花歩る木

山と旅がすきです

横尾山(山梨県)

2013-10-31 10:57:32 | 山歩き

10月28日 横尾山(1818m)へ行ってきました。

       横尾山は、山梨、長野の県境で、2等三角点の山。
    美しいカヤトと自然林が交錯しており、展望に恵まれた尾根歩きの楽しい山です。

    6時半に家をマイカーで出発。中央道を須玉で降りて、家から3時間で登山口の
    信州峠に到着しました。

       
     南麓の小尾から見る横尾山(カヤトの原)  信州峠の登山口

       
      明るい雑木林の登山道            紅葉が真っ盛り

      
      美しいダケカンバの林の急登を上り詰めるとカヤトの原が広がっています。
      6月はレンゲツツジが咲きます。

      
      山頂付近からは遠く富士山が美しい。

      
     山頂から東に瑞牆山(手前)、金峰山(奥)が近くに見える。

      
      頂上からすぐ前に、清里の町が見え、その上に大きく立ちはだかる八ヶ岳。

      
      南西に南アルプス連峰。
   
    暖かくて、風もない秋晴れ、カヤトの原でゆっくり腰を下ろして展望を楽しみました。
    ざ~っと数えて10以上の100名山が見渡せて、空気の美味しさも格別でした。
    下山は往路を戻りました。

    2時過ぎに駐車場を出て、ラジューム温泉で有名な、「増富の湯」へ行きました。
    日帰り温泉施設ですが、お湯は茶色で、水温は25℃、30℃、35℃、37℃の
    4つのかけ流し源泉風呂があり、ぬるい温泉に長時間入って治療効果をあげる
    保養温泉でした。

   

       秋のカヤトの横尾山を見たいと思っていたところ、来年6月に Bグループの
    山行に決まりましたので、その下見をかねてまた登ってみました。
    「増富の湯」は時間制限のある我がグループには、合わないかもしれません。

    

 


高尾山(10月)

2013-10-24 14:38:14 | 山歩き

10月7日、10月22日 高尾山に行ってきました。

    10月7日随分 「たかおさん」にご無沙汰しました。

    
     
    かわいい幼稚園の遠足がスタートします。  蛇滝周囲の紅葉はまだまだ。

    
     登山道にアサギマダラがヒラヒラ。 遠距離をとんできた(?)証の傷跡が。

    
    
    たかおさん 秋、冬はもっと足しげくお邪魔します ね。

    10月22日

    あるグループの秋の特別な行事 「秋の高尾山の文学碑めぐりと精進料理を
    味わう会」というのに、参加させてもらいました。

    
     
    高尾山口駅を降りたら雨。子供達の遠足が何組もいました。
    カッパの用意のある組、ない組もあったけど、せっかくの遠足なのに~。 

    
    ケーブル高尾駅~大本坊客殿までの1号路には
    「文学碑通り」と呼ばれて、句碑が23個立っています。

    高尾山に詳しい、知識経験の豊富なガイドさんが、この日は自然観察ではなく、
    文学、特に俳句の説明をしてくださいました。

           
    雨に濡れて、判読しにくい碑が多い中、仁王門の中の大天狗の横にある
    星野立子さんの句碑   「春風にのり 大天狗小天狗」
    の碑が、石の色も形もきれい(伊豆石)、句もいいし、字も好きでした。

    その右手にある碑は、星野椿さんの 「春風や森羅万象瑞々し」   (伊豆石)

    星野立子さんは、俳人高浜虚子の次女、昭和初期の女流俳人として中村汀女と
    並び称された人(句姉妹)
    星野椿さんは、立子の娘。  女の人の句は柔らかくて、情感が伝わってきますね。


    精進料理を賞味する
     
    二の膳つきの、手の込んだお料理でした。   多分2500円じゃないかな?
                                 
