翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

ファックスあれこれ

2006年02月28日 | 英語・翻訳

 ビジネス系の翻訳も分野によって、その特徴も異なり、必須アイテムも異なります。

法律系はFAXは必須不可欠です。

内容からして、データで出したがらない所が多く、紙状態で来るのも多いですよ。とはいえ、以前に比べればデータの割合も多くなりつつはありますが。。。

この話をすると、すぐFAXを買いに行く人がいますが

そんなにあせらなくても、いいです(^_^)

FAXを買うのは、ある程度見通しがついてからで遅くはありません。

 

 さて、そのFAXを使うときの注意点。

それは、送信先を間違えないようにすることです。

「メールあれこれ」にも書いたメール同様、送る相手(FAX番号)を間違えることがあるのです。幸い、これも私自身はまだやっていませんが。

たまに、他の人宛ての翻訳原稿がFAXで流れてくることもあったり・・・(?)

もし、そういうFAXを受信した場合には破棄します。

でも、ここでよく考えて下さい。客観的に考えると、これって、かなり重大な問題ですよ。

もし悪意のある人が受信したら…と考えるとゾーッとしますね。

 

 FAXの送信ミスは、金融機関もその例外ではありません。

某銀行が個人の口座などを送信先を間違えて、送ってしまった例もあります。

その時も、受信した人がいい人?だったので、何ごともなくすみましたが。

 

 そこで、契約書の中では、通知をファックスで送信するときは 受信確認 を条件とするのが普通です。

この点、単に「ファックスで送る」として、契約書を作ることは危険です

 

 ところで、このFAX、若い人ほど持っていないようですね。

つまり、メール世代とでもいいましょうか。

すべてメールでやりとりするらしく、FAXと言うと、過去の遺物を見るような目をする人も稀~にいますね(笑)

 

 いずれにしても、他の人がミスする、ということは、自分も同じミスをするかもしれないということ。

気をつけましょう、お互いに

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テキスト見本送付の要望

2006年02月26日 | 教室

 最近、テキストの見本を送ってくれ、という要望が来るのですが、私のところでは行なっていません<(_ _)>


以前私が教えていたいくつかの学校でも見本送付はしていませんでしたよ・・・。

(某学校でテキストを公開展示していたとき(学校の方針)、私のリーガル翻訳講座のテキストが行方不明になったこともあったような・・・)



 私にとって自分で作ったテキストは子どものように可愛くとても大切な存在です。いろいろ工夫もしてあるしね(^^)

そんな私の気持ちが通じるのか? 生徒さんはテキストを職場に常備または持参している方も多いようで、皆さん「可愛がってくれているんだな」と、嬉しく思っています。



 テキスト見本依頼の他にも、受講相談も来ますよ。

「受講を迷っています」という相談に対しては、

その方の実務経歴などを考慮に入れると、さらにお金をかけるのはもったいないし、その必要もない、と思えば

「受講は不要と考えます」

と答えています(@_@) (こんな回答もらって、びっくりしたかしら?)

多分、営利最優先の企業だったら、絶対に受講をすすめるだろうな、と思いつつ・・・。

まぁ、いいか。たまには、こんなのがいてもいいでしょう。


 

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メールあれこれ

2006年02月24日 | PC・携帯等

パソコン、携帯、どちらもメールは今の社会で生きていくには不可欠のようですね。

私も、仕事上必須不可欠で使っていはいますが、便利な面の裏側にはこわい面も・・・。

 メールはクリックした途端、瞬時に相手のところにいってしまいます。実は下書きのつもりが、誤ってクリックしてしまうこともあります(恐)。そういうとき、またメールして「今のは下書きです。忘れて下さい」なんてことはできないので、結局墓穴を掘ることになりかねません。注意してね^_^;

 

 瞬時に相手に届くので、返事もすぐ来ると思いがちです。でも、相手は見ていない場合もあれば、見ていても返事に時間がかかる場合、返事ができない状況にいる場合など、いろいろですね。この点「あの人は返事もくれない」と誤解しがちなので。

 

 そそっかしい人は要注意。送る相手を間違えることもあり!幸い、私自身はやったことはありませんが、

以前、ビジネス・メールで、相手から来たメールのCCとして見知らぬ人の名前が入っていたこともありました。

不審に思い、聞いたところ、何と!

「関係者をCCとするつもりが、(関係はないが)名前の似ている人をCCにしてしまった」そうで。

  唖然・・・何をか言わんや!

 おっと、自分も気をつけよう。

 

 以前、某で法律翻訳の通信の添削指導をしていた頃の生徒さんから、私のHPを見つけたとメールが来ました。とっくに実務で活躍しているそうで。

嬉しかったです!

