花歩る木

山と旅がすきです

ミツバ岳(神奈川県)

2012-03-28 14:28:55 | 山歩き

  3月27日ミツバ岳に登りました。

               最近、注目を浴びているミツバ岳。新宿からバスで丹沢湖の登山口へ。
       頂上付近で出会う、黄金の花 ミツマタの群生と富士山の眺めがすばらしい。
       下山した後は、「中川温泉・ぶなの湯」で汗を流して、帰路へ。
                                       リーダーの案内より

        久しぶりのB会のグループ登山で、皆さん(26名)にお会いできて
        うれしかったです。
        丹沢湖西端の滝壺橋を渡ったフェンス横から山に登る道があり、
        役1時間半急な斜面をじぐざぐジグザグ登りました。
        道は石や砂利がなく、落ち葉の積もった歩きやすい道。植林の杉林を
        過ぎると、明るい広葉樹の裸木林。やがて頂上に着きました。
        富士山に面した広場は陽の光に照らされて温かく、風もなく、
        期待薄だったミツマタも5~6分咲き。空は青空富士山くっきり。
        これ以上のコンディションは ないでしょう。

         


        

        

        

        

                 ミツバ岳のミツマタはもとは植えたものだ・・・と聞きました。
        その後自然に増えていって、群生になったんでしょうか?

       
        この山行で一番喜んだのは誰だと思いますか?    リーダーです。
        何の役にもたたないのがサブリーダーの私でしたが、
        二人はことごとに握手をし、ハグをして“大成功”を喜び合いました。
        神様 お天気ありがとう!!


三の丸尚蔵館

2012-03-26 17:06:53 | 美術館

  3月25日日本橋三越で
        天皇・皇后両陛下喜寿記念の
        「御所のお庭」 写真展を見ました。3/3~3/27まで

          入場無料

        

                天皇・皇后両陛下の喜寿をお祝いする写真集 「御所のお庭」が
        刊行され、その写真展がありました。 両陛下が散歩される小道に咲く
        可憐な花や、軽井沢ゆかりの高原植物が植えられたお庭などを
        春、夏、秋、冬に分けて、主に草花をテーマに紹介されていました。
        詠まれた和歌も掲載されており、私と雰囲気の良く似た 皇室フアンの
        おば様たちが楽しそうに見入っていました。

                  
            プリンセス・ミチコ         アサマキスゲ
        
         左; 昭和40年、日英友好の象徴として英国の女王陛下から
            皇后様に贈られたバラ。深いオレンジの半八重咲き。
         右; 両陛下の出会いの地、軽井沢ゆかりのお花。


   「紅葉山御養蚕所と正倉院裂復元のその後」 展  3/3~4/8まで 無料

        日本橋三越から30分ほど歩いて、皇居・大手門に入り、
        三の丸尚蔵館へ行きました。

        
         皇居・大手門              お庭に咲いていたミツマタ

        
          皇居・三の丸尚蔵館
           
        ご養蚕に関係する品とお写真により、皇后さまのご養蚕の様子、
        ご養蚕所で育てられている「小石丸」からとれる糸を使用して
        復元された正倉院裂の数々が紹介されていました。

        
                  紅葉山ご養蚕所でご給桑をされる皇后さま

         
       
        まこちゃんへのお手紙  「 ~~おととし眞子ちゃんは、このまゆがきの
        仕事を随分長い時間手伝って下さり、ばあばは 眞子ちゃんはたいそう
        働き者だと思いました。~~~また今年も出来ましたらお母様と
        佳子ちゃん とお手伝いにいらしてください。~~」
        ご自分を「ばあば」とおっしゃられて、お孫さんへの心温まるお手紙、
        皇后さまのご家族への人間味あふれる一面を拝見しました。

         
         正倉院裂復元品          日本茜を育てていらっしゃる両陛下
                                             NTVより
         
         土曜、日曜の早朝、「皇室日記」が計3回ありますが、私はかかさず
         見ています。特に、皇后さまの画面はお元気かどうか、とても
         気になります。  私は、日本には 「皇后さまがいらっしゃる」 という、
         誇りを 感じている一人なのです。


高尾山 (140)

2012-03-24 12:08:08 | 山歩き

  3月22日(木)午後  久しぶりに高尾山へ行ってきました。
        
        1月30日に小仏峠を下山中、すべって尻もちをつきました。
        レントゲンで調べたところ、背骨の10番が圧迫骨折しているそうで、
        この2ヶ月、音楽会3回(タダも含めて)見逃し、山はグループ山行を
        4回欠席してしまいました。
       
        金曜日、土曜日と雨の予報が続きますので、
        午後になってからでも足慣らしをしておきたく、1時に家をでました。
        
        時間がないので、ずるをして上りはケーブルカーに乗りました。
        4号路から、深山橋をわたって頂上へつきました。
        若い人にかなりあいましたが、春休みなんでしょうか?