                                
                    
                    
                    
                                         薬王院客殿で食事の後、          
     
                     大本堂の御護摩修行に参加し
                     本尊を拝観させてもらえました。

                     高尾山では初めての経験でしたが
                     煩悩を焼きつくし、悩み事を無くし、
                     願い事をかなえてくださるそうですので、
                     明るい気持ちで 待ちましょう。                             

                                                         


     
    

    


東京駅見学

2013-10-23 14:45:38 | 美術館

10月21日 「東京駅を見てみよう」 という、あるグループの1day tour に参加しました。
    
    東京駅の人気は継続中ですが、少し落ち着いてきた頃に、格好の企画だと
    喜んで参加しました。丸の内ガイドさんが案内してくださいました。
       11時に丸ビル1階ロビーに集合。


    丸ビル5階でまずランチを済ませ、東京駅を俯瞰する3大展望地点を廻りました。
    丸ビルの5階テラス、新丸ビル7階の展望テラス、KITTEの7階展望ガーデン。

    ガイドさんによれば、これは、NHK「美の壺」に教えてもらった情報だそうです。

    
    丸の内ビル5階のテラスからは東京駅丸の内南口がほぼ同じ高さで
    目に飛び込んできました。  近い!!

    
    新丸ビル7階からは 丸の内中央口と相対しました。
    中央口の真ん中は皇族のみ。


    
     KITTEから見た、丸ビル(左)、新丸ビル(中央)などのビル群は
    建築物の高さが100尺(約31m)に制限されていたころの名残りを留めて
    美観を現しています。

    
    
    KITTE(ッテのキにアクセントをおくらしい)の7階展望台(KITTEガーデン)
    から 南ドームの右手の南ウイング部がすぐ下に見られました。
    3階からの外壁は新しい化粧煉瓦ですし、屋根やドーム部は復元された部分です。

     
    KITTEガーデンでくつろぐ人達。     KITTE(JPビル)はファッションモール?
    KITTEの名は「切手」と「来て!」 2つの言葉に由来するそうですよ。

     
    かっての中央郵便局、今はKITTEの入口   中の様子

    東京駅丸の内駅舎

     
    丸の内南口ドーム部見上げ      ドーム3・4階と天井は、創建時の姿に
                           復元されました。

    
   ステーションホテルのドアを押して、2階へ昇れます。
   1周できますし、 お茶するところもありました。 

    
      復元が終った年(西暦2012年)を示す。  ゼロキロポスト

   東京駅は、重要文化財でもあり、赤レンガ駅舎は美しく蘇って 東京の中心、
   日本の鉄道の中心として立派な存在感を感じました。
   駅周辺にある洗練されたオフイスビルの中には、グルメなレストランやカフェが
   数多くあって、待ち合わせにもいいな~と思いました。
   
   


ターナー展

2013-10-21 06:18:43 | 美術館

10月16日 ターナー展を見てきました。

    午前中台風が通り過ぎました。その午後、陽が射してきて風もおさまり、
    もう雨の心配もなさそうなので、上野へ行ってきました。

    東京都美術館で、「ターナー展」が行われています。    10月8日~12月18日まで。

    

    西洋美術史に残る数々の風景画の傑作を生みだし、
    英国最高の巨匠と称されるターナーの回顧展です。
    ロンドン・テート美術館からの油彩画30点、水彩画など110点が展示されています。

    ターナーは、1775年にロンドンのコヴェント・ガーデンで生まれました。
    この町は、映画「マイフェア・レディ」でオードリー・ヘップバーンが歌っていた舞台で
    今も賑やかな観光スポットです。
    父は床屋さん。母は心の病を持っていて、ターナーは十分な教育をうけられなかっ
    たとか。10代のターナーは名所旧跡を回り、「絵になる風景」の水彩画を描いて
    収入を得ていたそうです。
                                                           
                                            
    MWターナー(1755~1851)                        HPより  
                         
    20代になると、油彩画に着手し、26歳で当時最年少でロイヤル・アカデミーの正会員に
    選ばれています。

    40代でイタリアに旅して、そこで無数のスケッチを行ううちイタリアの美しさに
    魅了されて行ったそうです。

     
     「ヴェネツィア、嘆きの橋」     1840年               HPより
    

      
      敵国にまぶたを切られ、陽光で失明した将軍レグルスの逸話を描いたもの。
      レグルスが失明する前に見た最後のまぶしさ!