ずいぶん前だし、受講生の数も多かったのですが、その人のことは覚えていましたよ。他にも、名前を見れば、思い出す人も結構いるかな

 

 こちらは、現在の生徒さんからのメール。意外でした!
こんなにおもしろい人だとは思ってもいませんでした^_^;
メールは隠れている人格を現すのでしょうか(笑)?

とにかく大笑いしちゃいました
今から、また教室で会うのが楽しみ・・・。

 

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データ上書きと数字

2006年02月22日 | 英語・翻訳

「データの上書き」は、翻訳者ならできるのが当たり前です。これを前提に・・・

以前、訳文推敲やチェックの注意点でも書いたのですが、

数字は要注意!

でもデータの上書きで作業をすすめるときは、数字のミスはないのが普通ですよね。そっくり前の数字が残っているわけですから。

しかーし!

自分でも信じられないのですが、違っていたのです、数字が・・・!

データ上書きのときは、先に述べたように数字はまず大丈夫なので、

普段よりは注意力のレベルが下がります。

今回、上書きでも誤記?があるということにぶち当たったので

やはりいつも通り注意しなくてはなりませんね。。。

それにしても、なぜ?

わざわざ、元原稿の数字を消して?新たに違う数字を書くってことは想像し難いのですが

故意(×恋)か過失か、あるいは無意識下の行為か・・・?

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大丈夫か日本企業!?

2006年02月20日 | 法律

今や、大小さまざまな企業が外国と取引する時代。

そこで

ときどき気になるのが日本企業の土下座(的)「外交」、おっと違った「取引」です。

契約の趣旨から、当然、日本企業が強い立場にあるべきものも、

なぜかあちらが用意するのは、

へへーっ、お代官さま~ スタイルです。

駆け出しの頃は、感情移入して猛烈に腹が立ってばかりいましたね。

人一倍正義感に燃えています・・・

反対に、日本側が用意するものは、ツメが甘~いのが多い。

日本人は本質的に相手を信じるところから始まるせいでしょうか。

こりゃぁ、絶対に後から問題になるぞ~と、予言!してますよ(笑)。注:この場合、かなりの確率であたったりする(?)

こんなことを言うようじゃ、まだまだ青くさいですね

 

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素敵な女性

2006年02月18日 | 教室

生徒さんの成長はすごいですね!

勉強中の生徒さんは、その実力がどんどんついていくのがわかるし、

巣立った生徒さんは、久しぶりに会うと、皆さらに素敵な女性に成長しているので感激します。(注:私のクラスは女性が多い…(汗))

以前、生徒さんが謝恩会を開いてくれたことがあり、その時に再会した人達も本当に素敵になっていてびっくりしましたね 

また、今年は外国から数年ぶりに帰ってくる生徒さんもいて、今から会うのがとっても楽しみ

ただ、今は個人情報保護法の時代になり、横の連絡がしにくいのがちょっとさびしい気がします。。。

でも、この法律、適用すべき場合に適用せず、適用するのが妥当でない場合に変に厳格に適用されていることが間々あるような気がするのは私だけでしょうか

  
 

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忙しい季節

2006年02月17日 | 英語・翻訳

昨年のちょうど今頃も「春は稼ぎ時」という記事を書いたのですが、

今は、ビジネス系の翻訳者は猛烈に忙しい時期です。

それに、なぜか確定申告やその他いろいろの時期も重なります(汗)

いつも思うのですが、なぜこの時期にすべて重なるんでしょう。

少し前にインフルエンザにかかり、次の週には仕事に復帰しましたが、

なんせ多忙期!ゆっくり養生する間もなく仕事漬けです。

と、いうわけで未だスッキリせず、治ったと思うとまた・・・という繰り返し

まだ仕事のピークはしばらく続きますから、(あまり無理しない程度に)がんばらねば。

あっ、昨日は、たった2つの用語の訳語を探すのに2時間かかっちゃいました。

何という時間の使い方(>_<)! 

でも、自分の専門分野ではない用語なので、特に慎重に調べないと失敗しますからね、やむを得ません。

おっと、税金の申告も忘れずにしないと^_^;

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ようりょう

2006年02月15日 | 雑記

たしかに、世の中、ようりょうがいい人間とそうでない人間がいます。

知り合いの知り合いの・・・(あらっ、随分遠いですね)も、某大学の非常勤講師からはじまって、あっと言う間に教授までいっちゃいました(@_@) もちろん、教授にしてはかなり若いです。

それを聞いて、昔の仲間は「やっぱりな。ヤツは要領いいもんな・・・」と言ったとか・・・。

実力以外にも運や要領もあるでしょうが、「自分は自分」ってわりきった方がいいかも。(でも、わりきれないのが人間だったりするか…?)

