2021年2月25日千葉市美術館で開催中の「田中一村展」を見てきました。(~2月28日まで)
田中一村(1908~1977)は、千葉から奄美に渡り、独特の亜熱帯の花鳥画を
描いて、没後知られるようになった日本画家です。
千葉市美術館 正門です。
美術館の建物は、市内に残る数少ない戦前の建物(旧川崎銀行千葉支店)を
新しい建物で包み込むように設計されており、さや堂方式という建築のやり方だそうです。
《アダンの海辺》 《黄昏野梅》 入口ロビーの暖簾
奄美大島で描いた大作 千葉の風景画 美術館から歩いて30分
程の千葉寺町に20年間すんでいた。
この展覧会で、私が、一番惹かれた作品は《椿》の絵でした。
「名樹散椿」速水御舟 重文 山種美術館蔵(この絵は出展されていません)
山種美術館所蔵の京都・地蔵院の「椿の襖」に見事ににています。
この椿は、花弁が、一枚一枚散るのが特徴で3月中旬ごろが見頃だそうで、
そのころに見に行きたいと思っているのに、今年もダメです・・・ね。
一村は、「日本のゴーギャン」「昭和の若冲」・・・と言われて、
今人気急上昇中ですが、生前一度も展覧会を開催せず、世間に知られる
ことなく69歳でなくなりました。