りというものでしょうか。

最近、(和訳で)読み違いを発見しました。
(英原文の)単語のスペルが1文字違っていたのです。
よくある「思いこみ」というやつですね。
自分の知っている単語だと思ってしまう。文脈からこれに違いないと、辞書を引く手間を惜しみ・・・?
その結果、誤訳となります。キャー!!!

初心を忘れてはいけません。
生徒にはいつも「思い込みは禁物!」と言っているのに。


さてさて、頭を英訳モードに変~換~!
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カンマがない?

2011年07月27日 | 英語・翻訳
もう慣れているとは言え、やはり読み難い。

カンマが全くないわけではない。しかーし、えらく少ない!

例えば、使役。過去分詞がカンマのない文章にポコポコ散在していると、どれが使役の仲間?全部?最初の1個?

はい、わかっております。いつも自分で言っている論理勝負ですよね。

しかし、なにげに読み難い。

カンマを指標にして読み解くとコケることもあるし、かといって、ないというのも寂しい・・・。

プロなのに何を言っているかーと(生徒さんから)お叱りの声が聞こえそう(笑)。はい、マジメにやります。<(_ _)>
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まるで・・・

2010年06月10日 | 英語・翻訳

自分の書いた英文を読んで笑った。

まるで、歌の文句だ・・・。

(助け舟)日本文がそうなっているんだから仕方ないよ。

うむ、確かに。
しかし、このままじゃぁ、エンドユーザーは笑うだろうな。

さて、どうするか?

やむを得ん、大幅、いや小幅、中幅くらい?
失礼のない程度で、しかも日本語の意図が伝わるくらいに意訳するかな。

でも結構難しいよね。こういうのって。(←何が?)

ベタ訳バージョンの歌のフレーズのような英文、とっておくか(笑)
あれれーっ?本人気に入っているの?(^^♪


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顔にしょうがい

2010年05月17日 | 英語・翻訳
例えばの話です。。。

 「顔に傷害が残った」という日本語の原文があったとします。
     ↓
  顔にしょうがい?残った?
  「障害」の誤記では?
     ↓
いや、プロの文章ゆえ、過ちはなかろう。
そーか、傷が残ったか・・・。なにやら時代劇風の連想をしてみる。
     ↓
しかし、日本語としては「傷が残った」「傷跡が残った」の方が自然だよね。
     

と、まぁ、こんな感じで楽しく連想。

はい、仮の話なのでオチはございません。

と言ってしまっては風情のかけらもないので(何が風情だい!)・・・もうちょっと補います。

こういった類いの文章は、ほぼお金がからんだストーリーになっております。(でたーッ!十八番「ストーリーを追う」!)
損害賠償でどれだけとれるか、またはどれだけ補償を受けられるか。

となれば、シメタモノです。
(かなり高い確率で)根拠条文が出ていますから。
そこで、条文を引いて正解にたどり着くという仕組みです。
\(^o^)/

さて、今日も楽しく作業するぞ。



(写真は、記事とは何の関連もない「武蔵国府関連遺跡」 お?やはり時代劇か(@_@))




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Last Will of MJ

2009年07月10日 | 英語・翻訳
先日、急死したマイケルジャクソンの遺言が公開(@_@)されました。

とても読みやすく、前回の授業でお話したところです。
"fails to (survive me), or is unable or unwilling to act・・・"
failの使い方、 unable と unwilling の意味の違い、イニシャル署名などなど、一見何でもなさそうな表現が翻訳者の眼を通すとまた違った色彩が・・・。

昨年の日英の授業の一部に遺産分割協議書を取り上げたのですが、MJの遺言にも、授業と同じような言い回しも出てきます。
ちょうど、その時の生徒さんが現在の英日クラスにもいらっしゃるので、「復習にもってこいだから、サラーっと読んでみるといいですよ。」と。(ちょっとー、いったい何の授業なんだー???^_^;)

ところで、マイケルジャクソン、日本公演行きました、昔(^_^)。
しかし、MJのパフォーマンスより警備のすごさの方が印象に残っています。う~むぅ。(ーー゛)

下記の書籍は、上坂冬子さん(編集)の「遺言」であります。
そそっかしい私は、最初は上坂さんの遺言かと思い、次に有名人の遺言を集めたものかと思い、最終的に遺言にまつわる随筆であることがわかりました。中には大杉栄など、歴史が苦手な人には「誰?」とわからない人も登場します。そうそう、以前このブログのどこかで書いた森鴎外の遺言もありましたね。


遺言 (日本の名随筆) 上坂冬子(編集)

作品社

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