1月27日 北高尾を歩いてきました。
JR高尾駅から、小仏行きのバスに乗り 大下で下りる。
バス道を少しもどって、左の小下沢林道へ入る。
中央道の橋脚の下をくぐると、
右手は小仏トンネルの残土を盛った梅林になっている。
3月20日過ぎはすばらしい眺めになる。
少し下ると左手に小下沢の流れが聞こえてくる。
このせせらぎは関場峠まで(約2時間)遡るが、
「高尾の奥入瀬」 と言われて、親しまれている。
春先にはニリンソウ、ハナネコノメ、ユリワサビ、ヒトリシズカ・・・
水辺の花が3月下旬~4月初めに咲き始める。
歩き始めて1時間くらいで、小下沢キャンプ場についた。
小下沢キャンプ場 3月にはフサザクラの紅色の花が目立つところ
左へ登ると影信山、右の杉林を登ると北高尾の尾根に出る。
30分ジグザグの手入れされた杉林を登る。
尾根道を登ったり、下りたりを何度もくりかえして
「杉沢の頭 547m」について、やっと人に会う。
「今日はもしかして貸切かもしれないね」と夫と
話していたので、笑ってしまった。
「富士見台」に到着。
ここでテーブルとベンチがあるので、お昼にする。
3人目のおじさんが加えてほしいというので
一緒に食べながらおしゃべり。
インスタントスープとコーヒーをおすすめした。
この人地元の人で、自転車で山の麓まで来て
好きなコースを回って、自転車で帰るんだとか。
八王子城蹟の様子などをお聞きした。
富士見台から右に下ると裏高尾へでるが
左に下って、八王子城山の方へいくことにした。
モミやカシの多い林を1時間ほど登降を続けて
「詰めの城」という天主跡、これがと思うほど狭い。
この山の木は城のあった当時は見通しがよいように
切られていたそうだから、現在は樹齢400年以下の
木々が茂っていることになる。
八王子神社に着く。この上の段が二の丸跡で大休止には
もってこいの場所だ。南側の谷を越えた向かいが高尾山。
関東平野が一望のもとに望める。
弾薬庫あととされるところに、梅林。椿や桜の大木もあった。
御主殿と滝を見にいった。
御主殿の滝は八王子城落城の際、多くの婦女子が
ここに身を投げて3日3晩川の水が血の色に染まっていたという。
10年ほど前から、圏央道トンネル工事で、
滝の水が枯れ、川には全く水はなかった。
旧甲州街道に「トンネル工事反対!!」の看板が
まだ残っているが、もう引きかえせないのです。
北高尾は人の少ない、静かな山域です。
尾根道は急な登り降りの連続で、足元には充分な
注意が必要です。尾根道には春になっても
かわいいとか、きれいとか言う花はめったにありません。
麓にはやたらに「まむしに注意!」の看板が目につきました。
梢から青空がみえて、冬場が一番適期かも。