花歩る木

山と旅がすきです

口と足で描く絵画展

2010-05-24 12:38:34 | 美術館

 5月22日  「口と足で表現する世界の芸術家たち」展を見てきました。
 小平市の三菱電機ビルテクノサービス教育センターで開かれていました。

            
 
会場の風景                     口で絵を描く実演の様子

 三菱電気ビルテクノサービスからのメッセージです。

手の自由を失った、世界各国の画家が、口や足に筆を取り、
一点一線精魂をこめて描いた作品を展示しています。

私たちがこれらの作品と出会い、この活動を始めて
今年で19年になります。
作品に込められた画家の皆様のひたむきな努力と生命力
豊かな感性で描かれた世界、伝えようとするメッセージを
一人でも多くの方に感じ取っていただきたいとの思いから
社員やその家族を中心としたボランティア運営で
地道に開催を続けてきました。

         
             
 こすもす 南正文さんの日本画 (口で描いた)

               
                お茶 浦田愛子さんの油彩画 (足で描いた)
         
                
                 キリアコ・キリアコウ (口で描いた) キプロス  HPから拝借しました。

 口と足で描く芸術家協会の創設者は、
ポリオのため両手が麻痺した口で描く画家でした。
彼の名前はシュテッグマン。ドイツ人でした。
 日本での第一号会員は後に障害者の母と呼ばれた
無手の口筆画家、大石順教尼だったそうです。

             ごらん頂いた皆様とハンディキャップを持つ方々との
             架け橋の一助となることを心から願っております。
                              三菱電機ビルテクノサービスのあいさつより

 

遊歩道につながっていますので、ウオーキングがてら、
歩いていってみましたら、片道1時間半かかりました。


越前岳(愛鷹連峰) 箱根のツツジ

2010-05-20 13:24:15 | 山歩き

 5月16日 越前岳に登りました。

 愛鷹山稜は富士山の南裾野にそびえる火山群で、

 その最高峰が越前岳(1504m)です。
 東名の裾野ICから富士サファリパークと富士山こどもの国の
 間ぐらいに、十里木高原があります。ここが越前岳登山口で、
 パーキングがあります。

  
 樹木種の豊富な自然林の登山道          越前岳頂上(1504m)

 登り始めた9時ごろは、富士山を振り返りながら、の木段の登りでした。
 20分で展望台に着きましたが、雲が押し寄せてきて、だんだん富士がかくれました。
 「雄大な富士山をすっきりと望めるビューポイント」・・・のはずも
 「陽春にはツツジの花が頭上でピンク色に咲き競う」・・・はずも  ハズレ。
 3度目の越前岳でしたが、雄大な富士の眺めと、アシタカツツジには会えませんでした。
 「ツツジは花芽もほとんどなくて、今年はだめだな」 と地元の人の話。
 2時間の登りがきつく感じました。
 同じ道を下って午後2時にPへもどり、

 アシタカツツジの群生地を訪ねました。

  
          アシタカツツジはまだ2~3分咲きでした
 牧野富太郎博士が命名されたアシタカツツジは、愛鷹山系に
 自生する珍しいツツジです。
 分布は標高800~1500mの間、5月下旬から6月上旬は見事な眺めらしいですが
 今年はこれもはずれました。

 秩父宮記念公園を訪ねました。
 一度訪ねたいと思っていた公園です。入園は4時まで、閉園は4:30ですので、
 ぎりぎり急いで間に合いました。


  
   公園入り口です                     陶芸をされていた三峰窯

 三峰窯とは、富士、箱根、愛鷹の三山にちなんで殿下が命名されたもの。
 両殿下は1300度の熱に耐えるこの窯で抹茶茶碗、花器などの作品をお作りになりました。
 
  
 母屋(記念館)と殿下の銅像              庭に今一番咲いていたシラー

 銅像は登山服姿の秩父宮殿下で、富士山に向けて設置されています。
 彫刻家 朝倉文夫氏が製作したもの。
 殿下は英国留学中にはマッターホルンに登頂されているそうです。

 公園内には枝垂れ桜が4本あり、最も大きなものは樹齢120年だそうです。
 庭師の人に聞いたら、4月9日、10日が今年は満開だったそうです。

                                            御殿場のホテル泊まり

 5月17日 「山のホテル」 のツツジ見物
 8時半に乙女峠を通りました。今日の富士山はすばらしい!!