    
    「ヴァチカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナをともなって回廊装飾のための
     絵を準備するラファエロ」  1820年                  HPより
    
    オールド・マスター達の姿を画面に描きいれたり、彼らの名前をタイトルに
    用いたりしている。オマージュを捧げているんでしょう。


    
                                               HPより
    50代では、最大のテーマは、光や大気を描き出すこと。         
    のちの世に印象派や抽象絵画と結び付けて評価されたのはこのころの作品。

    ターナー愛用の金属製絵具箱があって、まだチューブいりの絵の具があまり
    出まわっていなかったころのもので、豚の膀胱に絵の具が入っていました。
    高価な青いラピスラズリ石の顔料も瓶に入っていました。
    ターナーの好きなクロムイエローはチューブに入っていましたよ。

          
                                            ターナー島のモデルとされる
                                            「四十島」 愛媛県松山市
   
    ターナーは、夏目漱石が好んだ画家としても知られ、「坊っちゃん」などの
    自作で、その姿を登場させています。
   
    「あの松を見給え、幹がまっすぐで、上が傘のように開いていてターナーの絵に
    ありそうだね」
    「どうです教頭、これからあの島をターナー島と名づけようじゃありませんか」

    この絵の前には一番多くの人が鑑賞していました。
    日本の文豪の影響は大きいですよね。

    ターナーの絵はモネなど後のフランス印象派画家たちに、
    大きな影響を与えたとされています。

                                          
                                         会場で買った「美術手帳社・11月号」 
                                         で、帰ってから勉強しました。
                                
               

    今年4月に行ったイギリスのテート美術館では、大きな船、
    海、嵐などの大絵画が多く、感動しましたが、
    今回は小さい水彩画が多く、色も全体的に淡くて、ぼや~っとしているので、
    特別引き付けられる作品が少なかった感じがしました。


箱根・赤富士

2013-10-05 20:26:49 | 

10月3,4日
    
    御殿場にお墓があるので年に2〜3回は、墓参りの後、箱根に泊まります。
    3日の朝は、台風の影響ですごい雨でしたが、車が御殿場に着いた頃から
    晴れてあつくなリ、道の駅、お墓詣り(2軒分)、アウトレット回りをして、
    早めに 姥子のホテル着。

    4日朝、5時半ごろ、露天風呂に入っていたら富士山に朝日があたって赤く
    なってきました。あわてて部屋にもどってカメラを持ってきました。

    「赤富士」じゃないですか?

    
    
    

    

    「赤富士」  を検索してみましたら、主に晩夏から初秋にかけて
    早朝に富士山が朝日に染まっておこる現象・・・とありました。
    カメラを取りに行ってたから、赤い色が薄れましたが、これは本物だったのです。
    何かイイことあるかな〜

    仙石原のススキ
    
    
    仙石原のススキは有名ですが、人の多さには毎年驚きます。
    朝早いうちに通りました。 
   
    湿生花園を含めた仙石原一帯の湿原は 芦ノ湖の一部であった時代の
    名残で多くの希少種が生育する神奈川県唯一の貴重な湿原であり、
    特別保護地区に指定されています。
                      ・・・・・ と、プレートに書いてありました。 

   忍野八海
    

     

    

    帰りは山中湖方面を回り、山梨県忍野村の湧水群を見に行ってきました。
    富士山の雪解け水が約20年をかけて濾過され、湧水となって8ヶ所の泉を
    作ったものです。

    思ったより狭い範囲の観光スポットですが、何となくばらばらなイメージで
    せっかくの水の美しさが全体的に表現されていない感じがしました。
    もっと総合的な整理開発をしたら良くなるんじゃないでしょうか?
                                 ・・・と思いましたけど。