         
        この書き方、間違ってません?    フサザクラはまだこんなものです。

                  
                  高尾山口駅横のお店で買いました。
               黒、赤、オレンジ、紺がありましたよ。350円。

        稲荷山ルートを降りてきました。5時過ぎててお店はほとんど閉店。
        こんな時間に降りてくるなんて、ホントはじめて。
        何とか15,000歩 無事に歩けたから  小学校1、2年生の過程を
        修了できた感じ。 27日のグループ登山に 仲間入りさせてもらえそう。
        ヤレヤレ。
        

 


札幌交響楽団・東京公演

2012-03-24 08:50:11 | 映画 演劇
 3月21日 サントリーホールでの
        札幌交響楽団・東京公演 「ベートーベン」を聴いてきました。
        昨年 創立50年を迎えた札響が、51年目の東京公演は
        オール・ベートーベンで、札響を率いる指揮者・尾高忠明さんの
        “運命のプログラム”、、、、でした。

        昨年秋、尾高さんの指揮で 「ベートーベン・ツィクルス」 
        (交響曲全曲の演奏会) が行われたようで、その中でも 
        最も人気の高い 第7番と 第5番「運命」 が曲目でした。

        
        実は、札響には大切な お知り合いがおります。
        主席トランペット奏者の 福田善亮(ふくだよしあき)さんです。
        親友の息子さんですが、小さいころから優秀でかっこよくて
        友達仲間で「王子さま」と呼んでいたんですよ。
               
               首席トランペット奏者
                  福田善亮さん       

         函館の高校から、東京芸大を卒業して、新日本フィルなどを経て、
        札響にはいりました。
        出身高校の新聞のインタビュー記事をみつけました。
        
        音楽との出会いは?     両親が音楽好きでしたので・・・・。
        トランペットの魅力は?   一般に勇ましいイメージが強いと思いますが、
                          甘い音での演奏も魅力です。古典音楽では
                          基本リズムを刻む楽器でもあったのです。
        札響入団の動機は?    東京の生活は、人混み、梅雨、冬に雪がない
                          というのは馴染めませんでしたから・・・。
        趣味は?            京都の仏さまを見るのが好き。
        フアンのみなさまに一言   トランペットは休んでいる時が多くて、
                          ぼ~っとしていると思われがちですが、
                          心はしっかり音楽をしています。

        よっちゃん、これからも頑張ってね。

       
                                
       
       
        雄大な北海道にふさわしいパワフルな演奏でした。(万雷の拍手)
        アンコール曲はシベリウスの「悲しきワルツ」   東日本大震災を
        忘れてはいけない・・・との選曲だったようです。

        演奏を終えた尾高さん、力尽きた感じで、
        「あとは 寝るだけです」 とおっしゃいました。      
                                        


「東洋陶磁の美」 展

2012-03-20 10:16:40 | 美術館

 3月19日 「悠久の光彩・東洋陶磁の美」展 
        大阪市立東洋陶磁美術館コレクション を六本木・東京ミッドタウンにある
        サントリー美術館へ 見に行ってきました。

         
                東京ミッドタウン ガレリア3階が 美術館です。
        隈研吾さんがデザインした、和の雰囲気の格調高い美術館です。

        大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件、
        重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の
        申し出を受けて大阪市が建設したもので、中国・韓国の
       
 陶磁器を中心に収蔵品4000件あるそうです。

        その中で、国宝2件、重要文化財13件を含め140件のご紹介でした。        

                   元時代 13~14世紀

        
        今回一番見たかったのは、このお茶碗です。
        曜変天目茶碗は、今日世界で現存するのは3点のみです。
        斑紋の美しさはそれぞれ違いますが、寸法や器形が酷似しています。
        焼成中、偶然にできたものであり、陶工の試行錯誤の上で完成を
        みた作品であろうと言われています。
        思ったより斑紋が細かくて、静嘉堂ので驚いたほどではありませんでした。

