本日、衆議院が解散されました。
以下の記事は、私のホームベースである「翻訳へのいざない」の雑記帳に2005年8月に書いたものですが、おさらいの意味を含めて、さらっと引用します。
注:2005年8月、参議院で郵政民営化法案が否決されたのを機に衆議院が解散された際に書いたものです。
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(最初の部分は省略します。)
参議院に解散はなく、衆議院だけなのです(@_@)
ご存知のように国会は衆議院と参議院とで構成され、二院制をとっています。(余談:マッカーサー草案は一院制でしたよ)軽率な行為や間違いを防止し、民意を忠実に反映することなどが理由です。
ところで、衆議院には法律・予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名などにおいて優越性が認められています。
なぜかと言えば、衆議院には解散があるからなのです。
・参議院議員の任期は6年+解散なし=丸6年務められますが、
・衆議院議員の任期は4年-途中で解散があれば議員資格を失います=4年間務められることはなかなかありません。(→選挙)
↓つまり
衆議院は解散のたびに選挙されるので、参議院より民意を反映していることになります(選挙時の国民の意見を反映)=そこで、両院の関係として、憲法は衆議院の優越性を認めているわけです。
解散とは、任期満了前に(衆議院)議員の資格を失わせる行為と定義されますが、政治的には総理大臣が解散に続く選挙によって国民の意見・審判を求めるという民主的な意味合いがあります。
その選挙で投票するのは私たち国民であることをお忘れなく(^_^)
<紫のふくさの正体>
大事そうに議長に渡されましたよね。今回の国会中継やニュースで、ご覧になった方も多いのでは?
紫のふくさに包まれていたのは解散詔書(×証書、国語辞典で確認してね)。天皇が署名(御名御璽:ギョメイギョジと読み、一般人の署名捺印にあたります)したものです。(天皇の国事行為については省略)
そして、議長が詔書を読みあげ、解散を宣言するとバンザ~イの声がおこることになります。なぜ万歳するのでしょうね?自分を鼓舞する等いろいろな説があるようですが真偽は不明です。