花歩る木

山と旅がすきです

京都・紅葉旅 3

2017-11-27 11:05:29 | 

11月23日
      ⇒大原三千院⇒南禅寺・天授庵⇒永観堂⇒哲学の道⇒金戒光明寺⇒京都駅

      三千院    京都市街から約50分、大原に来ました。

      
      作家井上靖さんが「東洋の宝石箱」と表現したお寺です。
      ハイライトは往生極楽院の国宝阿弥陀三尊像。
      
      
       門跡寺院の三千院の入口
      
      
       往生極楽院(重文)を囲むように豊かな自然が広がり、苔がビロードのように輝いています。

      お堂の中で、お坊さんの説明をお聞きしました。阿弥陀三尊像の右と左の菩薩は、どっしり座るのでなく
      少し前かがみで立ち上がろうとしているかに見えます。悩み苦しんでいる私達に、「そのままでいいですよ
      こちらから迎えに行ってあげますよ」と言う、やさしさの姿勢だと説明を受けました。大和(やまと)座り、と
      いうそうです。この旅で一番心にしみた仏様でした。

      南禅寺  天授庵     京都五山の上に列せられる      世界遺産

      山門のすぐそばにある天授院には、洗練された枯山水庭園と自然美を生かした
      回遊式庭園の池に
映る紅葉と、趣の異なる庭園を鑑賞できました。
      
     
      

      五右衛門ゆかりの三門   に上りました。

      
       天授庵がすぐ下に見られました  モミジがどこよりも多い。
      
       境内が一望できた。

      永観堂(禅林寺)   東山随一の紅葉の名所
  
      

      
      臥龍廊を登って市街が見えた
      
       極楽橋から放生池の紅葉
      
      何と言っても「紅葉の永観堂」です。境内の紅葉3000本
      
      平安時代創建の名刹です。1000年以上長きにわたって「紅葉の寺」であり続けているのです。
      阿弥陀堂に、斜め後ろを振り返った姿が珍しい本尊の「みかえり阿弥陀」(重文)にお会いできます。
      (いつの間にか阿弥陀堂が新築されていて、一段高い山手に引っ越されていました)

       今年という年は この景色で思いだすことになりそうです。        96年 秋 

      今年の3日間は最適な紅葉日和に恵まれました。46人の同行の皆さんは、時間厳守で 
      気持ちのいい方ばかり、たのしい旅が出来ました。本当に良かった!!
      


京都・紅葉旅 2

2017-11-26 13:27:41 | 


      11月22日

      ⇒北野天満宮⇒天龍寺⇒竹林⇒大河内山荘庭園⇒光明寺⇒トロッコ列車⇒ホテル
     
      北野天満宮   菅原道真公を「学問の神」としてまつる天神様です。
               秀吉の北野大茶会も、出雲の阿国がはじめて歌舞伎踊りを披露したのも
               舞台はここでした。


      
      
      
      紙屋川にかかる鶯橋   御土居(おどい 京都を囲った土の塀)に沿ってモミジが燃えています。

      天龍寺  京都五山の筆頭の寺  世界遺産

      
      大方丈と曹源池(夢窓国師による庭園) 国の史跡・特別名勝第1号
      
      借景の嵐山も渡月橋も元は天龍寺の境内。桜も楓もみんな植えたものだそうです。

      
            竹林の道  嵐山を象徴する風景      ここを通って 大河内山荘庭園へ行きます。

      大河内山荘庭園   銀幕スターが心血を注いで築いた庭

      
      入場料は、1000円ですが、抹茶・お菓子つき
      
      四阿からは、京都市街、遠く比叡山も望めました。
      
       大乗閣   比叡山、大文字山などが眺められるように設計されている、、、とか。
      
      苔が美しく、手入れが行き届いています。

      時代劇のスターだった大河内伝次郎が30年の歳月をかけて小倉山の南東面に創った別荘。
     広大な園内には嵐山、保津川、比叡山も望める回遊式庭園が広がっています。
    
     やっと、今回はじめて訪れましたが、想像以上に素晴らしいお庭でした。大河内伝次郎さん
     の事、ほとんど知らないのですが、センスと、お金の使い方の見事さに感服しました。

     今年の秋は、このお庭に「イイね!」を10回差し上げたい!!

     トロッコ列車   保津川沿いに25分嵯峨駅までの楽しい船旅

        光明寺    紅葉が美しい参道

           
           
      
      「浄土門 ここにはじまる 照る紅葉」

      一の谷の戦いで平敦盛の首をとった熊谷直実、その慙愧の念と無常観から
      出家し、この地に念仏のための寺を開きました。
                                           市内 ホテル泊


京都・紅葉旅 1

2017-11-25 10:15:18 | 

11月21日~23日京都へ紅葉狩りに行ってきました。

           京都の紅葉の見ごろが、今年は例年より1週間早いと聞いていましたので、
      どんな具合やら…と、気にかけておりました。(昨年は、12月中旬まで
      色づかなかったそうです。) 行ってみて、3日間素晴らしい風景に出会えました。