        後の2点のあるところ。
         静嘉堂文庫美術館  東京二子玉川より。岩崎弥之助、小弥太の設立。
           この美術館のスターは 「曜変天目茶碗」でしょう。
         藤田美術館  大阪造幣局から大川をはさんだ川向こうにある
           こじんまりした美術館で、昨春造幣局のさくらの通り抜けの
           帰りに寄ったけど、残念 「秋に展示される」といわれ、
           お茶碗にはお会いできず。   


         
        
        まことにおこがましいのですが、これは私の「まがい物曜変天目茶碗」です。
        5年前中国シルクロードを旅した時、敦煌で買いました。安物です。
        買ってはみたけど、1~2度使ったかな?あまり気に入らなくてそのまま
        だったのが、今回思い出されて、陽の目を見させてもらえました。
        たまには使ってあげましょう。


        皇后様が3月16日(金)にご覧になられたそうです。
        「地震があっても大丈夫ですか?」との質問があったそうで、
        展示品は免震台に乗っているから・・・との説明に
        「よかった」と 述べられたそうです。

 


松田山の河津桜

2012-03-16 19:18:12 | ウオーキング

  3月16日 小田急線新松田の松田山へ行ってきました。

        早咲きの「河津桜」はだんぜん伊豆の河津が有名です。
        ところが、もっと東京・新宿から近く、同じころに満開になる
        小田急線・新松田駅、(またはJR松田駅)から歩いて20~30分の
        松田山(10合目は標高170m)の桜も大したものです。
     
         

        
        ここの一押しは何と言っても富士の眺望。
        この山から見る富士山は 「関東の富士見百景」に選定されています。

        
        3/16日でようやく7分咲になりました。
        桜祭りは2/11~3/11でしたが、開花の1ヶ月もの遅れは
        14年前から始まって以来。今年は2週間おくらせて3/25日まで開催中。
        近くの曽我の梅林はやっと今が満開だとか。

         
        左;富士を撮るポイントは列に並びます。私のはぶれてだめでした。
        右;箱根の山並みが望めます。左のとんがりは 金時山、
          右の丸いのが 矢倉岳。

        

        
 
        河津の 小峰という人が、大島桜とカンヒ桜を掛け合わせて
        「コミネサクラ」をつくりました。その後「河津サクラ」と改名したそうです。
        松田山の桜は、19年前400本の河津桜から始まり、14年前より
        桜祭りで一般公開するようになったそうです。今年14回目。
                               ボランティアガイドさんの話

         
              子供の館 雛のつるし飾り
         色とりどりのつるし雛が展示されていました。
         この飾りは、ひな人形の代わりに手作りの人形を飾ったのが始まりで、
         松田町でも伝承されていてグループがあるそうです。

         
         桜、菜の花、富士山を充分堪能できた上、お店もたくさん出ていて、
         地場産のみかん8~9個入り200円。菜の花、ホウレンソウ、ノラボー、
         みんな100~200円。キーウイも柚子も 「春めき桜(開花が楽しみ)」も、
         持てるだけ欲張って買いました。収穫大の、今年初めてのお花見でした。
      


日本橋高島屋 見学

2012-03-13 06:46:26 | 美術館

3月12日 日本橋高島屋の見学会に参加してみました。

        東京・日本橋の 高島屋本店は 百貨店初の 重要文化財に
        指定されています。瀟洒で洗練されていて、大好きな雰囲気の
        デパートですが、建物の生まれ育った物語や、コンセプトを
        知りたくて、機会があったので友達と出かけました。

        
        日本橋高島屋(旧日本生命館);高橋貞太郎設計
       
        昭和8年、「東洋趣味を基調とする現代建築」というコンセプトで建造された
        本館は、重厚な西欧の様式に和風建築を盛り込んだ意匠がみられます。
       
        
        高島屋;増築部 (設計:村野藤吾) 南側(さくら通り)から見る。

        戦後以降、幾度かの増改築を経て南面にはガラスブロック壁が登場し、
        新旧のうつくしい調和は昭和建築の名作とうたわれました。

        
        正面ロビーには、季節を飾る花が池坊家元によって生けられて居ます。
        この日は早々と桜(ケイオウサクラ)とシャクナゲが咲き誇っていました。

         
       左;正面口の鉄扉  和洋のデザインモチーフが融合している。
       右;1階正面口の格天井 和風の伝統に洋の花が溶け込んでいる。

       
       中央通りに面したエントランス。大理石の柱、柱頭かざり、
       村野藤吾デザインのシャンデリア、(高島屋が誇る)格天井。

        
       左;木目を思わせる大理石のエレベーターホール。
       右;エレベーター扉  洋画家 東郷青児のデザイン。

        
       大理石貼りの壁  アンモナイトの化石がはっきりと見える。イタリア産。

         
       左;60年前からのアイドル・ローズちゃんと
         この日の説明をしてくださったコンシェルジュ 。
       右;屋上塔屋  昭和25年から4年間、屋上で飼われ、人気者だった
         小象の「高子」をモチーフにした 塔屋。 