      
      乙女峠からの富士山
  昨日の仇をとった気分。真っ青な空、山はまだ淡い緑。 ヨシヨシ!!
 
  次は 9時にオープンする、小田急山のホテルを目指しました。(入場料800円)

      

      

      
     
 開花して8日目で、全体の咲き具合は5分だそうですが、見ごたえのある庭園でした。
 30種3000株のツツジが今月一杯次々に咲くそうで、やはり一見の価値があります。
 石楠花庭園では300株の石楠花が次々見ごろを迎えていました。
 手入れの行き届いた庭園には売り場が設けられていて、お土産などの販売もありました。
 箱根は何時来ても何処かで、なにかが迎えてくれる好きなところです。
 


中近東文化センター

2010-05-20 09:59:07 | 映画 演劇

 中近東文化センターの30周年記念行事に行ってきました。

 JR武蔵境、三鷹、京王線調布駅からバスに乗って「西野」で下車。
 5分ほど歩くと国際基督教大学、東京神学大学に隣接して
 中近東文化センターがあります。
 三笠宮さまが発意され、出光興産の支援の下設立されました。
 現在は出光の他に日本学術振興会、三鷹市、武蔵野市、など
 多くの支援をえています。
 長いこと三笠宮さまがセンターの総裁をされていましたが、
 本年より三笠宮寛仁親王が総裁をされています。
   
             
                    中近東文化センターの入り口です
 建築家 岡田新一氏が古代メソポタミアの神殿をイメージして設計した建物。
 現在3月13日~6月20日まで 「海を渡ったペルシャ陶器」 の展示中です。 
 

 4月29日 天満敦子さんの記念コンサートがありました。
 
 天満さんと言えば、「ストラディバリウス」 大きな期待をもって、
 2時開演なのに1時前に会場に入って良い席を確保しました。
 一番前の席は来賓席で、三鷹市長、武蔵野市長などと並んで
 上品で、うつくしい方が座られました。「誰だろう? どこかでお目にかかったかも?」
 司会の紹介で三笠宮家のご長女 近衛やすこさまだと分かりました。
 プリンセスでいらしたお若い頃の面影はそのままに、
 落ち着きと気品に満ちていらっしゃいました。
 ブルーグレイのシンプルなスーツ、パールのイヤリング、小さいブローチのみ。
 「おしゃれは引き算」・・・と教えられましたね。
 演奏中も姿勢が崩れることはなく、拍手の仕方もうつくしい。
 「気品」というものを見せていただきました。

 天満さんの曲目は素人にはありがたく、
 トロイメライ、ロンドンデリーの歌、グリーンスリーブスなど17曲。
 最後の「望郷のバラード」は彼女を代表するもので、生で聞けた幸せを感じました。
 アントニオ・ストラディバリ、弓はウジェーヌ・イザイの遺品を愛用して
 いるそうですが、音色の深さ、情熱的な演奏は ド素人にも心に響きました。

 「天衣無縫、個性味あふれる語り口とステージにおける強烈な自己投入が彼女の魅力」
 と紹介文に書いてありましたが、気さくな話ぶりは
 敷居の高いクラシックを忘れて 近所のおばさんでした。
 買ったCDにサインをしてもらいました。 握手してもらった手はやわらかく、小さかったです。
 「ありがとう、またね!」ですって。
 玄関で帰りの車から手を振って 「またね!!」 でした。

 高木のぶ子の小説「百年の予言」のヒロインは天満さんだそうで
 早速読んでみようと思いました。


 
 