      東京から“のぞみ”で11:38に京都着。ツアー(46人の大所帯)に参加
      しましたので、すぐにバスに乗車。今日の行先は、
 
      ⇒東福寺⇒しょうざん・北庭園⇒(タクシー)源光庵・・・歩いて常照寺⇒東寺

      11月21日

      東福寺   京都五山の四番目・・と言うより、モミジで有名  境内には2000本のモミジがあります。

      
      
      紅葉の渓谷に架かる通天橋を見上げる。
      昨年来た時には橋の上は両面通行でしたが今年は帰り道だけ通行するので混雑はなかったです
      
      普門院前の庭園(江戸中期の名園)
      
      方丈庭園  八相の庭(北庭)と呼ばれる重森美玲作(昭和14年)
      
      方丈庭園の南庭
    
     六百年前、桜を全部、切りました。 春より秋を選んだお寺です。 97年秋の“そうだ 京都いこう”

      源光庵  紅葉を切り取る二つの窓で知られる(鷹ヶ峯)
      
      
      本堂裏の庭園、北山を借景とした枯山水
      
      本堂には、丸窓(悟りの窓) 角窓(迷いの窓)があり、円形は「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を
      角型は「人間の生涯」を象徴し、「生老病死」の四苦八苦を表しているそうです。

       私は宇宙を、友人は人生を、考えていたのでした。   95年秋の 「そうだ 京都行こう」から

      常照寺    洛北の鷹峰三山の麓にある芸能人、数寄者の参拝者が多い。

      
      島原の名妓、吉野太夫が帰依した寺、入口には大夫が寄進した赤門が建ち、境内に墓がある
      
      東寺  ライトアップ
   
      
      国宝の五重の搭が目印の弘法太師ゆかりの寺

      高さ日本一の五重塔(国宝)が今秋の「そうだ 京都行こう」のポスターになっています。
      5:30 少し雨が当たってきたので、落ち着いて撮影できませんでした。

                                                  京都市内 泊


上野、「皇室の彩り」展

2017-11-20 13:19:39 | 美術館

11月17日上野、東京美術大学美術館へ行ってきました。

     「皇室の彩・奇跡の美術プロジェクト」   を、東京美術大学美術館へ
     見に行ってきました。上野駅を降りた途端、すごい人!平日なのに
     何かイベントがあるのかしら?・・と思いましたが、朝早くから西洋美術館
     も、東京都美術館も博物館も、行列ができていました。

      噴水広場の周りに準備中の「東京数寄フェス」の屋台つくりが行われていました。
      池の中に出現したのは、寛永寺の山門「文殊楼」だそうで、大型インスタレーションが
      展開されるそうです。何時?      

      

      東京芸術大学美術館

      
      10時頃入館したときは、チケット売り場前にに行列がありましたが、帰るころ(12時)
      は前庭いっぱいの螺旋の行列。何という人気演目だ、芸大美術館で初めてでした。

      皇室の秘宝 奇蹟のプロジェクト
      
      
      御飾り棚
      大正13年1月26日、後の昭和天皇のご成婚(皇太子22歳、皇太子妃20歳)
      を祝って、日本の美術の最高峰がお祝い品の製作プロジェクトを立ち上げた。

      
      
      二曲御屏風                              写真は「日曜美術館」より
      
      製作の指揮をとったのは、東京美術学校 正木直彦校長。製作に関わった
     人135人
5年の歳月をかけて昭和3年に完成、献上されたもの。
     今回、初めて皇居からもちだされましたが、100年過ぎてなお力強い
     輝きを放っていました。


      東京博物館の庭園開放

      

      
      

      トーハクでは、春の桜の時期と秋のモミジの時期に、庭園が解放されて散策できます。
      12月3日まで。紅葉は、ちょっと早かったですが、お茶室が5棟あって、茶会、句会
      などに有料で貸し出されます。      

      

      


深大寺~神代植物園

2017-11-12 20:26:53 | ウオーキング

 11月12日(日)好天でしたので深大寺~神代植物公園へ行ってきました。

       最寄りの駅から、バスに乗って15分で深大寺に到着しました。
       元気なころは、家から歩いて行きましたが1時間かかりますし、
       もう、体力はないので、これからはバスにしたほうが正解だな?
       と思いました。

       深大寺の門前は、大変な賑わい。七五三参りの正装した若い
       ファミリーが境内にぎっしりとお参りの列を作っていました。
           
       
       山門 境内最古の建物   

       
       人気の蕎麦やさん   おいしい蕎麦屋を検索したら1番に出てきた「湧水」
       11時前なのに長蛇の列。(オドロイタ~)  待ったかいがあって「今までの中で1番」
       おいしかったです。(天ぷらそば 1400円)

       神代植物園

       
        小春日和の真っ青の空。紅葉も大分進んでいます。

       
       
       
       
        新しく造られた「神代の女神」

       神代公園のバラ、もう時期は過ぎただろうと期待していなかったのですが
      まだまだ見頃でした。雨が多くて季節が遅れたんだとか…。綺麗でした。

       
       正門入口を入って左側に「植物会館」があります。その前の広場で 《神代花車》

      
 11月12日まで色んな菊が展示されていますが、残念ながらもう疲れた姿でした。