花歩る木

山と旅がすきです

高尾山 (114)

2010-01-28 12:09:33 | 山歩き

1月27日 北高尾を歩いてきました。

JR高尾駅から、小仏行きのバスに乗り 大下で下りる。
バス道を少しもどって、左の小下沢林道へ入る。
中央道の橋脚の下をくぐると、
右手は小仏トンネルの残土を盛った梅林になっている。
3月20日過ぎはすばらしい眺めになる。
少し下ると左手に小下沢の流れが聞こえてくる。



このせせらぎは関場峠まで(約2時間)遡るが、
「高尾の奥入瀬」 と言われて、親しまれている。
春先にはニリンソウ、ハナネコノメ、ユリワサビ、ヒトリシズカ・・・
水辺の花が3月下旬~4月初めに咲き始める。

歩き始めて1時間くらいで、小下沢キャンプ場についた。



小下沢キャンプ場 3月にはフサザクラの紅色の花が目立つところ

左へ登ると影信山、右の杉林を登ると北高尾の尾根に出る。
30分ジグザグの手入れされた杉林を登る。
尾根道を登ったり、下りたりを何度もくりかえして
「杉沢の頭 547m」について、やっと人に会う。
「今日はもしかして貸切かもしれないね」と夫と
話していたので、笑ってしまった。

「富士見台」に到着。
ここでテーブルとベンチがあるので、お昼にする。
3人目のおじさんが加えてほしいというので
一緒に食べながらおしゃべり。
インスタントスープとコーヒーをおすすめした。
この人地元の人で、自転車で山の麓まで来て
好きなコースを回って、自転車で帰るんだとか。
八王子城蹟の様子などをお聞きした。

富士見台から右に下ると裏高尾へでるが
左に下って、八王子城山の方へいくことにした。
モミやカシの多い林を1時間ほど登降を続けて
「詰めの城」という天主跡、これがと思うほど狭い。
この山の木は城のあった当時は見通しがよいように
切られていたそうだから、現在は樹齢400年以下の
木々が茂っていることになる。

八王子神社に着く。この上の段が二の丸跡で大休止には
もってこいの場所だ。南側の谷を越えた向かいが高尾山。
関東平野が一望のもとに望める。



弾薬庫あととされるところに、梅林。椿や桜の大木もあった。

 

御主殿と滝を見にいった。
御主殿の滝は八王子城落城の際、多くの婦女子が
ここに身を投げて3日3晩川の水が血の色に染まっていたという。

10年ほど前から、圏央道トンネル工事で、
滝の水が枯れ、川には全く水はなかった。
旧甲州街道に「トンネル工事反対!!」の看板が
まだ残っているが、もう引きかえせないのです。

 北高尾は人の少ない、静かな山域です。
尾根道は急な登り降りの連続で、足元には充分な
注意が必要です。尾根道には春になっても
かわいいとか、きれいとか言う花はめったにありません。
麓にはやたらに「まむしに注意!」の看板が目につきました。
梢から青空がみえて、冬場が一番適期かも。


新年山行

2010-01-26 15:50:29 | 山歩き

1月20日 神峰山茨城県、日立市)へ
グループの新年山行に行ってきました。

大寒とはいえ、4月初めころの暖かさ、風もなく穏やかで、
高齢化したグループ(31人)の山歩きには、
有難い、うってつけのコンディションでした。



準備体操がすんで出発します!