 5月15日 「世界遺産アンコールワットの謎に挑戦」 特別講演会

 上智大学長の石澤良昭先生のお話をうかがいました。
 先生は今まで40数年にわたりアンコール遺跡調査・研究に従事して来られました。
 「アンコールワットとは・・・なんだ!」 「人間のエネルギーはすごい!」
 との大きな感動と衝撃が先生の原点だったそうです。
 今ではカンボジア人による遺跡の修復、発掘、維持を指導して、
 徐々に「人」が育ってきている・・・とのお話でした。
 天満さんのコンサートよりは男性の参加者が多かったです。
 講演時間を大きくオーバーしてもお話を続ける先生の誠実はいつものことですが、
 どうぞお疲れになりませんようにお祈りしております。
 


五月花形歌舞伎

2010-05-19 14:00:29 | 映画 演劇

 5月12日 新橋演舞場の「五月花形歌舞伎」 を見てきました。

 歌舞伎座が閉館して、休みなしで新橋演舞場に場所を移しての
 五月歌舞伎を友達に誘われて、見に行ってきました。

 
               昼の部 11時開演です。

 出し物は [寺子屋」 
 義太夫狂言の三大名作に数えられる「菅原伝授手習鑑」の四段めだそうで、
 上演頻度の高い名場面だそうです。
 四段めという以上、当然1、2、3があり、5もあるようですが、面白くないのか
 あまり取り上げられないらしいです。
 このお芝居の中の台詞 「せまじきものは、宮使えじゃなあ~」 は有名ですよね。
 
 今回フロントでもらった「フリーマガジン」に歌舞伎の衣装で最も手間と技術を要した
 ものは、実は、「寺子屋」の松王丸の衣装で、全て刺繍であらわしていて、
 刺繍の縫い方が独特で、これができる職人はすくないんです。・・・とありました。
 海老蔵さんが着ていた着物ですが、白地でどっしり重そうな衣装に見えましたね。

 今回 目を見張ったのは「中村勘太郎」クン。
 立役から女形まで、堂々として、花があって、声がいい、姿がいい。
 将来の大器、「人間国宝」は間違いなし・・・と私は見ましたよ。
 この間、「徹子の部屋」に出た時の彼は、礼儀正しく、姿勢がよくて
 非の打ち所のないナイスガイでした。
 七之助クンもきれい!でした。
 梨園のなかでも、特別いい子に育ってて これからが大いに楽しみです。

 海老蔵さんもかっこよかった。新婚さんたち張り切ってました。
 
若手の活躍はこれからの将来が明るいですね。

 歌舞伎は 話のつながり、時代背景などをよ~く熟知し、内容を納得した上で
 見ないと、面白みが沸いてきません。いつももったいないな~と思うんですが。。。
 そして、着物を着て見に行きたいものです。

 
 
 


御岳山 奥の院

2010-05-15 10:05:00 | 山歩き

 5月10日 奥多摩の御岳山に行ってきました。

 かつては信仰の山、今はハイキングの山として親しまれている御岳山。
 その 「奥の院」 は御岳平からみると三角にとがった山、
 ハイキングというより、登山の領域になりましょうか。
 
 奥多摩線、御岳駅からバス10分、ケーブルに乗って6分で御岳平(830m)につきます。
  御岳神社は下からお参りをして、長尾平、天狗の腰掛松からいよいよきつい道に入ります。
 木の根道がつづきました。
 「5月10日頃、シロヤシオが咲きますよ。昨年は全く花がなかったから、今年は期待できます」
 ・・・とビジターセンターの人が自信をもって言うから、山友達を誘って5人で来たのに、
 目を皿のようにして探して、やっと2つ3つ。  花は今年もお休み? 結構気まぐれですね。

 急登で奥の院頂上についた。社があって、あまり展望はない。急下降して、鍋割り山(1084m)
 芥場峠をすぎて、高岩山の展望台で昼食にしました。

            
            都心に一番近い 「深山」 です。

 「花の百名山」 の田中澄江さんは、
 「武州御岳は、木曽御岳より、秩父御岳より花が多いとわたしは思う」 とおっしゃいますし、
 「高尾山よりずっと花の多い山だ」 とも仰いますが、、、 比較は難しいんじゃないですか??
 

      
              「東京の奥入瀬」 と言われるロックガーデン

 シロヤシオの感激は味わえませんでしたので、「新緑を愛でる」山歩きにシフトしました。
 苔むした岩と渓流が美しい、水辺の可憐な花がかわいい、緑滴る「我が奥入瀬」 です。
 
      

 山道を5時間歩きました。  みなさん、足慣らしになりましたか??
 