そういえば、

電車を待っているとき、一番前に並んでいるにもかかわらず、いざドアが開いたら、後に並んでいた人たちがドドーっとなだれこんで、そのすごさに圧倒されたあげく気づいたら座席は全部うまっていた、なんて経験は私だけでしょうか? さすがに、そういうときは「自分はアホか・・・」と思います

 

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公開レッスン秘話

2006年02月14日 | 教室

翻訳学校講師時代は、ルーティーンになっていましたが、

自分の教室になってからは、当日の朝から胃が痛みます^_^; 

自分で言うのもなんですが、大きな学校でないにもかかわらず

授業見学とは別立てで公開レッスンするのは珍しいと思います(@_@)

授業は生徒さんとの真剣勝負の場なので、体験の機会をあえて別に設けていますが、これもボランティアで生徒さんが手伝ってくれるからこそ実現できるものです(感謝)

公開レッスンといえば、

ある翻訳学校で講師をしていたとき、公開レッスン日を待たず、

私の講座(個人のプログラムです)が正規の受講申し込みで満席・・・!?という事態に(*^^*)

そういうときは、なかなか前例がないので、中止するか、次の学期用に催行するか、あるいは・・・といった判断が難しいのです。

それにしても、当時は楽だったと今更ながら思います。。。

こちらが何もしなくても、学校が全部セッティングしてくれましたから!

独立した今は、何ごとも自分でやらねばならず大変ですが、自由裁量120%!?ですから、結構これも楽しいですよ(^_^)

   

来る3/25(土)リーガル翻訳講座の無料公開レッスン(英日・日英)を御茶ノ水で行ないます。

お気軽にご参加下さい

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Happy Valentine's day !

 

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カード被害から預金者を保護する

2006年02月12日 | 法律

いわゆる預金者保護法が10日施行されました。(注:正式名は『偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律』→日本の法律名って長いですね。日英の仕事の度に思います。もっとスッキリできないものでしょうか)

キャッシュカードが盗まれたり、偽造されたりして不正に引き出された被害を金融機関に補償させるものです。

しかし、全額の補償は限定されていますから注意が必要です。

重大な過失」または「過失」があると、補償がゼロか、一部しか補償されない場合もありますよ。

ちなみに全国銀行協会の補償ルールによると

重大な過失』の場合→偽造、盗難ともに補償はなし。

  1. 本人が他人に暗証番号を知らせる
  2. 本人が暗証番号をカードに書く
  3. 本人自ら他人にカードを渡す
  4. 上記と同等の故意と見られる著しい注意義務違反がある

過失』の場合→偽造は全額補償、盗難は75補償

  1. 生年月日、自宅の住所、地番、電話番号、勤務先の電話番号、自動車のナンバーなどのナンバーを暗証番号にし、かつ暗証番号を推測させる書類(免許証、保険証、パスポートなど)をカードと共に携帯、保管していた場合。
    または、暗証番号をメモなどに書き記し、かつカードとともに携帯、保管していた場合。
  2. 次の1,2が相まって被害が発生した場合。
    (1)暗証番号の管理
    A. 生年月日、自宅の住所、地番、電話番号、勤務先の電話番号、自動車のナンバーなどのナンバーを暗証番号にしていた場合。
    B. 暗証番号をロッカー、貴重品ボックス、携帯電話など金融機関の取引以外にも使っていた場合。

    (2)キャッシュカードの管理
    A.キャッシュカードを入れた財布などを自動車内などに放置した場合
    B.飲酒等により通常の注意義務を果たせなくなるなど、カードを用意に他人に奪われる状況においた場合。

    (3)1と2と同程度の注意義務違反があると認められる場合 

(↑詳しくは各金融機関にお問合せ下さいね)

     

最近は、磁気を使ったカードはバッグの中に入れておいても電車の中で読み取られることがある、と聞き、カード類を持ち歩くのも不安になっていました。

そこで、磁気を保護?するカード入れがほしいなと思っていたところ、先日、何とスーパーで見つけました。1つ千円しませんよ。意外に安かった(@_@)

効力を試してから買うというわけにもいかず、とりあえず使います。

さらに、ICチップや生体認証のカードに切り替えるよう盛んに宣伝が来ますが、すべてのATMで使えるわけではなく、使い勝手がちょっと問題かな。

そういえば、ATMの1日引出し限度額がえらく少なくなりましたね(@_@)

これって、毎日銀行に通わなければ・・・ってこともありうる?


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