2023年8月17日35°を超える猛暑日でしたが、東京都美術館へ行って来ました。
JR上野駅の公園口へ出ました。外観も、通路も美しく完成していました。
入り口のポスター「豪奢・静寂・逸楽」1904年 印象派の点描を実験していた頃。
日本では、約20年ぶりの大回顧展だそうで、4月27日からの展示ですが、最後の
8月20日まで大きな反響を呼んでいるようでした。
何しろ「ピカソが嫉妬した!」という画家ですから。
今回の展示では、LBF,1F,2Fのうち、「1Fの展示作品を撮影してよろしい」
とのこと、大サービスで大喜びしたのです。
若き日のマティス 「パイプをくわえた自画像」1919年
「赤いキュロットのオダリスク」1921年
「夢」1935年 「座るバラ色の裸婦」1935年
「モデルがどの様なポーズを取るかを決めるのは、画家ではなく自分はただ従うだけだ」
と彼は言っていた。モデルは、リデイア (アトリエの助手)
「オレンジのあるヌード」1953年 「読書する女性」1895年
晩年の作品と初期の作品
「赤の大きな室内」1948年(78才) 「黄色青の室内」1946年(76才)
大きな病気をして、自由にならない体で描いた「マチスの最後の室内画」
ヴァンス・ロザリオ礼拝堂
最後のブースは、南仏ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」の特別映像が上映されていました
4Kでとられたもので格別に美しいものでした。
マティス生涯の最高傑作と言われる不自由な体で命がけで作った大作でした。
11年前、私は南仏のゴッホ、セザンヌを訪ねて旅した時、最後にこの礼拝堂を回りました。
内部の撮影は許されませんでしたが、出口をでたところで撮った写真がありましたので、
ご紹介します。