新宿から2時間半で順調に日立の登山口ちかくに到着。
枯葉を踏んでの心地いい登山道を歩き始めました。



陽だまりの尾根道を歩く

神峰山(598m)までは約1時間、そして又登ったり、降りたりして
12時に羽黒山(491m)につき、やっと昼食になりました。
朝が早かったのでみんなお腹がペコペコだと。



羽黒山頂でのランチタイム

展望台が2ヶ所あったり、滝があったり、きれいな市民公園
もあったりして無事に下山、3時にバスに乗って新年会場へ。


日立は鮟鱇がおいしい所だそうで、
新年会は鮟鱇鍋でした。

帰りはバスで寝るだけ・・・とかいって
よく食べ、よく飲む、元気なシニア達でした。
今年も仲良く山歩きができそうなスタートになりました。


新春ハイキング

2010-01-24 17:00:12 | 山歩き

1月16日  東村山の八国山へハイキングに行ってきました。

山仲間10人が集まって、東村山在住のAさんの案内で、
狭山丘陵の一部、八国山緑地を歩きました。
先ず、東村山駅西口から歩いて約10分のところに
「大善院」というお寺があります。Aさんとは地元のよしみで
本堂に上げてもらって、お茶、お菓子のお接待を受けました。
水溜りに氷がはっている寒い朝。
あつ~い、あま~い甘茶が何よりのおもてなしでした。
境内の築山には富士山の火山岩に
不動明王を中心に36童子がそびえていました。


大善院


 不動明王・36童子像

10分ほど歩いて、正福寺へ行きました。


千体地蔵堂です。東京都内唯一の国宝建造物です。
臨済宗建長寺派の寺で、鎌倉円覚寺舎利殿とともに
禅宗様建築の代表とされるそうです。
そり上がった屋根が美しいですね。

10分ほど歩くと北山公園に出ます。
6月中旬の花ショウブはみごとです。
3月は菜の花、6月下旬大賀の蓮、8月キバナコスモス、
9月彼岸花・・・と季節毎に花が咲き乱れます。

菖蒲まつりのころ、北山公園と正福寺を見物してはいかがですか?

八国山は、北山公園の直ぐそば、冬の雑木林に木漏れ日がさして、
歩いているとだんだん体があたたかくなってきました。
ほとんどアップダウンのない、のどかな里山の歩きでした。



荒幡富士に来ました。頂上からは本物の富士山が見えて
新年にふさわしい感慨がわきました。
又、山道を歩いて30分、多摩湖貯水池に出ました。



お昼はうどんやさんでした。
東村山は手打ちうどんやさんの多いところで、
案内してもらった「石庭 こまち」というところ、
大変おいしかったですよ。

わりと近いところで、誰でも歩ける、林のきれいな八国山。
四季 楽しめるいいコースが都内にあるんですよ~。


早乙女太一

2010-01-23 13:46:43 | 映画 演劇

1月14日 早乙女太一の新春公演に誘われました。

是非見たいわけではなかったけれど、劇場が銀座だというし、
きれいな若者を見るのも「目の正月」になるかな?
・・・と私も頑張って着物を着ていってきました。



観客のほとんどが オバサン。他の劇場とは客層がちょっと違う。
「大衆演劇」・・・ってこんな雰囲気なんですか。

入った正面にかり谷崎省吾のらんの花飾り。
いまや「カーリー」って呼ぶんですってね。



前半は洋物。太一くんは男の格好でダンスをした。圧巻はタップ。
これだけでも大したものだと うなってしまった。
後半はお待ちかね 艶やかな着物姿。
「ホントにあなた 男?」 ・・・って聞いてみたくなりました。
あでやかさ、つややかさ、「百年に1度」の天才だとうたっているけど
まだ18歳ですよ。



2時間半の公演が終わって ↑上の打ちかけの前で
客に別れの挨拶をしてくれたが、
かわいそうになるほど、きれいでした。
世の中には飛びぬけた18歳がいるもんですね。


南ベトナム 

2010-01-22 20:46:31 | 
1月7日 ホーチミンに到着
1月8日 バスで3時間のメコンデルタ、ミトという船着場からクルーズに出かけた。



メコンデルタの中の島につける。島の中の養蜂所、果物園などを見学。
養蜂所では蜂蜜の巣箱の中の1枚を両手でもって写真を撮ったり、
ニシキヘビを首に巻いてポーズをとったりした。私はゴメン。
2人の小、中生が一番喜んでいた。彼らにとって
多分この旅の思い出ナンバーワンだったろうと思う。