赤城

2010-05-13 19:06:31 | 山歩き

 5月8日 赤城自然園 長七郎山へ行ってきました。

 赤城自然園は1年半閉園していたのが、今年4月から開園するとハガキがきたので、
 友達を誘って出かけました。車だと関越の赤城ICから6Kのところにあります。

 赤城自然園は前に運営していた西友の手を離れ、新たにセゾンが運営を引き受けたそうです。
 駐車場へ入ると八重桜、つつじ、れんぎょうなどが満艦飾、花の極みで迎えてくれました。
 頼んだら、私たち6人のために約1時間園内のガイドをしてもらえました。

         
 
         

 今は シャクナゲ、シラネアオイ、シロヤシオ が満開で、
 園の人は 「連休もよかったが、今日が最高」 と言っていました。

  
             ヤマブキソウ              集まれ~!!
  
     集まった~!! シラネアオイ           見ごろの シラネアオイ

  
     スイセンの原種                     チューリップの原種 
  
         黄花カタクリ                      イチゲの園芸種
 
 ハンカチノキ(1本のみ)が咲き始めていました。
 18年たたないと咲かないそうですね。

  広さは60ヘクタール。この倍の広さがあるそうですが、半分は未公開。
 杉林であった所へ、40年前から子供たちが大人になる頃のことを考えて、
 人工的に山野草(500種) その他の木(150種)を植えたもの。
 春から晩秋にかけて、何らかの花が咲いているので、
 いつ来てもらっても満足いただけると・・・自慢していました。

 その後、赤城山麓、小沼に行き、小沼を一周するかたちで
 長七郎山(1579)に登ってきました。
 静謐に包まれた山の湖でした。
 
        
                    長七郎山にかこまれた 小沼


高尾山 (116)

2010-05-06 14:56:05 | 山歩き
 5月4日 久しぶりに南高尾山へ行ってきました。
 風薫る素晴らしい陽気がつづいて、私もやっと山へ行く時間ができました。
 GWはどこへ行くのもアクセスがむずかしいので、近くの高尾山にしました。
 3日には4万人が登ったと聞きましたが、訪れる人も少ない
 静かな山歩きを楽しめる高尾もあるのです。

 高尾山口から国道20号線を30分ほど歩くと梅ノ木平に行きます。
 その途中、圏央道の工事がどんどん進んでいました。

  

 梅ノ木平を左に関東ふれあいの道に入ります。

  
   ヤマブキソウ ちょっと時期遅れ                  うかい竹亭

 梅ノ木平にはカタクリの群生地があって、4月始めに斜面いっぱいにカタクリが咲きます。
 その約2週間後には同じ斜面がヤマブキソウで黄色に変わります。
 うかい亭の横を通って山に入っていきます。

  
    クサレダマ                      高尾グリーンセンター
  クサレダマ  かわいい花なのにかわいくない名前 と思いきや 「草+レダマ」だそうです。 
  グリーンセンター  誰でも使える、泊まれる そうです。

      
     名前もうるわしい「ハナイカダ」 葉の上に数個固まって花をつけるのは雄花。
      雌花は普通葉の上に1個、まれに2~3個の花をつける。

 尾根までは人にあいませんでしたが、三沢峠へついたらちらほら人がいました。
 南高尾山稜を右に城山湖を望みながら、草戸山の展望台を通りました。
 草戸山は365mなので、又の名を「1年山」といいます。
 チョコチョコ人に会うようになりました。GWですもの。
 この先、登り,おりが何度もつづきますが 今、山つつじがトンネルになって迎えてくれます。

  
       新緑の中 朱色のヤマツツジ     1時すぎでしたが、駅前の雑踏はまだまだ続きそう

 気温が30度になったところもあるそうです。
 南高尾は静かで、花がさいて、鶯が歌ってくれる、初夏のさわやかな山歩きができました。
 
 

