2019年9月26日 日本橋髙島屋で「美と、美と、美。」という展覧会に行って、
三越の「第66回日本伝統工芸展」を見て、上野の奏楽堂で行われた「芸大生
によるコンサート」を鑑賞してきました。
「美と、美と、美。」資生堂のスタイル展 髙島屋
資生堂は、明治5年に日本初の民間洋風薬局として銀座に創業しました。
明治30年に初の化粧品として発売された「オイデルミン」は「資生堂の赤い水」
として親しまれたとのこと。
「オイデルミン」はギリシャ語の「オイ(良い)」「デルマ(皮膚)」に由来
しているそうです。
その赤い色が資生堂のコーポレートカラーになっているんじゃないかしら…?
時代を代表した女優の華やかな広告。雑誌「花椿」。山名文雄のイラスト↑
現代のテクノロジーを駆使したロボットが「女性の顔」を真っ赤な口紅によって
描き出しています。二人の早大生の協力で制作されていました。
会場は赤の背景、ポイントポイントに椿が飾ってあって品のいい情熱的な雰囲気
でした。
第66回日本伝統工芸展 日本橋三越
国内最大規模の公募展です。
全国から1371点の応募があったそうです。
日本工芸会総裁賞(最高賞)陶芸 「花紋大鉢『椿』」望月集作
芸大生による木曜コンサート 上野・旧東京音楽学校奏楽堂
旧東京音楽学校奏楽堂 入口
奏楽堂ホール 開演前
奏楽堂は、明治23年に建築された歴史的建造物で、日本で最初に建てられた
本格的な西洋式音楽ホールです。かつて山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人に
よる初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある舞台です。
「日本最古の西洋式音楽ホール」を有する建造物として、重要文化財の指定を
うけています。平成30年11月、リニューアルオープンして、「生きた文化財」
として、建物の公開、演奏会などが行われています。
歴史を感ずる、趣のあるホールでした。