朝、昼、晩 果物はたっぷり食べた。
さほど苦労しなくても、ほどほどの味の果物が1年中収穫できるようだ。


+++++++++++

クリークを船頭さんが2人、お客が2人の小さいボートに乗って、
マングローブの間を行く。ベトナムらしい風景。
メコン川も支流もにごった茶色の水。
そういえば、この旅で透明なきれいな川を見なかったな~~


+++++++++++

ガイドさんによれば、アメリカ軍がベトコンを撃滅しようと 「枯葉剤」 を
撒いたため その薬害は親から子へ3代続くようである。・・・と。
べとちゃん、ドクちゃんは日本では有名だが、ベトナムでは
「あれはたいしたほうではなくて、もっと悲惨な人が沢山いる」  のだとか。


    暑かったワ・・・


5時間ほどのバスの往復で3回も交通事故をみました。
バイクとバイク、バイクと車・・・
私たちのバスがあわやバイクと接触しそうになって、
4回目!! と思ったけど無事避けられました。
死亡事故になっても せいぜい20万円が相場だとか。
人の命の値段がそんなに安くていいんでしょうか?
発展途上国の悩みを垣間見た気がしました。


                            4時間40分で成田着  


カンボジア 2

2010-01-21 20:32:52 | 
1月6日 午後 いよいよアンコール・ワットに行く



西参道から入り ナーガ(へび) で造られた欄干の続く道を行く。



アンコール・ワットの絶景ポイント

アンコール・ワットのアンコールは都市、ワットは寺院の意。
大きさは南北1.3キロ、東西1.5キロで
世界一大きな寺院と言われる。
12世紀後半、ヒンドゥー教の寺院として30年余りの歳月をかけ建立された。

夕方
 
お坊さんも夕日を鑑賞。            夕日を待つ人々

プノンバケンの丘(20分の登り) から夕日を見る。
丘の上に寺院があって、四方を眺められる。
アンコールワットがはるかに眺められたが、
アンコールトムは森にかくれて見えなかった。
5時40分、すばらしい日没を拝めた。    


1月7日 日の出を拝むために5時半にホテルを出発してアンコールワットへ。



アンコールワットが蓮の池に逆さに写る地点で 日の出を待った。
6時40分頃の日の出は 今一だった。

春分の日と秋分の日には 塔の真ん中から朝日が昇る。
1000年前のクメール人の強烈な信仰と
想像力、英知に圧倒されてしまう。
ともかく遺跡も けたちがいに規模が大きい。
「今のカンボジア人は負けています。不甲斐ないですけど。」
とガイドさんがいってたけど・・・
完全に負けています!!



バンテアイスレイの魅惑の女性 「東洋のモナリザ」
(河童みたいなコピーの仏像の後ろ。)
天女の像は16あるが、その中の一つを
昔 フランスのアンドレ・マルローが盗もうとした 
「東洋のモナリザ」 と言われるものである。
ロープに囲われていて近ずけなかった。

カンボジアの人は日本人に親しく接してくれる。
唇が厚く、鼻が低めで据わっている、目はくりっとしていて
横顔はジャヤバルマン7世の像にそっくりの顔立ち。
ホテルは立派で清潔、食事はおいしかった。   

                                      

                                        つづく


カンボジア 1

2010-01-14 18:47:44 | 

1月5日 ハノイから飛行機で2時間。

午後7時にカンボジアのシェムリアップ空港に着いた。
小さな空港だ。もあ~~っと蒸し暑い。日中は33℃だったとか。
30名を2台のマイクロバスに分けて2グループの行動になった。
我々のガイドは「ソーさん」 もう1人のガイドの名前は「センヒャク」姓は「エン」 
「センヒャクエンと申します。ちょっと安すぎますよね」と自己紹介があったそうだ。
中国料理の夕食、その後ホテルへ。立派な5つ星。ここに2連泊することになった。
9チャンネルで日本のNHKのテレビも見られる。