北フランス 5

2010-05-05 10:30:09 | 

 4月22日 「フォンテーヌブローとバルビゾン」 の半日観光に参加しました。
   パリを中心とした半径約100kmの一帯をイル・ド・フランス(フランスの島)と呼びます。
  「 My bus」 の企画に乗りました。
 まず、バルビゾンへ。途中の景色は真平らで、濃い色の菜の花畑がつづきました。
 ミレーやルソーなどの 農民を描いたバルビゾン派の素朴な風景が浮かび上がってきました。

  
      ミレーの住い兼アトリエだった家         今は当時のまま記念館になっています
 この緑色の窓がミレーのアトリエでした。「落穂ひろい」「晩鐘」などの名画が描かれた所です。

 森をはさんだ南方にフォンテーヌブローの町があります。
 歴代の王、王妃、皇帝らが住んだ宮殿、家具調度品、装飾品が残されています。
 ナポレオン1世もこよなく愛した城だそうです。(世界遺産)

  
 ナポレオン1世が兵に別れを告げた「別離の中庭」      フランソワ1世のギャラリー

 午後は ギメ美術館
 東南アジア、中国、朝鮮、日本美術を展示してあります。
 
  
   ↑ 美術館には 子供、学生がよくきています。ギメ美術館前でたむろしていた子供たち。

  日本コーナーで、珍しいものを見つけました。     ↑
 マリア・テレジアから送られてマリー・アントワネットが大切にしていた 香箱です。
 小さいものですが、日本の漆塗り、蒔絵がほどこされています。

 

  
  豪華絢爛、世界に名を知られるオペラハウス、オペラ通り            パリのユニクロ

 オペラハウスは 歴史と文化の薫り漂うパリの中心、芸術の殿堂です。
 この日、上演はなし、館内見学もかないませんでした。
 シャガールの天井画 「夢の花束」 は見たかったのに。

 ほんの傍に 「ユニクロ」 がオープンしています。行ってみたら大変な盛況。
 「フランス製は、高くて、あまり質が良くないからでしょうね」・・・とレジのおねいさんの弁。

 夜、Yさんより今後の説明がありました。26日発は確約がとれている。waitinng list に乗せてもらってい
 る23日発を目指して頑張ってみたい。無駄になるかも知れぬが、明日は業界で言う 「go show」 を
 試みたい。荷物をもって全員で空港のカウンターに押しかけ利用できるようになる座席を待つ。
 どうしても乗れない人は、空港近くのホテルに泊まり、最悪26日に帰国する・・・というもの。

 4月23日 植物園へ
  午後3時に荷物をもってバスに乗り込むまで、自由行動。
 左岸に植物園があります。無料で、併設されている動物園は有料でした。
   
  桜が終わってリラの季節になっていました     ピスターチオ ってこんな花なんです
 
 午後3時、荷物をもってバスにのり、空港へ向かいました。
 先行していたYさんが「10席確保できた」とのこと。
  ねばるもんですね~  すこしづつ確保できて時間ぎりぎりで2/3(私達も)が飛行機に乗れ、 
 残った9人は別の飛行機 で翌日かえれたそうです。

 パックツアーは荷物が何より楽、時間を守ってついていけばいいのですが、
 ちょっとeasy すぎませんか? ちょっと怠けすぎになりませんか?・・・との思いがあったのですが、
 今回は海外はツアーが一番と思いました。 Yさんの実力に花丸をさしあげたい!!!

 フランスの旅、毎日晴れました。天気がいいと旅が盛り上がります。
 セーヌを渡る風も日に日に緑を増す季節、パリをゆっくり歩いて楽しみました。
 パリの人は保守的で、外国人に無関心です。
 こちらが訪ねれば答えてくれますが、めったに助け船なんて出してくれません。
  所かまわず恋人同士は愛しあっていますが、地下鉄でみる人々は孤独な顔をしていました。
 [無関心と孤独が芸術の都を生んだ」 ・・・って聞いたけど、そうなんだ~ 
                                      シルヴプレ~  メルシーボク~

                                          おわり

        
 
 
 
 