           案内をしてもらった後の高島屋は、以前にもまして    
             洗練とあこがれの存在になりました。        

       
       法隆寺展               ~3月20日まで

         特別室でお昼にうなぎを頂いて、
         頂戴した入場券で、法隆寺展を見てきました。
         聖徳太子は「和」の精神を根本とした政治や文化で、
         我が国の基礎 を築いた方でしたね。  


春の訪れ

2012-03-11 19:26:30 | ウオーキング

3月11日  震災から1年の今日 春の兆しがみられました。

   
      2月29日、4年に1日のおまけの日は夜中から雪。
      休みなく一日中 降り続く雪は夕方には7~8センチも積もりました。
      東京でさえこの寒さ、北国の人、とりわけ東北被災地では
      いつまでこの寒さ、厳しさが続くのかと・・・心配になりました。

         

      3月11日 午後、青空も見えてきたので、小金井公園まで歩きました。
      久しぶりの晴れで子供達が芝生すべりやトランポリンをして遊んでいました。
      ちょうど午後2時46分になったので、公園事務所から黙祷の呼びかけの
      放送があるかなと思っていましたが、(都立公園なのに)何もないので
      自分たちだけ黙祷をして、震災で亡くなった人々を追悼しました。
      寺々からの鐘の音もしませんでした。
      
       

      子供たちにも伝えていかなきゃいけないんじゃないですか?
      日本人には忘れてはいけない出来事でしょう?
    
      帰途、中学校の校門に弔旗のついた日章旗が立ててありました。
      日曜日なのに、その配慮がうれしかったです。
      


       

       

      3週間おくれて梅がほころび始めた林です。
      今週は晴れマークが続きます。足踏みしていた春が
      堰を切ったように近づいてくるんでしょうね。きっと。


 映画「フラメンコ・フラメンコ」

2012-03-05 10:18:18 | 映画 演劇

 3月5日 映画 「フラメンコ・フラメンコ」を見てきました。
     
       3月とはいえ 「三寒一温」ぐらいの雨の寒い日。
       東京では 渋谷のbunkamuraだけに上映している映画をみてきました。

       スペインに次いで フラメンコ人口が多い日本に
       まず上陸してくれた映画ですが、熱心なフアン達で200席くらいの
       映画館は満席でした。女性9割。

        


      

      

       この映画は、カウロス・サウラ監督が、現代のフラメンコ界を牽引する
       若いアーティスト達の姿をとらえたドキュメンタリー です。
       
       2012年1月に、80歳を迎えたスペイン映画界の巨匠サウラ監督と
       光の魔術師といわれるヴィットリオ・ストラーロの醸し出す
       フラメンコ映画でした。      

        人の誕生から晩年、そして蘇生までを、多彩なフラメンコのパロ(曲種)
       を用いて描いてあります。が、私には深い意味はくみ取れませんでした。
       フラメンコを習っている人とか、私みたいな物好き以外にはこの映画は
       一般受け しないかもしれません。
               
                                
           
       フラメンコとは、歌(カンテ)、踊り(バイレ)、ギター(フラメンコギター)の
       伴奏が主体となったスペインアンダルシア地方に伝わる民俗芸術。
       情熱的でダイナミックな世界は、日本をはじめ、世界中の人々を
       魅了してきた・・・と思います。

       私がニューヨークに住んでいた1985年にブロードウエイで「カルメン」を見ました。
       (映画じゃないですよ)  アントニオ・ガディスの主演で、舞台監督は、サウラ。
       ガディスの美しい、きたえ抜かれた体、ダイナミックな動きの見事さ。
       魅了されて、ガディスを忘れられませんでした。(残念ながら2004年に他界)
       フラメンコを超えた、珠玉の総合芸術だったと、今も思っています。

       スペインへは2度旅行しましたが、タブラオ で5~6人グループの
       小さい舞台をみても、魂の叫びの様な踊りに感動しました。
       あの激しさは、ゴヤから、ピカソから通じているんでしょうかね?

      
       それからず~っと、フラメンコが好き!!      ・・・ なのですよ。