 1月6日 カンボジアは朝からまぶしい青空。
バスに乗ると、ミネラルウオーター1日2本とホルダーが配られた。
「しっかり水分をとってください」 暑さ対策が何より必要だと。
シェムリアップから40分ほどで、アンコール地域に入った。
まず、「遺跡パス発行所」で、パスを作ってもらう。
写真を撮られ、手際よく「3日間有効、40ドル」のパスが出来上がる。
アンコールワット滞在中は身分証明書のようにパスストラップに入れて
持参しなければいけない。見学の前、途中に何回かチェックされる。
これを見せればトイレ(立派)使用も無料。

アンコール・トム

アンコールは「都市」を、トムは「大きい」を意味する。
アンコール・トムの大きさは3キロ×3キロある。

南大門へ



象に乗って通ってもいい、テュクテュクもOK、歩くのが1番いいかも。



バイヨン寺院で喜怒哀楽を表している4面の石仏の中で
日本人に一番ウケテルのがこの像で 「京唄子」 だというのだ。
 平成生まれには解らないダロ。
バプーオン、象のテラス、ライ王のテラス、ピミヤナカス、タプロムと回った。

 
タ・ブロームの自然の脅威

ガジュマルの木が回廊を押しつぶしている。
巨大なガジュマルが、スカートのように広げた根を
塀の上にかぶせ、大蛇のような根を地に這わせて、建造物を
くつがえして行く。密林の中の破壊されたままの僧院。

アンコール遺跡の規模の大きさにはおどろかされる。
これらの石材は40キロ離れた所から運ばれたそうで、
1日1万人の労働者が1日も休まず30年かかったといわれる。
1000年まえの人口は約21万人で、世界で4番目だったとか。
(スペインのコルドバが1位で45万人、 京都5位で16万人 )



                            ホテルに帰って昼休み




北ベトナム

2010-01-12 19:08:29 | 

1月3日から9日まで ベトナム、カンボジアに行ってきました。

1月3日 ベトナム航空でハノイへ。6時間の空のたびでした。
2時間の時差で15:10に到着。空がスモッグのようにくもっていて、
思ったより寒い。日本で着ていた薄手ダウンが役にたつ。
ホテルまでのバスの車窓からうらぶれた風景を見ながら
「今回はちょっと失敗したかな?」 と不安がよぎりました。
旅の一行は30人。正月休みを利用した子供、学生さんも混じっていました。

ホーチミン廟、シクロ乗車体験、ベトナム料理店、水上人形劇を鑑賞してホテルへ。

1月4日 ハノイの朝の喧騒に驚かされました。

 
朝の通勤風景です。
電車、地下鉄がなくて、オートバイがあふれています。
ホンダが一番多く、ベトナムで組み立てているそうですが、
10万→70万円するそうです。韓国製は安いのもあるらしいけど。
2人乗りは普通。3人、4人乗りも平気。
信じられないけど1日約40人の交通事故死があるとか。
                               
 ハノイからバスで3時間でハロン湾につきました。
ハロン湾は「海の桂林」とも「ベトナムの松島」ともいわれていて、
石灰岩の小島が点々とあり、世界遺産に指定されています。




 
シャコ1匹4ドル           果物や雑貨を売る小船のおばさん

ハロン湾クルーズの船に乗り、シーフードの昼食をいただく。
やがて水上生活者のにいって、生簀を持っている魚屋から
えびやシャコを買って船で料理してもらう。

一つの島に上陸してほんの最近見つかったという鍾乳洞の中を歩きました。

 
多彩な色でライトアップされていて、「滝」とか「巨大なオッパイ」
とか 適当な名前がついています。

ベトナムもカンボジアも観光では、米ドルが一番使われています。
ホーチーミンの郵便局で切手を買いたかったのですが、
ドンでなければ買えなかった以外は 全部ドルでOKでした。
円も取ってくれますが、1ドル=100円です。

                                                             つづく