北フランスの旅 4

2010-05-03 14:40:58 | 

 4月19日 パリ 自由行動
 何時帰れるか? 全く目途が立ちません。その内何とかなるでしょう。
 天が与えてくださった、よい機会ととらえ、なかなかいけない パリを楽しむことにしました。

 「My bus」という日本人向け旅行者の 半日観光「パリの市内めぐり」に参加しました。
 行ったところがほとんどでしたが、何度いってもきれい!
 パリに入った時はようやく木の芽が芽生え始めた春の初めでしたが、
 毎日の好天で、うっすらけぶるようだった木々の緑がどんどん濃くなって行く様を
 パリの街で体感するのは、喜びでした。
 
  サクレクール寺院

  
  サクレクール寺院の裏側              ユトリロの描いた同じ場所(オランジュリー美術館)  
  こんな路地の絵もありましたね          左上の絵の右側の建物です。きれいになって
                            昔の面影がなくなりましたけど。(オランジュリー美術館)

 「モンマルトルなら、自分たちで行ける」と言っていたけど、
 「ここがユトリロの描いた家と構図の場所です」 というのはみつけられないので、
 ガイドさんに感謝。

 郊外では白い桜が道の両側に沢山さいていました。
 パリのあちこちでかなり濃いピンクの八重桜が もくもくの花盛りでした。
 
 何年か前に、大相撲のパリ公演があった時、ある力士に
 「花のパリは如何でしたか?」 と質問がいったら、
 「いや、花は咲いていませんでしたよ」 と答えていました。
 ユーモアたっぷり!?・・・と思いませんか?

 午後は 「オランジュリー美術館」 のみ月曜日に開館しているので行きました。
 前に来たときより 一寸違うな~ とおもったら、2006年に大改装されて、
 モネの 「仕事で疲れきった神経をいやす」 「平穏な瞑想の場」 は
 自然の光をとりもどしていたのです。

  
 モネの睡蓮の連作 この美術館の目玉          春をつげるマロニエの花(西洋栃の木)
  
  
                  今、 パソコンの壁紙に使っています
  4月20日 シテ島の裁判所のなかにある 「コンシェルジュリー」 と 「サント・シャペル」 へ。
  コンシェルジュリーとは、「王室管理府」のことで、もともとフランス王の住い→牢獄→裁判所になり、
  マリー・アントワネットが処刑の前2ヶ月間、最後の日々を送った牢がありました。

 
 王妃の独房が再現されている  黒いベールをかぶった後ろ姿のアントワネット

  無反省な自由な魂の、軽率な少女が、革命政府に捕らえられて、処刑されるときには、
  真の王妃らしいプライドと省察力と勇気をもつ王者に変貌していた。
  マリー・アントワネットの運命は、人間悲劇というような感動がある。

 と、田辺聖子が「ベルサイユのバラ」の後書きに書いています。 が、実際 
 ほんの後ろに2人の兵に番されて座っているアントワネットの姿は人形とはいえ あわれでした。

 サンジェルマンデプレを歩きました。パリで最も知的で、洗練されたエリアだそうです。
 「カフェ・ドウマゴ」でお茶をしました。哲学者、作家、音楽家たちがたむろしたところとか。
 おしゃれな人が多く、ウオッチングしているのが楽しかったです。

 パリの人たちはホントお茶するのが大好き。長々としゃべっています。
 「パリでは(セーヌ川の)右岸でお金を使い、左岸で頭を使う」 と言われているそうです。
 
  
        セーヌ川添いの出店                 サンジェルマンの「カフェ・デュマゴ」


 
 4月21日 オルセー美術館へ
  
 かつて鉄道の駅だったところ。印象派の作品が充実しているので、人気が高いのです。
  9:30開館をねらっていきました。地上階には、ドラクロア、ミレーなどの古典派,バルビゾン派など
 上階にルノアール、セザンヌ、ゴッホなど、教科書に載っているような画家たちの作品を
 ほんとに目の前でかんしょうできるのです。カメラはダメといっていますが、写している人もいました。
 後ろのほうで、改装していましたが、その分が日本へ出張してくるのでしょう。
  今年は「印象派」が日本を賑わすようですから。 
 ここだけで5時間もいて疲れました。 

                                          つづく